Masalog ~in Iceland

Masayuki Takahashi

一旦、日本に帰ります!

2008-05-09 22:46:05 | トロッタ-
まだ来シーズンの事は決定していませんが、一旦、日本に帰ります。

オフシーズンですのでネタが無くて更新が少なくなると思いますが、来シーズンもバレーボールをします!

このシーズンを通してやらなければいけない事がハッキリしました。このオフシーズンにしっかり身体を追い込んで来シーズンに備えたいと思います。

2日前には、日本人の皆さんと一緒に夕食を戴きました。皆さんアイスランド語と英語と日本語がミックスした会話で楽しんでいました!
本当に凄かったです。

バレーも語学の勉強のほうももっと努力が必要です。
皆さんのおかげで無事シーズンを終えることが出来ました。
ありがとうございました!
今後とも宜しくお願い致します!


07/08シーズン成績

アイスランド1部リーグ  第3位
アイスランドカップ    第3位
アイスランドプレーオフ  第2位

個人賞

MVP
ベストスコアラー
ベストオフェンス(スパイク賞)
ベストブロック

Isafjörður イサフィヨルヅル⑥ スケットゥル

2008-05-09 02:50:57 | トロッタ-
この大会では1つのルールがあって、チーム毎に1つの国を選んでその国のコスチューム等で試合に参加するというのがありました。

日本を選んでくれたチームがありました。それは地元イフィヨルヅルのチーム・スケットゥルです。

彼女達は全員ハチマキをしていて、カタカナでチーム名と自分の名前を書いていました。ですのでその皆さんに初めてお会いしたばかりでも、その人の名前を呼ぶことが出来ました。

誰がハチマキを作ったのか気になりましたので伺うと、そのチームに所属しているアイスランド人のご家族が作ったそうです。

旦那さんも奥さんも日本に1年半滞在したことがあったそうです。またそのお子さんはその滞在中に日本で生まれたそうです。
息子さんは熊本の高校に行ったこともあるそうです。その方たちにお会いして、日本からかなり離れたこの場所で日本語を話しました。凄く不思議な感じでした。

体育館の入口には、小さな鯉のぼりとゆかた、熊本の高校のジャージなどが飾られていました。彼らのものだったようです。

僕とサイシもハチマキを戴きました!バレーのほうもなかなかで素晴らしいチームでした!

かけ声は、イチ、ニ-、スケットゥル!!でした。

ベストコスチュームのチームは、トロムソのチームを一生懸命応援したノルウェーのコスチュームのチームが優勝しました。なかなか面白い企画でした。

Isafjörður イサフィヨルヅル⑤ 第2の事故

2008-05-08 11:02:16 | トロッタ-
朝までパーティーでしたのでお昼まで眠りました。

帰りはコーチのミチャとミケを後部座席に乗せて4人で帰りました。
パーティーの事などを話し、楽しくドライブをしていました。


ドライブを始めて2時間後、山の斜面を登っていく道を通っていました。ある程度のの高さまでくると雪が吹雪き始めました。
どこかに似ていると思いました。そうです。行きの時の事故現場と同じ状況でした。

そしてその先へ進んだとき、風も激しくなり雪も20cm以上路上に積もってしまっていて事故現場よりも酷い天候になりました。しかし、先も後も見えませんし進むしかありませんでした。

僕は「この天候は酷すぎる、危険だ!」と思っていたそのときでした。


対向車が見えました。

対向車は緩やかな下りを降りてきたかと思いきや、よく見るとハンドル操作を失って道を塞ぐかのようにこちらにどんどん向かって来ました。




ドン!!!




