追記
台湾天才IT大臣退任へ オードリー・タン氏、与党内争い影響の見方も
天才的なプログラマーとして知られ、台湾のIT政策を担当する唐鳳(オードリー・タン)デジタル発展部長(デジタル発展相)の退任が決まった。5月に就任する卓栄泰・次期行政院長(首相)が16日、同部長には別の専門家を起用すると発表した。
唐氏は史上最年少で入閣するなどし注目されてきたが、最近は野党だけではなく与党、民主進歩党(民進党)内からも閣僚としての指導力を疑問視する声が噴出。民進党内の主導権争いが影響している可能性も指摘され、留任は困難との見方が広がっていた。
オードリー・タンは非常に興味深い人間だ。日本にもこんな人材が欲しい。
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00837/
19歳で創業してネット企業の社長を経験。
2014年ごろ米アップル・コンピューターのデジタル顧問に就任しSiri(バーチャル・パーソナル・アシスタンス)などの人工知能プロジェクトに携わる。
唐鳳のアップルでの時給=1ビットコイン(14年当時は1ビットコインが5、6万円。現在は90万円台)。
唐鳳は33歳でリタイアを宣言。35歳で蔡英文政権のIT担当大臣を引き受けた。
唐鳳の学歴は中学校中退。
唐鳳は先天性の心臓病を抱える。激しい感情の変化にあうと、顔色が紫色になり、卒倒することもある。
唐鳳は登校拒否、復学、休学、復学を繰り返し中学中退後学校にはいっていない。
学校での知識は、ウェブで知り得ることに比べて10年は遅れているように思えた。もしそうであるばら、直接ウェブから学べばいいではないかと考えた。
小学校のとき、母親と一緒に欧州に1年修学しドイツ語やフランス語ができる。ウェブで世界各国の学者や専門家から教えを受ける。
14歳で学校を離れ16歳でコンピューター会社の経営に参画しプログラマーと経営者として順調に複数の企業を立ち上げ、アップルやオックスフォード出版など著名会社のデジタル顧問に就いた。
25歳のとき女性へ性転換、台湾で最初のトランスジェンダーの閣僚となり、閣僚名簿の性別欄にも「無」と記入された。
唐鳳は民主社会は多数決が原則ではあるが少数派の人々も影響力を行使できる社会のシステムが必要だと主張。
デジタル担当大臣になったあと、唐鳳は政策についてパブリック・オピニオンを募るネット上のプラットフォームをつくり、国民に対して、実施可能な政策アイデアを出すように求めた。16歳の高校生女子が、このプラットフォームで提案し、台湾は2019年7月にはプラスチックのストローを全面的に禁止した。
唐鳳は国際連合の会合にデジタル方式で参加し科学技術と外交を組み合わせる方法を創成した。
唐鳳は政府の政策会議に参加するときその場で自分で議事録をで作成、会議が終わった直後に議事録が公開されにることもある。
唐鳳は毎週水曜日は国民と話す。夜には台湾内外のグループや専門家、クリエイティブな人材を集めた会議を開く。食べ物も用意され議論。
唐鳳は25分間仕事するごとに5分間の休憩を取る。毎日8時間の睡眠を確保する。問題を考えながら眠り、起きたときには答えが出ている。
唐鳳は毎週フランスにいる精神分析医と45分間の対話を行っている。