うむ。
どうにも進まない。
これでは亀の行進のようなペースだ。
テーマを絞る。
どう絞る?
「どこをどういう文脈でだから絞る」その戦略が知性だ。
そこが自分の一本芯だし、将来ずっとゆるがない軸になるはずだ。
だから軸をどこにするか、建築をどう切るか、は慎重に慎重をかさねる決断のはず、というのが自分の心理。
しかし時間は過ぎる。時間が過ぎる意識も同時にあるから、自分の優柔不断を呪う、焦る気持ちもまた常に感情の片隅に同居している。それがまた集中力を鈍らせている。
概して自分は失敗を恐れすぎる。
教授Iの存在。違う研究室なのにとんでもなく彼のような自意識思考をトレースしている。しかも彼の遠くを見据えるしたたかさ、強さからではなく、弱さから。だから決められないのだろうか。
とにかく今の作業は無駄ではない。
横断的に対象を取り上げるなら、その思潮の時期の建築動向をまとめ、なぜこの流れの建築を取り上げるのかを示すのだ。
シートをさっとつくること。
作業自体を疑問視しない。
あとやること
・旅行 対象作品の場所調べ、その他注目作品 宿、移動関連ー
・作品分析開始
・研究目次案
・スケジュール構築