Netflixのドキュメンタリー「The Great Hack」をみた。個人情報の流出やその影響について詳しく掘り下げている 。
今後の改善について世界で色々と取り組みがなされている。しかし根源的な問題には全く手がついていない。公開情報は個人情報に気をつけ、同意を取ればAIに利用することに対し寛大だ。しかし公開はする、あるいはしたいが大規模データとして利用されるのはごめんだという積極的な権利意識はまだ芽生えてはいないようだ。
今後憲法の基本的人権レベルのデータ権ともいうべきものが必要になってくる。しかし今はまだそれほど権利意識は生まれてはいない。それまでに大規模データを採取したものが勝利を収める。あたかも西部開拓史で米国西部の先住民の土地をぶんどり合戦したような時代にあたる。やったものがちだ。あとから合理的な理屈はついてくる、そんな思いを持った。人類が未だ遭遇しなかったすこぶる難しい問題だ。未来はどうなるのか予測する知恵を持たないのかもしれない。