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あんじょうなるこが好きです

ブログのタイトルにあまり意味はないですw
カラオケとかアニメとかゲームの話題が主です。

走馬灯株式会社のパクリ問題について

2012-07-07 15:42:07 | 映画
今「走馬灯株式会社」のパクリっていうのがニュースになってますけど、これ「パクリじゃないの?」とクレームをつけてる「走馬燈屋の退屈」について調べました。

詳細は省略しますが、第三者の見る限り、「走馬灯」というものを扱う以上、この程度似てしまうのはむしろ当たり前だというレベル。

というか「パクリにしては似てない」というのが正直なところで、よくこれを「パクリじゃないか?」と問い合わせたよな…と言う印象。

アサヒ芸能誌に載っていた「走馬燈屋の退屈」の監督のコメントは

『作者は映画作品を知らず、アイデアの同一性は認めるものの、表現上の本質的な特徴を直接感得するものではなく、著作権侵害には当たらないという回答でした。
また、映像化する際には必ず事前協議をしてほしいと申し入れていましたが、結局スルーでした。
争うつもりもなく『屋』が上場して『株式会社』になったのは苦笑するしかありません。
しかし、もしも盗作であったならば、アイデアで勝負するクリエーターとしては残念です』
とあります。

ここに「もしも」とは書いてますが、正直第三者から見ると、もしこれが盗作なら、例えば世の中で「妹」とついた小説やアニメ、漫画の大半は何かの盗作だと訴えられるレベルで
(「妹」を「痴漢」でも「夜行列車」でも「宇宙戦争」でも置き換えて大丈夫)
さすがにこれを盗作だと捕らえるのは無理筋な話だなぁ、というのが正直な感想です。

まぁ作った当人がそれを「盗作か?」と思ってしまうのはわからなくもないですが、そこで客観的にみたときにそれが自意識過剰じゃないか?と自問してみるのは、とくに「自意識過剰」傾向にあるアーティスト、クリエイター系の人には大事な視点じゃないでしょうか。


ウエストワールド

2012-03-04 16:39:05 | 映画

 「荒野の七人」ユル・ブリンナーが見た目そのまんまの黒尽くめガンマン役ってのがおもしろくて当時観て「傑作」って思ってた映画です。

で、最近ひさしぶりに「荒野の七人」を観て超面白かったので、思い出してこの映画を観たんですけど…
「つまらん!」てか「たるい!!」

マイクルクライトン脚本監督のジェラシックパーク+ターミネーターみたいな話で、もちろんこちらの方が元祖。
そのアイディアは賞賛されるべきだし、ユル・ブリンナーはすばらしい。
でもね、さすがに古いんですよね。


ちなみにあらすじは…

 大砂漠の中に造られた広大なレジャーランド「デロス」が舞台。
 そこでは、1日1,000ドルを支払うと、3つの世界に分かれて、レジャーを楽しむことができる。
 ひとつ目は、アメリカの西部開拓史の世界、二番目は、13世紀ヨーロッパ中世の世界、三番目が帝政ローマの世界。その世界独特の冒険やスリルを楽しむことができるというもの。

 レジャーランドの動くものは人間含めて。、客以外は総てロボット。
 絶対に人間に危害を加えない想定になっている。(当たり前)

 レジャーランドの「デロス」行きのジェット・ホバークラフトは満員だった。シカゴの弁護士ピーター・マーティン(リチャード・ベンジャミン)とその友人ジョン・ブレイン(ジェームズ・ブロリン)もその中の一組だった。

 2人は「西部の世界」(ウエストワールド)を選び、ガンベルトをつけ、駅馬車で西部の町に乗り込んだ。サロンでは黒ずくめのガンマン(ユル・ブリンナー)に喧嘩を売られたが、簡単に射殺した。
 実は、ここでは地上に動くものは、すべて精巧なロボットで、客には絶対に危害を加えないようにできていた。

 たとえば拳銃の弾丸も、体温に感応すれば飛び出さない。従って、マーティンの拳銃は相手のロボットガンマンを殺すことはできるが、ガンマンの拳銃は発射されない。客同志が撃ち合っても相手を傷つけることはできなかった。皆が寝静まっている間にも、地下のコントロール・センターでは技術者たちがロボットの部品取り替えや機能調整に追われているのは、まぁこういうテーマパークの裏方として当然の話。伏線なんですけどね。

 その地下の一角の会議室では、ロボットの機能不調が最近異常に増える傾向が話し合われていた。
 その夜明け、ブレインがヒゲをそり、マーティンが湯船につかっている時、黒ずくめのガンマンが突如出現した。マーティンが1弾を浴びせると、胸を撃ち抜かれたガンマンは息絶えた。
 この事件で、 マーティンはシェリフに逮捕されたが、ブレインに救出された。
 さらに2人は、生き返ったガンマンに再び挑戦され、立ち向かったブレインが逆に射殺されてしまう。恐怖にかられたマーティンは無我夢中で逃げ出すが、ガンマンは大股に後を追ってくる。

 コントロール・センターは慌てて機能停止を命じるが、電気回路が狂い地上の3つの世界では暴力と死の混乱が激化するばかりであった・・・。
 
 精も根も尽き果てたマーティンが、がっくりと階段に腰を落としたとき、アナウンサーの声が聴こえてくる。

 「あなたのために素晴らしい休暇のプランを用意します!」
 
 』
 一番好きなのは「女性を助けたと思って水をあげたら実はロボットでショートして壊れてしまうシーン」このあたりいかにもこの時代のSFっぽい。
ライブチャットとか今はあるけどねぇ。ライブチャットてかチャットね。チャットレディ的な(このセンテンスはチャット的にスルーでお願いww)お願いライブチャット。

 いかにも70年代っぽい一発アイディアと気だるい緊張感のSF映画なわけですが、やっぱ今観ると古いです。古いテレビSF映画だと思うとまさにそんな感じの超B級。

 「今観ても文句なく傑作」と絶賛されてる映画以外はあんまり見返さない方がいいのかも。