まさおレポート

ー当ブログへようこそ。広範囲を記事にしていますので左のカテゴリー分類から入ると便利ですー

カルトってなんだろうと考えているうちに

2024年03月28日 11時14分14秒 | 日常の風景・ニュース

初稿2022-12-23追記2024-03-28

追記

佐々木閑氏のyoutubeでカルトの見分けかたは持続性だと。オーム真理教は10年ほどで消滅した。なるほどね。ではどのくらい時間が経てばカルトでないと判断できるのかはやはり難しい問題だが非常に参考になる見分け方だ。いつの時代にも信仰を求める一定の人々は存在する。その判別方法を知ることは非常に大事なことになる。

さらに付け加えるのであれば供養や献金などと称して庶民から金を巻き上げないことも。それから異常に他宗を攻撃しないことなど4点が判別ポイントになる。

1 持続性がない(内部分裂も含む)。

2 異常な金集めをする。

3 異常な他宗攻撃をする。

4 異常な選挙活動をする。

 

初稿

統一教会がカルトだと騒がれている。では創価学会はどうなんだと世間は俄かに宗教とカルトの危険性について注目を始めている。(カルトには小さな集団という意味と破壊的カルトと呼ばれる集団があるがここでは破壊的カルトを単にカルトと呼ばせていただく)

一体現在の宗教団体特に新興宗教とカルト団体の間に線引きは可能なのか。線引きは無限に存在し、その教団にシンパシーを持つかどうかで白にも黒にもなる、実に曖昧で定義不能であることが見えてくる。


カルトは次にあげる項目の程度によると思われる。でもこの4項目の一つでも放棄した宗教団体は見たことも聞いた事もない。(かつて創価学会は自分たちは金集めをしない、天理教は金集めをする邪教だと激しく攻撃していたが、今では西東京市会議員候補者長井氏などからエグい金集めを実体験から糾弾されている。)

あくまでも程度問題なんです。だから線引きは困難を極める。全ての宗教団体はカルトでありそうでないと言える。あくまでも程度問題なんです。

1 勧誘が熱心か

2 教祖・教義の絶対性が法律を上回るか

3 他宗教を排斥するか

4 信者から金集めするか


ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」では主人公ウィリアムスはアドソに信仰は熱くなって法悦を得るがこれは異端(カルト)と紙一重だと述べている。実に達見だと思う。

熱くなる、つまり急速な勢力拡大を図ることのみが目標になる教団、これは実に見事なカルト定義だと思う。信者の幸福よりは教団の勢力拡大(性急さ)の方が大事だとの思いが教祖の頭を占めるようになるとカルト赤信号が灯る。

未来は救われるのだから今は我慢しろ(犠牲になれ)という論理は古今東西そこかしこで見られる。宗教とは古今東西そうしたものだという意見も説得性を持ちそうだが、そうではなかろう。

私利私欲と社会に対する宗教貢献が一体となっていて教祖自身も自分でそう思い込んでいるため自責の念にかられることなく思う存分金が儲けられる。

そうして集められた資産は教団の教祖や幹部の贅沢を極めた生活を担保する。一方では彼らを支えるため生活を極端につましくして年に一回の財務になけなしの金を拠出する心清き善人の人々がいる。なんという矛盾に満ちた構造であることよ。

しかしこれもカルトの厳密な定義にはならないだろう。


原始仏教の頃、頭陀袋を下げてどんな食べ物でも、たとえ腐りかけの食べ物でも決して断らずに喜んでいただいた優婆塞達の托鉢の原点と大きくかけ離れた現代の宗教人達の世界が明らかにされてきている。

創価学会池田大作氏、統一教会幹部、京都の大寺院の住職の有名な祇園かよいなどなど、彼らの豪勢な生活ぶりが伝えられるが鎌倉の祖師たち、道元禅師、日蓮上人、親鸞上人がみたらきっと激怒されることだろう。そして何より80歳過ぎまで托鉢の旅を続けられたブッダが知れば厳しくお叱りになるだろう。


宗教法人の布施や財務に対する税制優遇を見直す時がようやくやってきたと思う。国も今まで放っておいたのは不作為の罪だと思う。まづ国税のサイドからチェックが入るべきだろう。極端に肥太り宗教法に守られて国税調査も入らない教団はカルトの疑いをかけられてもおかしくない

カルトの定義を議論するよりは国税調査から入る方が実際的なカルト駆逐に繋がる。

参考1

参考2

参考3

参考4

参考5

参考6

参考7

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アレクサンドル・グロタンデ... | トップ | 日本分割占領案を防いでくれ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日常の風景・ニュース」カテゴリの最新記事