左ハンドルの運転手同士が正面で衝突しました。

エアコンの穴からは灰色の煙が。対向車のフロント部分は殆どありません。ワイパーの液が雪道に流れていました。

目の前にはエアバックがあり、僕自身は動ける感覚がありました。皆は下を向いてそのままでした。


対向車の運転手も痛みに絶えながらも僕のほうのドアを開け大丈夫かと確認しに来ました。
そのときやっと皆が動き出し皆大丈夫だと答えました。

車はとても焦げ臭いので非難しなければいけないのですが僕は非難したくありませんでした。

なぜなら、行きの事故で外がどれだけ寒いのか知っていたからです。
しかし、この視界だと第2、第3の追突事故が考えられます。外に出るしかありませんでした。

案の定、10秒で顎と足がガタガタ震え辛くてたまりませんでした。

しかし、幸いにも何台かの後ろの車が止まり、助けてくれました。
よく見ると衝突した車が左右に別れ、道を塞いでいました。

しかし、ある1台の車が事故車のギリギリを通って通行を始めました。
何とか通ろうとするのはまだ良いのですが、10cmでも外れればガードレールのない崖に落ちるという場所でした。

警察がすぐに来てくれて、その後病院へ向かいました。


奇跡的にも皆軽傷で僕も左肘の打ち身だけで済みました。
しかし、命に別状は無いからその後も普通に過ごそうと思っても過ごせません。

事故処理、思い入れのあった車の廃車、持ち物の破損、事故が起きてしまったショック。生きていたのは良いことですが、他に良いことはありません。ミチャとミケは2回連続の事故。本当に辛いですね。

出来れば早く時が過ぎてショックが和らげればと思うこの頃です。


Isafjörður イサフィヨルヅル④ トロッター優勝 ビックパーティー

2008-05-08 09:36:18 | トロッタ-
試合最終日となった3日目、この日も朝8時からレフリーで4試合連続でした。
タイムテーブル通り進めることができ、これでレフリーの仕事は終了です。

どんなに丁寧にジャッジしても試合が縺れると選手は必ず抗議に来ます。自分に有利でない判定だと「あの審判は良くない!」と怒ります。自分もコートではこんな事をやっているんだろうなと思いました。
ですのでもし審判が良いジャッジをした時などには拍手を送ったり、親指を立てたりするのも良いのではという気がしました。審判について考えることが出来た3日間でした。

正午辺りにはトロッターとステャルトナンの決勝戦が行われました!
ステャルトナンは2人、トロッターは僕が抜けた(30歳以上でないと出られません)チームでの戦い。ネットは2m35cmでの試合ですので、スパイクの落とし方がスゴイ!!迫力がありました。

慣れないネットでのライバルとの戦いはお互いにけん制しあうかたちになりましたが、ディグをよく拾ったトロッターが後半優位に立ち、2-1でトロッターが優勝しました!!この勝利は来年の勢いに繋がるのではないかと思います。

その後には、アイスランド女子ナショナルチームとノルウェークラブチームのトロムソのエキシビジョンマッチが行われました。
2セットを先取したアイスランドでしたが、トロムソの各選手達の技術がゲームを組み立てるようになり、3-2でトロムソが勝利しました。
結果の通り、ノルウェーのほうが若干レベルが高いかなという気がしました。

その夜は、参加者全員が参加できるビックパーティーがありました!
約600人が集まり、会場はどこかと思ったら体育館の中でした。

食事もラムのステーキや大きなチョコレートケーキが出てきて美味しかったです。
缶ビールを買いましたがやはりパーティーでは本当に高い!1本500ml/700kr(約1000円)でした。

体育館の中央では約400人が踊っている凄い光景でした。

朝まで踊ったり会話を楽しんだ本当に楽しい夜でした。

Isafjörður イサフィヨルヅル③ スズレイリ

2008-05-08 02:10:04 | トロッタ-
これは、スズレイリの体育館です。

2日目も朝8時からでした!その日はスズレイリという町でレフリーで、昨日の反省を生かしてその日はタイムテーブル通りに試合が進みました。

レフリー交代の合間に屋外のお風呂に入りました。昨日の場所にもお風呂があり入りました。年中屋外でお風呂を楽しめるのは本当に贅沢ですね。

試合のほうも21時で終わることができ、イサフィヨルヅルに戻りました。その移動の際、またもや強風と雪道(泣)。タイヤは夏用。道路の左側はガードレールの無い崖でした。

途中でトンネルに入ることができ一安心。そのトンネルもまた7kmの車1台しか通れないトンネルで日本のような立派なものではありませんでした。真ん中まで行くとT字路もあります。

