Always Be With You

2011-12-16 02:43:33 | Future Flapper
12月14日、おかげ様で無事にFuture Flappreのイベント、「Always Be With You」を終える事が出来ました!
足を運んでくださった皆様、応援してくださった皆様、出演者、スタッフ皆に感謝です。

不覚にもイベント終盤、ドンボルカン山口の歌声を聴いて泣いてしまいました。
なんか汚いおっさんが泣きながらギター弾いてシャウトしちゃってごめんなさい。

何から話せばいいのか、言いたい事が沢山あるのだけれども個人的な感情論はまたゆっくりと書くことにして、今回はまずイベントのご報告から書かせて頂きたいと思います。

Future Flappre、今回のイベントの一番の目的は「今回の震災で被災した子供たちに少しでも笑顔のクリスマスが迎えられるように」です。
その為に募金箱も設置させてもらいました。

その皆様から頂いた募金の総額は

21,526円

となりました。
心から、お礼を申し上げます、本当に沢山の募金、ありがとうございました。


さて。
それじゃあ、ここからはつたない感情の部分を少々長くなりますが書かせて頂きたいと思います。

僕はなんせ話すのが下手です。
口はベラベラよーしゃべるのですが、言いたい事がわからないと言われる事がよくあります。
昨日も、思ってる事のちょっとも伝える事が出来なかった気がします。

でも、そんな僕のつたない言葉でも、思いをくみ取ってくれた皆様になんとお礼を言っていいのか全く見当もつきません。

金額の大小ではないけれども、今回の募金、沢山頂いた中にはびっくりするほどたくさんのお札も入っていました。
中には、1万円札を入れてくださった方もいたようです。
驚きのあまり、出演者全員で募金を確認していた時に歓声と拍手が巻き起こりました。

これまでも毎回、Future Flappreでは募金箱を設置しています。
だけど、こんなに沢山の気持ちが集まった事は無かった気がします。

今回のイベント、本当にこの「気持ち」という目に見えないものが一番大きな・・・なんていえばいいのかわからないですけど、大きなモノでした。

イベント中に言葉が詰まってしまいましたけど、あの時に言いたかった事ですが。

いつも、当たり前だったものがそこに無いだけで生きている価値すら見失うのです。
当たり前だった音楽が、ステージが、仲間が側にいない、それだけで自分の存在価値がわからなくなってしまうんです。

たったそんな事です。
たった、人生の中で必要か必要じゃないかわかんないところです。

そんな時に、このイベントをやるべきか、やらないべきか、いろいろ悩みました。
だけど、やる事に決め、仲間、と思っていた皆にメールや電話をしました。

だけど、返事は散々たるものでした。

理由があって出られない仲間は沢山いました。
なんせ、年の瀬なので自分のライブやイベント、レコーディングやなんやかんや用事だってあるのもよくわかりますから、いたしかたないと思っています。

しかしながら、そうでない人の対応があからさまでした。
東京にいない僕は、自分にとってメリットが無い、そう思われてしまう事が多かったようです。

スポンサーがついてるわけではありませんから、会場費や必要経費など、全部僕一人でまかなっています。
それが主催者だと思っています。
だから出来る事が限られています。
これまでに出演してくれた素晴らしいアーティストや大先輩達も誰一人ギャラを渡していません。
渡そうと用意した事もありましたが、皆
「だったらこれを寄付に回してほしい」
と返してくれた人たちばかりでした。

皆、イベントの意味をわかってくれていたからだと思います。

もちろん、今回出てくれた仲間たちは皆そんなの頭からわかってるし、その気持ちなのはわかっていました。
でも、あえて今回、その気持ちを再確認出来たら、と思って少しだけいつもと出演者を誘う内容を変えてみたんです。

