Masalog ~in Iceland

Masayuki Takahashi

Kid's volley

2008-02-27 10:02:59 | トロッタ-
これもネスカプスタの海です。セッターのサイシが(ネスカプスタはアイスランドで最も東の町なので)「ノルウェーが見える!」と言ったので僕はカメラを構えたのですが、この通りノルウェーは遠くて全然見えません。見事に騙されました(笑)


今日はコーチのミチャのお手伝いに行きました。

内容は小学生のバレーボール教室で、体験させて良かったら今週末に行われる小学生のバレー大会に参加させる事が目的です。更にバレーを続けたいのであればトロッターに入ってもらうという流れです。

以前に書きましたトロッターのジュニアサッカーからバレーボールへ移るという計画は先週末に行われ、沢山の子供達が参加し、楽しんでいったようです。90人以上参加したそうです。

今週は普通の小学生が対象です。

まずアイスランドの小学校の中に入っていったのは初めてで、その建物の造りには驚かされました。またお昼には、給食を戴きながら子供達と会話をしました。

アイスランドは6~15歳まで小学生で、中学校はないそうです。

今日は4レッスンあり、皆とても元気で、よくコーチの話を聞いてくれる子ばかりでしたので指導しやすかったです。

特に印象に残った子供は、最後のレッスンのサッカーがとても大好きな少年です。
彼はレッスン前に「I like soccer!!」と言っていて服も勿論サッカーのユニフォームを着ていました。

その子はたまたま僕のコートでバレーをすることになったのです!

僕はトロッターで同じ年(10~12歳)の子供達を指導しているので、何とかアイスランド語の単語だけで指示を出す事が出来ました。時間まで一応上手く指導出来ましたが、子供達は楽しめているか不安でした。
また僕はそのサッカー少年がとても心配だったのですが、その子はレッスン後にミチャのところへ行き、

「土曜日の試合に出たいんだけど、どうすればいいの??」
と聞いてきてくれました。

またミチャが、「今日のレッスン楽しかった?」と聞くと、

「うん。」
と言ってくれました。


本当に嬉しかったです。


トロッターはサッカーが約600人で、ハンドボールとバレーボールがほとんどいないという問題を抱えているので、ぜひ他のスポーツにも興味を持ってもらえたらなと思います。


カスタ  (アイスランド語で 投げる)
クリッパー(キャッチする) 
スキッフタ(ローテーションする)

勝たなければいけない試合

2008-02-26 10:37:34 | トロッタ-
ネスカプスタから空港へ向かう間の景色です。本当に綺麗ですね。


金曜日にステャルトナンとリーグ戦では最後となる試合があります。
この試合は必ず勝たなければなりません。なぜならまだ奇跡が起きれば優勝がありますし、負ければ3位になる可能性も出てきます。

上位3チームはまだわかりません!

今日の私達の練習ではかなり指示の声が出てくるようになりました。大きな進歩です。それでもステャルトナンに勝つ事は難しいと思います。

また今日は「問題があったときはMASAにボールを集めよう」というコーチのミチャからの指示がありました。

KA(カワ)戦のときは確かにサイシのトスワークはクイックが多いので僕の打数はいつもより少なかったのですが、レセプションやカバー、強力なサーブとバックアタックを打たなければならない等色々あったのでかなりキツかったです。

更に今回はもっとトスが集まるとなると1本目と3本目はほぼ僕が処理しなくてはなりません。やはりレセプション後のバックアタックが本当に難しいです。

ただ皆は懸命に速いトスを打つことに挑戦していますし、僕もレセプションを任されて思い切りプレー出来ていますし、良いチームでプレー出来て幸せに思います。
ですので必ずこのメンバーで優勝したいと思います。


僕はというと技術では日本人なので絶対に負ける事はありませんが、スピードや高さでもっと差をつけなくてはなりません。サイシのトスだと決定率が下がるというようでは、助っ人としての役割が果たせていないと思います。

とにかく次は勝たなければいけない試合です。勝ちます!

イエ カスタ ボフタム。(アイスランド語で 私はボールを投げますという意味)

コーチのとき使う言葉です。

今日は写真だけ

2008-02-23 07:46:32 | Iceland
これもアークレイリで奥に見える山が見えますでしょうか??本当に綺麗です!!
アイスランドの山はどれも日本のように高くないのでふもとがこのように平らだったりします。

周りの建物はドーリの通っていた学校です。

先週までずっと旅行でしたので今週はゆっくり休みながら語学の勉強をします。

ショウンストゥ アウモルクン (アイスランド語でSee you  tomorrow)

英語もアイスランド語も頑張ってます

2008-02-22 06:56:42 | Abroad
アークレイリの空港で。左からアリー、アーロン、ファナです。

やっぱり皆ともっと話がしたいので勉強頑張ってます。

よく話をする人とは会話になりますが、初めて会った人だとなかなか聞き取れなかったりして悔しくなります。

ですのでもっと勉強します!

