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車正吉・桜が駆け巡る

大林宣彦監督よ安らかに

4月12日(日曜日)曇り後雨

今朝の新聞紙上に、映画監督大林宣彦さんが亡くなられたとの報。
肺がんの闘病生活をされているとは知っていたが、驚いた次第。

邦画ファンの私、大きな喪失感に包まれている。
戦前の体験を有する映画監督がまた一人鬼籍に入られた。
穏やかな語り口で、戦争反対を叫び続けられた姿勢に、何時も勇気付けられてきた。

とは言え、私は大林監督作品を数多く観てきた訳では無い。
私が一押しの作品は、「異人たちとの夏」(1988年)である。 


DVDを購入し、繰り返し観てきた。
また、山田太一さんによる原作も何度も読み返してきた。


  
若死(わかじに)した両親と過ごすという、荒唐無稽とも言えるストーリに惹き込まれ
ていった。 
役者の中で、父親役の片岡鶴太郎が好演している。 
歯切れの良いセリフが素晴らしい。 
 

戦前生まれの監督さん、あとは山田洋次監督だけか。
志村けんさんの死去により、新作品の計画が頓挫したようだが、新たな構想でもう一度制作に向かって頂きたい。
 




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コメント一覧

masakunsuki
コメントを頂き、有難うございます。「異人たちとの夏」のファンがいらっしゃるとは、大変嬉しいです。
鶴太郎と秋吉久美子が演じる両親と、我が両親とが重なり合い、見る度に涙が溢れてきます。
これからもどうぞよろしく、お願い致します。
shima427-kanbara710
私も「異人たちの夏」は大好きです。母を早くに亡くしたので、すき焼き屋での別れのシーンは何度見ても泣いてしまいます。人の情愛というものを本当にわかっていた監督だったと思います。ご冥福をお祈りします。
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