まさおレポート

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電力室勤務の話など

2016-02-29 | 通信事業 NTT・NTTデータ・新電電

当時同僚のM君から聞いた話。

電電公社のとある電話局に配属された斎藤くんに上司と二人きりの退屈な勤務が始まる、すぐに終わる定時のチェック以外に何もすることがない、仕方がないので面白くも興味もない電力室の図面をみるだけ、若者に対する拷問かと思ったという。彼の体調が悪くなったのはこの部屋の影響かもしれない。

コンデンサや変圧器によって発生する可聴域外の低音と特有のにおい、鉛蓄電池、整流器、銅がむき出しの巨大な20000ボルトスイッチ、60ボルトを各家庭に送っている整流器の絶え間ないの振動、一日中蛍光灯。

斎藤くんの上司の山田さんは暇なので一日中新聞の株欄で株の研究している。

ある日、電力室の床工事が始まった、はつり屋と呼ばれる筋肉隆々の労働者がやってきてハンマーでコンクリートを削って行く、驚くほど高い時間給だと聞かされる、いまでは電動ハンマーでやるが当時は肉体労働に頼っていてプロレスラーのような体格の男がこんな仕事をしていた。

斉藤くんの先輩が、少し前はもっと暇で夜勤の時などは池田まで飲みに行くことも合ったそうな、いやはや。

 

回想のNTTデータ


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