無事に着き、イサフィヨルヅルではトロッターの皆と会い、BARでビールを飲みました。トロッター男子も順調に勝ち進み、決勝に残ったそうです。

イサフィヨルヅルではまだ試合が残っていましたので観戦しに行きました。しかし、ある係員に呼ばれてレフリーを頼まれてしまい、すぐ試合を始めることになりました。

レフリーの台に立ってから気づいてしまったことがありました。それは、私がDrunk referee(酔っ払いレフリー)だったという事でした。

あとで皆に話したら大爆笑されてしまいましたが、とりあえずOKだったようです。

Isafjörður イサフィヨルヅル② in Flateyri(フラッテリ)

2008-05-07 10:45:01 | トロッタ-
事故のあった日は疲れていたせいかすぐに眠ってしまい、次の日は朝8時からレフリーでした。

イサフィヨルヅルはアイスランドの北西で最も大きな町ですが、この大会はイサフィヨルヅルを含めた4箇所の町で行われました。初日に向かったのはフラッテリです。

朝8時からのゲームなので選手は眠いのかなと思ったのですが、皆、朝から元気いっぱいです。30歳以上の選手の大会なのですが、逆に僕が元気をもらっている感じでした。

94チームの参加ですが、その殆どが楽しみでやっている初級者の方たちばかりです。殆どのトスがダブルコンタクトでしたのでジャッジが難しかったですが、皆は楽しんでいたようで何よりでした。

しかし、混戦の試合が増え、最大2時間の遅れが出来てしまいました。最後の試合の開始はなんとAM1時でした。

試合終了は1:45でこんな時間に試合をしているのを見るのは初めてでした。

Isafjörður イサフィヨルヅル① 事故

2008-05-06 12:25:42 | トロッタ-
今回の旅は、物凄い旅となりました。

レイキャビクは暖かくなりましたが、市外へ向かうと天候がガラリと変わります。

雨が降ってすぐ止んで。風速20M以上の風が吹いて。雪が降ってすぐ止んで。そして晴れて。

雲は煙のようなスピードで動いていました。見た事がないスピードです。

凄い環境だなと思いつつカメラを撮りながら、セッターのサイシとドライブを楽しんでいました。コーチのミチャとガールフレンドのミケは買った新車で僕の乗っている車の後ろを走っていました。

雪が普通に降るのはアイスランドの人間ではない人にとって全く想像がつかない事でした。5月なのに雪が道路に積もっているんです。

更に進むと雪が吹雪き始め、2月のドライブと全く同じ状況になりました。
そしてなんとその雪に加えて風速20M以上の風が加わり大変危険な状況でした。しかし、僕の乗っている車はわりと安全に進むことができ先に進めました。


少し時間が経ち、ミチャとの車の距離が広がったのでサイシが電話してみました。
そのときは電話に出ませんでした。

そしてもう1度電話したところ、ミケが電話に出てサイシにこう言ったそうです。
「あなたは戻って来なければならない」

OKとサイシが言って車をUターンさせてきた道を戻りました。

何か嫌な予感がしました。進んでも進んでもミチャの車が見えない。なぜこの辺にもいないのだろうと進むに連れて不安になります。

そして先程の風速20Mと吹雪のある現場にさしかかったところ、・・・・・



僕は正直なところ、ダメだと思いました。

なぜなら道路から6~7m離れた場所に左側が底になってるミチャの車を見たからです。

見たくないけど行くしかないと外に出ましたが、たった10秒で足とあごがガクガク震える猛吹雪。ミチャの車の窓ガラスは割れていました。

言葉が出ませんでした。

しかし、よく周りを見渡してみると除雪車がいて、その中にミチャとミケがいました!

