墓は故人を偲ぶものだが維持していくのが結構大変な時代に入っている。仏陀の時代も亡くなると舎利(お骨)が8つに分割され、さらに滅後アショーカ王の時代に8万4千に分割されたとの伝説が伝わる。
8万4千はいくら何でも無理な誇張だが数千に分けられてインド各地にストーパができたのだろう。遺骨の一般的な重量が10キロ前後と言われているので8万4千に分けると0.1グラム以下になるがこれではいくら何でも微細すぎ . . . 本文を読む
「いかる」「いかってる」と言えば普通頭に浮かぶのは「怒る」「怒ってる」だけど魚がいかってる 花がいかってるとの使い方がある。こんなの外国人には難しいだろうな。
花がいかってるというのはこの年になって初めて聞いたが生花の世界では普通なのかな。「魚がいかってる」はかつて40年前にNTTデータの大阪に勤務した時、同じ部署の芳賀さんに教えてもらった。大阪や京都で生きのいい魚を指している。芳賀さんは京都か . . . 本文を読む
鬱陶しい日が続くが路辺に咲く花は意外に映える
このブルー 今日の収穫この朱色なんとも和風
鮮やかな紅の花 名は何というのかな深山幽谷の趣がある近所の山道。日中だが誰もいない。
道端の花に黄色が多いのは理由があるらしい。
カシの木山公園入り口
我が家のジャスミンが今年は例年より花つきが良い . . . 本文を読む
生前に臨死体験か 「生きるため闘った」と告白も
Techinsight6月23日(木)20時20分
2016年に57歳の若さで急死した歌手プリンスにつき、友人でコラボレーターでもあった歌手ジュディス・ヒルが「生きようと必死で闘ったのに…」とコメントした。鎮痛剤フェンタニルの過剰摂取が原因で、4月に自宅にて急死したプリンス。彼はその数日前にも飛行機内で容態が急変し、緊急着陸後に病 . . . 本文を読む
追記2024-04-21
それにしても残念なことをしたものだ。臨死体験を描いた絵ヒエロニムス・ボスのAscent of the Blessedのすぐ近くまで何回も行っていながら見落としている。
初稿2017-07-07
ベネツィア総督宮殿パラッツォ・ドゥカレにかかる橋はため息橋と呼ばれる。
政治犯が処刑場に赴くときにこの橋を渡りこの世の見納めをした橋だ。
ところでこのパラッツォ・ドゥカレ . . . 本文を読む
バリでヒンドゥに接し、ジャワのボロブドール寺院の滅亡を見て以来の疑問がある。
なぜインドで仏教が滅び、ヒンドゥが圧倒的なのか。そして同じ時期に生まれたジャイナ教が今でも残っているのか。そしてなぜインドで滅びた仏教がスリランカや東南アジアで、そして大乗が日本に生き残っているのか。ずっとわたしの頭に疑問が残っていた。
カースト制度がどうもこの疑問をとく鍵のようだ。まだまだ不十分だが佐々木閑氏のYo . . . 本文を読む
仏教学者の佐々木閑氏の膨大な動画が大変面白くて語り口も素晴らしく視聴している。氏が輪廻に及ぶと 佐々木閑氏は「私は輪廻を信じていません」と何回も繰り返す。
仏教の根幹である輪廻と涅槃を信じていないとニコニコして仰る。これは一体どう理解すれば良いのだろうか。どのように自己の胸に収めているのかが大変興味がある。
わたしなりの理解では輪廻や縁起と涅槃はこの世に生きている限りは目の当たりに知ることはで . . . 本文を読む
「カラマーゾフの兄弟」はイワンの葛藤が主旋律でその葛藤を中心にして他の人物が興味深いポリフォニーを奏でる。
なぜイワンの葛藤が生まれたか。イワンはこの世の不条理をこれでもかと語る。そして神がこんな不条理な世界を作ったのだからこの世界の入場券をお返しするという。
これが仏教ではこうはいかない。この世を作った神は存在しない、無始無終だから憤りをぶつける相手がいない。仏がこの世を作ったのではないから . . . 本文を読む
2024-4-17追記
ムティアラのご主人森崎さんが1月20日ごろに日本に帰国後すぐになくなっていた。
何人かのブログで知りました。
今年の1月にバリを訪れた時に「森崎さんは」と尋ねるとスタッフの若い女性が「さきっと」と答えたのでどこか痛いのかとぼんやり思ったが、今思うと病気だという意味だった。
かつてバリ滞在時にスランガンまで行ってうまい鮑を仕入れてきてくれたのを思い出し . . . 本文を読む
私の著作「NTT法廃止と日本の未来」の骨子を紹介させていただきます。今後の総務省パブリックオピニオン募集に使う予定です。アマゾンで発売中です。上図をクリックしていただけるとAmazonに飛びます。
NTT法廃止議論の要点。
背景と目的: NTT法は1985年にNTTの民営化と市場独占の防止を目的として制定された。
市場環境の変化: デジタル . . . 本文を読む
ChatGPTを楽しんでいるが思わぬ危険があることを知った。
あるひとのYouTubeで紹介されていた話だが、自らの意見がどの程度反映されているかどうかをチェックしてみたところ、全くいったこともない真反対の説明がなされていたという。
この人は「どうしてこんなことが起きるのか」と探っていくとアマゾン書評のコメント欄にある批判的文書からデータを持ってきていることがわかった。
ChatGPT君はア . . . 本文を読む
アレキサンダー・2004年アメリカ合衆国映画・監督オリヴァー・ストーン。紀元前4世紀のマケドニア王アレクサンドロス3世の生涯を描く。
広大な領土を広げ32歳でこの男のあまりの制服欲に部下がついてこなくなる。それゆえのストレスからくる過度の飲酒による死を迎えた稀代の男の生涯を描いている。最後のインド遠征が最近の興味と重なって面白かった。
インドではアショカ王碑石があちこちに発見されているが、19 . . . 本文を読む
初稿2007-08-26 追記2024-04-12
妻の産科定期健診に付き添うときは必ず何かしら本を持っていく。本棚を見まわしてその日の気分で一冊を引っ張り出していく。最低一時間は待たされるので読書や考えをまとめるには最適の時間なのだ。一昨日はふとまだ読んだことのない「ラ・ロシュフコー箴言録」の岩波文庫版を持っていく気になった。多くの人がこの書物を引用しているのは知っていたが原著を読むのは初めて . . . 本文を読む
追記2024-04-10
諸法非我かあるいは無我か。佐々木閑氏のYoutubeからようやく理解できた気がする。輪廻する主体は何かの議論が2500年立っても続いている実に理解し難い、しかし極めて重要な課題で頭を悩ませてきた。ある人はそんなことを考えても何の意味もないとして夢幻のように見れば良いとか。頭であれこれ考えても、悟るまではわからないとか。
涅槃に至らない人の死後は縁起の中に溶け込んでしま . . . 本文を読む