ゴウザン ダイエン (アイスランド語で おはようございます)

先週の負けたメンバーで

2008-02-20 11:25:17 | トロッタ-
次のステャルトナン戦に臨む予定です。アークレイリの宿泊先の玄関での1枚です。

グイはとりあえず来週まで腕の様子をみる予定で、ラルフもカップには間に合うように戻って来る事が実現しそうです。

今日の練習ではサイド全員が高速トスを打つ練習をして強化しています。これが試合で出せれば試合が分からなくなってくると思います。ただ今回初めてトライしている人達は、トスが速くなっているだけにスパイクが弱くなっているのでそこも心配です。

とにかく皆で強くなれるよう皆いつもより声を出してやっています。


今日もサイシのオフィスのレストランでランチを摂りました。
そこでサイシの知り合いの女性の方が僕に話しかけてくれて、
「うちの16歳の娘があなたのファンなの!アイスランドであなたが1番よ!」
と言っていただきました。

最近は苦しい事が続いていたので、その言葉でとても救われました。
観戦してくれる方々によく感謝しながら戦いたいと思います。

優勝が消えた2連敗

2008-02-17 11:34:19 | トロッタ-
この2週間お世話になった飛行機です。今回は悪天候でジェットコースターのようにかなり揺れました。


再びアークレイリであったKA(カワ)との2連戦でしたが、両試合とも0-3で負けてしまいました。僕にとって0-3は2年ぶりの事なので結果を受け止めることが出来ませんでした。

カワには沢山の良いスパイカーがいますが、今回はオポジットにいるポーランドの選手にひたすらトスを集めました。私達のレフトサイドのブロックは弱く、全てのスパイクが私達のサイドに帰ってきました。

更に彼のジャンプサーブは強力で1試合5得点を奪われました。
彼のスパイクとサーブは今回の僕より強力なものでした。彼はポーランドのナショナルチームに選考されたことが幾度かあるそうなのですが、幾つかの問題があり入らなかったそうです。本当に良い選手です。

僕のサーブも毎試合3得点は決まりますが、ボールが帰って来たときにチャンスボールがセッターに帰らずに意味の無い失点をするのでサーブが続きません。
サイシのトスも高いブロックの前では、スピードが遅くて全てブロックにかかってしまいます。

グイとラルフが居ないこのチームにはあまりにも負担が大き過ぎました。

自力優勝が完全に無くなってしまいましたが、その事には沢山の原因があります。

・僕自身が皆と上手く会話を出来なかった事
・怪我人が続出しているのにも関わらず、皆に何も言えなかった事
・勝てば全てが良かったと勘違いしている事
・今までの課題は何も解決されていなかった事
・僕自身が自分自身の力で勝とうとしていて他の選手の成長を妨げていた事

他にも沢山あります。

リーグの前半戦は私達が連勝し上手く事を運べましたが、後半戦になると多くのチームがひたすら私達の弱点をつき、同じ過ちをしませんでした。
また僕の速い攻撃をどんどん盗まれてしまい、手がつけられなくなってしまいました。

これまで懸命に頑張ってきた技術が簡単に盗まれてしまい、差がつけられなくなってしまいます。更に頑張って来たウエイトトレーニングもなかなか成果が結びつきません。

とにかく悔しいですが、結果が出せなければ今までの努力は全く意味がありません。今までのやり方では絶対勝てませんし、皆の成長も必要です。更に僕の更なる成長も勿論必要です。

こちらでは日本のような厳しい練習を行う事が出来ません。
それぞれの国の考え方が違います。その中でどうすれば良い練習が出来るか考えなければなりません。

国籍が違うだけ沢山の問題はあります。しかし、僕等はこれまで仲良く頑張って来れました。きっと解決策があるはずです。リーグ戦は優勝することは出来そうもありませんが、他の2つのタイトルを皆で勝ち取りたいです。