幸い、2人とも手の甲に刺さったガラスの破片の傷だけで済みました。

車は時速50キロで進んでいて強風と凍結した路面の影響でハンドル操作不能になり、左後部のタイヤから道路の外に出て車が1回転したそうです。

怪我も奇跡的に殆どなかったということで、事故処理をしてサイシの車で4人乗りで先に進むことになりました。

命の尊さや事故の恐ろしさを痛感しました。

5日ぶりのボール練習

2008-04-29 10:30:10 | トロッタ-
久々のボール練習で色々な事を試してみたかったのですが、やはり息が上がってしまい動きが鈍くなってしまいました

今日はトロッターのおじさんチームの練習とアイスランドのナショナルチームの練習に参加しました。

ミドルブロッカーで参加したり、ジャンプサーブを沢山打ってあげたり、おじさんやとても若い選手のトスを打ったりと様々な状況があり、とても良い練習になりました。

ナショナルチームは、ステャルトナンの選手が3人入っていてレセプションが丁寧で素晴らしかったです。勉強になりました。
アイスランドのナショナルチームも合宿が12日間だけで、日本のように長く合宿を組めないようです。また渡航費が自腹という事で辞退しなければならない選手もいるようです。

そのような厳しい状況ですが、5月・6月に行われるヨーロッパ予備予選では頑張って勝ち抜いてもらいたいです。

Kid's volleyball competition!

2008-04-21 04:13:55 | トロッタ-
これはうちのチーム同士の試合です。


昨日から2日間、コーチしている8~10歳と12~16歳の子供達の試合がありました。

今年2回目の大きな試合でしたが、前回もこの大会で試合を経験して技術的にも精神的にも成長していました。
今回も1チーム4試合ずつプレーしましたが、試合の合間にもボールを触る子達が増えてきてバレーを楽しんでいる様子が伺えました。

結果は1勝しか出来ませんでしたが、どのチームも完璧なチームはありません。皆これから成長していくところだと思います。
ただ大人でもそうなのですが、国自体が大きくないのでチーム数が少なくて練習試合が無いのが現状です。
しかし試合をすると子供達はどんどん良くなっていきますので、大会を増やしたり練習試合を組めばもっと良くなるなと感じました。

また各チームのコーチは1部リーグで活躍している選手達ばかりでしたのでそういった面では正直「豪華だなぁ!恵まれているなぁ!」と思いました。




第3戦・0-3  Play-off・第2位

2008-04-18 10:10:12 | トロッタ-
残念ながら優勝なりませんでした。

雰囲気は悪くなかったのですが、Stjarnanチームのサーブが前回よりも若干良くてレセプションがかなり崩れてしまいました。
正直なところ2段トスは、僕とグイとミチャ以外の選手は正確に上げられないのは分かっていたので本当に厳しい展開でした。上げられない選手はただ返すかそのまま打って返すので相手にチャンスを与えてしまいます。ですのでアイスランドは2本目をスパイクにするケース本当に多いです。

更にStjarnanのセッターは、今日は2本目をツーのかたちで返してくるのではなく、1本目が上がった瞬間開いてスパイクのかたちでしつこく連続で何回も打って来ました。それが殆どレシーブ出来ませんでした。日本の選手であっても彼の攻撃を守備するのは難しいのではないかと思います。素晴らしい選手だと思います。

僕のサーブは続く場面もありましたが、それ以上にレセプションが乱れて全員のeasy missが増えてしまいました。

やはり3戦やってこのような結果ですので、これが私達の実力だと思います。
相手がたくさんのミスをして私達が優勝するというケースもあるかもしれませんが、この3戦はトロッターもステャルトナンもベストを尽くしてやっていたと思います。
悔しいせいなのか、皆あまり言葉を交し合いませんでした。


いつも「優勝します!」と言っていておきながら今シーズンはそれが出来なくて本当に情けなかったです。

応援してくださった方々、お世話になった方々、ブログを見ていただいた皆様方に感謝の気持ちでいっぱいです。未熟である私を支えて頂きまして本当にありがとうございました。

海外という広い世界に出て、本当に自分がいかに未熟であるかというのも痛感しましたし、やり残していることが本当にたくさんあります。
ですのでこれからもそれを少しずつ解決していき、皆様の期待に応えられる人間になれるよう頑張ります。

また今日はアイスランドにお住まいの日本人の方々も応援に来てくださって本当に感謝です。この場もお借りして御礼申し上げます。


トロッター女子の試合のほうは昨日1-3で敗れてしまい、こちらも第2位となりました。


選手としては今シーズンの試合が終わりましたが、コーチとしてはまだありますのでまた書きたいと思います。