今回、自分がイベントをまとめている、自分がイベントをやっているつもりで成功させる為に何が出来るのか、何をするべきか、というのを皆にメールしました。

たとえば、お客さん。
歌えればいい、ステージに立てればいい、では困る。
沢山の人が集まってくれて、沢山の人が笑顔になってくれるためにはどうすればいいのか。

たとえば、思い。
うまく出来なくてもいいけれども、少なくとも入場料を払って入ってくれている皆様にとって、僕たちは何をすべきか、どんなステージをすべきか。

それをメールや電話に織り交ぜて送りました。

簡単にいえば、自己満足で終わらないステージをするためにはどうしたらいいか、という事です。

その結果。
めんどくさいと思ったんでしょうが、心ないメールが返ってきたり、連絡が無い人も中にはいました。

僕が東京でやってきた事は間違いだったのか。
僕がここまで作り上げてきた信頼関係は間違いだったのか、そう思ってイベントもやめてしまおうと思ったときに。

今回の出演者の皆が続々と一緒に頑張ろう!とメールや電話をくれました。

嫌な事を沢山言いました。
嫌な思いを沢山させました。
これは確実に言える事だと思います。

それでも、今回の出演者は誰も嫌な顔せず一生懸命やってくれました。

失ったんじゃないかと思っていた仲間や、音楽、ステージ、それを僕に与えてくれたのは今回一緒にイベントを作ってくれた仲間たちです。

今回出演してくれた仲間たちの中には、実は出演が危うい人もいました。
事務所の問題や、レーベルの問題、現在の活動状況などなど、いろいろな事がある中で、それぞれがそれぞれで問題を解決し、なお
「一緒に頑張ろう!」
と言ってくれた皆に、本当に頭が上がりません。

この気持ちが、この皆の思いが成功できた理由だったと思います。

僕はライブ中に
「もし、楽しかったらこの募金箱に気持ちでいいので入れて行ってくれたら嬉しいです。」
と言いました。
その結果、こんなに沢山の募金が集まりました。

集まってくれた皆をそんな気持ちにさせてくれたのは、出演者のおかげです。

僕一人じゃ、何にも出来なかったと思います。
本当に、今回の出演者に感謝です。そして、集まってくれた皆様に感謝です。

一緒に大切な時間を過ごしてくれて本当にありがとうございました。

嬉しい事、楽しい事は生きてると無数にあります。
同時に、辛い事も、悲しい事も、逃げ出したい事も、時には死にたくなる事もあります。

だけど。
そんな辛い時には思い出してほしいんです。

「Always Be With You」

今回のイベントタイトルに使わせてもらい、最後に歌わせてもらったJAM Projectの曲のタイトルです。

いつもそばに、いる。

絶対に一人じゃないんです。
どんなに孤独に感じたって、絶対に一人のはずがないんです。
そりゃ、出来る事、出来ない事は沢山あります。
助けて欲しい、そう言われて助けてあげる事が出来ないかもしれません。
でも、それは僕が出来ないだけで、僕の仲間なら助けられるかもしれません。
それがだめなら、さらにその仲間ならなんとか出来るかもしれません。
一人じゃ無理なら、皆でやれば出来るかもしれません。

一人じゃないんです。
きっと、思ってる以上に沢山の仲間たちは側で見守ってくれてるんです。

僕たちが出来る事はこういうライブやイベントなどばかりかもしれません。
でも、そんな物でもあんなに皆が笑顔で笑って泣いて楽しんでくれるなら、この右手、この左手動かなくなっても僕はなんとしてもギターを弾いて皆の前でやり続けます。

Future Flappre、来年も精一杯頑張っていきます。

ぜひまた、皆の笑顔を見せに来てください。
それが僕の自慢です。
皆が笑顔になってくれる事が、僕の最大の自慢です。

年末年始、忙しくなると気がゆるんだり不注意をしたりする事があります。
事故や怪我、風邪などには気をつけて、皆、絶対に来年もまた素敵な笑顔でライブで会おう!

本当に、ありがとうございました!!!!!