マークすること

2008-02-13 23:00:56 | トロッタ-
レイキャビックに戻ってきた直後の写真です。皆、終始元気で凄いなと感心してしまうくらいです。

アイスランドリーグは日本でいうオポジットの選手に良い選手が多くて、相手のライト側からのスパイクをいかに止められるかというのが試合の結果に表れてきます。

1位のステャルトナンと3位のカワには素晴らしいパワーを持ったオポジットがいます。僕等も僕が1番多くスパイクを打つのでやはりライト側からのスパイクが多いです。

僕等はドイツ人のラルフを失って、レフトのスパイクとブロックが弱くなってしまいました。更に僕とグイのブロック得点が多いので、他のチームもライト側をしつこく攻撃してくるようになりました。

また先日から相手チームは「Takahashi,careful!!」「Problem is Japanese!!」と叫んでくるようになりました。アイスランド語ではなく英語で言ってくるので耳に入ってきてしまいます。

ブロックのスイッチやポジションの変更も考えてますが、リスクは大きいです。
この事をしっかりマーク出来たチームが優勝する事が出来ると思います。


金曜日と土曜日にKA(カワ)との試合があります。飛行機でもう一度アークレイリに行ってきます。
日曜日のHK(ハウカウ)との試合でミチャがなんと捻挫していました。
本当に怪我人が多すぎて大ピンチです。ストレートで勝つ事が難しい試合になりそうですが、ベストを尽くします!

9勝目!

2008-02-11 09:33:57 | トロッタ-
これもネスカプスタで反対側の写真です。海と山、両方見えます。


今日は、ネスカプスタの旅の後に僕らのHK(ハウカウ)との試合がありました。

旅行後でミチャとサイシと僕は、休養も栄養も完璧ではありませんでした。ですのでスパイクやサーブに力が入らなくて苦戦してしまいます。

サイシは疲れを見せず素晴らしいトスワークとブロック、いつものポジティブさで大活躍!ミチャは他の選手にチャンスを与える為コーチ業に専念。僕もいつも通りポジティブにプレーしますが、スパイクとサーブがいつもよりは決まりません。今日の僕の得点は19点でした。

試合展開はHKが毎セット1,2点リードする展開。
毎セット終盤まで接戦でした。サイシは僕だけに沢山トスを上げる展開でなく上手くブロックを振るように散らします。

しかし、僕以外の選手のスパイクがあまり決まりません。決まってもサイシと僕以外は青い顔をしていました。リベロのドーリもサーブを弾いてしまっていました。
スパイカーは終盤になるにつれてスパイクが弱くなっていきます。
HKは同じコースにスパイクを打ち続けますが、それが全て決まります。

決められるスパイカーが僕だけになってしまい、たまらずミチャがウイングスパイカーで登場、しかし本来はミドルプレーヤーなのでスパイクが決まるものの、荷が重過ぎます。

最初から最後までずっと展開は苦しく長いものでした。しかし僕自身はこれまでやってきた試合よりは苦しくなく、最下位のチームとの試合ですし上手く3-0で勝とうという気持ちでした。
結果は終盤を制しストレート勝ちで、酷いプレーでしたが結果はベストを尽くせました。

今日は、ミチャとサイシと僕は気持ちが折れることなくプレー出来ましたが、他の選手は最後まで立ち直ることが出来ませんでした。他のアイスランドのチームも同じで調子の悪い選手が立ち直るところを僕はまだ見たことがありません。


厳しい試合に勝つ事や厳しい練習を行ううえで強い心を持つ事は必ず必要です。
僕も今回コーチのときにまた言葉の壁にぶつかり正直心が折れました。
しかし、その後に同じ失敗をしないようにすぐに解決策を探さないといけないと思います。
何とかこれらの事を伝えられるようチームのメンバーと沢山話をしようと思います。

今回も沢山の事を得られた2日間でした

ネスカプスタpart2 Neskaupstadur

2008-02-11 08:12:29 | Iceland
体育館前の風景です。


ネスカプスタに行ってきました!

