まさおレポート

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二十万年前の人類は300人のグループで未来を開いたようにビッグデータで未来を開くか

2018-09-25 | AIの先にあるもの

もともと二足歩行で手が使えたから集団で肉食獣に石を投げることができた、それも10人程度の家族集団ではなく200~300人のグループでライオンに立ち向かえたことがサバンナで生き残れた理由だという。(これは実証的なものではなくて私の推測が入っていると断りつつもと断っているが)

この説明には非常に感銘を受けた。200~300人のグループ程度のそれまでにない大きな集団が相互コミュニケーションと共感を獲得し、当時の最大の脅威であるライオンとかハイエナとかヒョウとかに石で立ち向かっていく光景が浮かんでくる。確かに10名程度では石を投げてもライオンの攻撃をかわしきれない、しかし200~300人では与えるダメージがまるで違ってくる。

「2001年宇宙の旅」では人類が棍棒を手に持つ瞬間を人類が猛獣を制するエポックとして映像化していて、これはこれで感銘を受けたが、実際は数人が棍棒を持っただけではライオンにはかなわないだろうと思う。マサイ族が数名でライオンに立ち向かうのは鋭い槍があるからで、その後の文明の賜であり、棍棒だけではつらいだろう。

「今から二十万年ぐらい前のアフリカの大草原にはもう、ライオンとかハイエナとかヒョウとか、その他の怖い動物もいっぱいいたわけです」。鋭い牙もなく、ヒョウのように速く走れるわけもなく、角もない人類が、なんら隠れる場所もないアフリカの草原でなぜ生き残れたのか─。永遠の謎かもしれない大きな疑問である。その疑問に対して研究者としての日高さんは、これは実証的なものではなくて私の推測が入っていると断りつつも、次のような説得的な解釈をする。

 すなわち、人類は化石から推して200~300人のグループを組んでいたのだろうという答えなのである。日高さんは「(人類が)百人もいたとしたら、五匹ぐらいライオンが出てきたって、みんなで石を投げたりしたら、ライオンは逃げちゃいますよね」と分析。この200~300人のグループを組んでいた人類はどんな生活をしていたかというと、「大事なことは、父親ではなくて、近所のよそのおじさんが子どもに言うんです。いろんなことを『だめだあ』とか、『うまいぞお』とか、ほとんどね。要するに家族の中だけで育っていくんじゃなくて、近所のいろんなおじさんたちの中で育っていくということを、どうも人間という動物はやっていたらしい」としている。https://ironna.jp/article/10649?p=1

さてここからが発想の飛躍だが、数名の家族単位から200~300人のグループになることで人類は飛躍の足がかりを得た。すると

スパコンで機械学習できる現代の我々はこの当時の人類の飛躍をもう一度繰り返すような大きな変換点に立っているのではないかとの類推が働く。打ち勝つ相手はライオンではなく地球を脅かす脅威の数々であるがちょっと飛躍がすぎるかもしれない。


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