しかし、金曜日はレイキャビクが台風のような強風で飛行機は欠航。しかもレイキャビクは先日の雪と雨で路面はスケートリンクみたいで本当に危険でした。
ということで土曜の朝に飛びました!また箇条書きしてみます。


・両空港も飛行機もとても小さく、更に手荷物検査も無くてビックリでした。
・ネスカプスタもアークレイリのように山と海がそばにある、自然が本当に美しい町でした。

・夜空にはビックリでした!町は本当に真っ暗なので星がプラネタリウムのようにはっきり見え、いつも日本で見ている星以外のいつもは見えない細かい星がはっきり見えました。
本当の夜空というのは暗いところが見つからない位、星が密集しているんですね。あんなにたくさん星があるなんて知りませんでした。

・試合のほうは3試合あり、2試合は1部リーグでミチャがコーチしているトロッター女子チームで、1試合は僕がコーチしているヤングトロッター女子チームでした。
・相手はトロッターネスカプスタというチームで180cmの選手が4人いて、180cm後半の選手は少しのジャンプで本当に強烈なバックアタックを打ちます。
・1部リーグのチームは1日目は本当に酷い負け方をして見ていられませんでしたが、2日目は反省を生かして1セットだけ接戦にする事が出来ました。

・僕のヤングチームは何とか勝ってやろう!と思ったのですが、ヤングチームにもその180cm越えの選手が2人残っていて同じくボコボコにやられてしまいました。
・ネスカプスタに関わりながら魚関係のお仕事をなさっている日本人の方にもお会いすることが出来ました。


相手が強すぎて両チーム共本当にチームをバラバラにされてしまいました。僕自身も以前のフィルキルの件の事も考えてしまいとてもネガティブで、ポジティブな檄を飛ばすことが出来ませんでした。選手とのコミュニケーションも上手く出来ませんでした。

更にそれにはもう1つ理由があります。それはHK(ハウカウ)の男子1部のブラジルのコーチが解任になった事です。

GIBA選手とも交流のあった方らしいのですが、恐らくブラジルでやってきたようにこちらでも激しく檄を飛ばしていました。アイスランドのレベルが高くないこともあり、それは試合の間ずっと檄が飛ぶ凄いものでした。

ドイツ人のミチャも含めうちの男子チーム全員が「あのやり方は酷すぎる。コーチを変えたほうが良い。」と言っていました。

しかし、僕は全く逆の意見でした。「HKは声が出るようになってきているし、プレー面でも決まりが出来てきて良くなってきている。最初は彼の指示で動き、出来るようになってから自分のプレーを始めたほうが良いのではないか」と。

なので僕はセッターのサイシにこのように伝えてみました。
「殆どの日本のコーチはあのブラジルの監督のように怒るよ」と。(英語が出来ないのでこのような表現になってしまいました)
サイシは僕のいつもの言動からその意味をほぼ理解してくれて、こう答えてくれました。

「恐らく殆どのアイスランド人はスモールハートだから、怒られたら小さくなってそれを辞めてしまうんだ。」

外国人の監督に怒鳴られたら相当なショックなんだろうな、と思いました。
日本人のように「はいはい。」と聞き流したり、「コーチの言う事以上に活躍して文句を言わせない!」というレベルに持っていけないのではないかと思います。

長くなったので次の記事の例を含めながら続きを書きます。
ネスカプスタは本当に良かったです。

8勝目!

2008-02-08 07:59:36 | トロッタ-
これもパーティーの写真ですが、グドゥルンとファナです。
グドゥルンが頑張って跳びますがファナに届きません(笑)


不本意ながら昨日風邪を惹いてしまいました。ドーリもまた同じ風邪でした。
そして今日はIS(イーエス)との試合でした。何とか半日休んで上手く調整しました。

前回はサイシが急遽セッターでチャレンジし1セット目を取られた後、チームがめちゃくちゃになりました。更にISのフローターサーブはとても速いので崩されます。

今回も公式練習のときの相手のサーブがとても強くて嫌な感じがしました。もう少しレセプションを強化する必要がありそうです。

結果のほうは3-0のストレート勝ちでした!

今日は僕とドーリがレセプションを返し、センターのヨウイが沢山のクイックを決めました!
また、ダイエットを頑張っているサイシがしっかりワンタッチを取り、上手く切り返すという良いかたちが出来ました。サイシは縦のクイックのトスがとても上手いので見ていて鮮やかで素晴らしいです。ファナはまたチャンスボールをハエタタキして得点にしていました(笑)

僕はいつもどおり24得点を取ることが出来ました。また強化したサーブで5得点、点数の他にも沢山崩せたサーブがあったので良かったです。

サーブがかなり続いてヘトヘトでした。また、サーブを打ちながら「やっぱりビデオを撮っておけば良かった…。(具合が悪かったので今日は撮っていませんでした)」と思ってしまいました。

自力優勝のチャンスを残すために厳しい試合が続きますが、今日のように気持ちに負担のかからない試合をしていきたいです。


明日はコーチの為、アイスランドの最も東にある町・ネスカプスタに行ってきます!