フロスマラブー

フライフィッシング好きなおじさんの日記

いわゆるガムフライ

2021-08-25 22:24:52 | FFタイイング
フライフック考2でちょっと紹介した「いわゆるガムフライ」の巻き方等を紹介します。

はっきり言って、簡単に巻けて、長寿命で、よく釣れるフライです。

まず、主材の革紐です。
フライショップで「トラウトガム」として販売されてますが、手芸店で販売している「ディアスキンレース」のほか、車洗車用の「セーム革」でもOKです。
ただし、後者2つは色の選択が難しいことと、「セーム革」はちょっと薄いです。
私は、「セーム革」は染色しても使用しています。


ガムフライをインターネットでぐぐると、直接フックにガムをスレッドで巻き留める方法しか見当たりませんが、私は、副材としてエッグ用のヤーンを1.5cmほどに切ったものやシールズファーのダビングを用いています。
このブログ名のフロスマラブーもそうですが、2色が結構マスさんにアピールすると思っています。
当然ながら主材と副材の色の組み合わせで、食いは変わります。




フックは、フライフック考2で紹介したとおり、がまかつ社C12-3HBV#14、オーナーばり社SBL-55M#12、土肥富社g22BLBT#12を主に使用しています。

巻き方です。なお、ここで紹介するのは引っ張り用でノーウェイトです。

まず、スレッドで下巻き。


フックの後ろの方でガムをスレッドで固定。


スレッドにヤーン等をダビング。


ダビングを巻き付け。


フックのアイ付近でスレッド固定。


ダビングブラシで掻き出し。


ヘッドセメントでスレッド固定部を補強。以前は行っていませんでしたが耐久性向上のため今では必須です。 これで完成です。


簡単ですね。巻き方を紹介するまでもなかったでしょうか。
このフライの釣り方ですが、通常の引っ張り以外に、酷寒の管理釣り場などで超々スローリトリーブがあります。
この時には、飲まれてしまうことが多いのですが、その時には無理に外そうとせず、躊躇なくテペットを切断してリリースしましょう。安価な土肥富社製フックはありがたいかぎりです。

次の写真は、2013年の中禅寺湖でレイクをC&Rしたときのものです。根掛かりでフライをロストしてしまい偶然フライボックスにあったこれで釣れてしまいました。焦げ茶の主材に、蛍光イエローの副材でした。




フライフック考2

2021-08-16 22:18:27 | FFタイイング
(2022.2.20一部訂正 「バームレスフック」→「バーブレスフック」)

第2弾は、比較的大型のバーブレスフックについてです。

皆さんは、バーブレスフックを利用されてますか?
リリース時に魚への負担が少ないこと、万が一自分も含めて釣ってしまったときにダメージが少ないことから、基本的にバーブレスフックでフライを巻いています。
基本的というのは、バーブレスフックがない形状、サイズの場合は、ペンチで潰して利用してました。ただし、潰し忘れもあるので最近バーブ付きのフックは一掃しました。

それで、現在巻いている比較的大型のフライのフックについて紹介します。

まず、中禅寺湖で使用しているNスペシャル(もどき)ですが、#6,8サイズということで、ティムコ社のTMC 100BL #8が廃盤になってからは、ドライ用ですがAXISCO社のAFB 1190 #8を利用してきました。
しかし、最近は犀川釣行用のバーバーラーバのためのフックを探していてたどり着いた土肥富社のd23フック#6,#8を利用しています。





また、犀川釣行用のバーバーラーバでは、土肥富社のm30BL#6,若しくはi77BL#6を利用しています。


さらに中型のいわゆるガムフライでは、最初はがまかつ社のC12-3HBV#14、次にオーナーばり社のSBL-55M#12、最近は土肥富社のg22BLBT#12を使用しています。


このように土肥富社はバーブレスフック利用者にとって、とてもありがたい存在なのですが、ひとつ欠点が。
それは、購入はネット通販であり、サイズ感がつかめず、ロットが標準100本であるということです。このため、この一連の投稿では比較できるような写真を多く、掲載してみました。
宜しければ、拙ホームページの土肥富社フック紹介ページをご覧ください。リンク

追伸
バーブレスフックは色々なところで推奨されていますが、各種媒体で紹介されるフライは、ほとんどがバーム付きフックを利用しています。
どうしてなのでしょう?
大型のバーブレスフックも土肥富社以外では、見当たりません。私には理解できないことの一つです。


フライフック考1

2021-08-15 13:17:55 | FFタイイング
お久しぶりです。コロナの拡大には驚くばかりです。
緊急事態宣言を受け、釣行も自粛。
ということで、貯めていたアップ材料を整理して投稿することにしました。
貯めない方がイイのに決まってますが。

まず今回は、フライフックについてです。
このブログ名にもなっているマーカー用フライのフロスマラブーです。

上 C12-3HBV#11  下 TMC 2487BL#10

使用フックは、ティムコ社のTMC 2487BLの#10が基本です。
しかし、約15年前ぐらいからは、テペットの結びやすさから環が大きな がまかつ社のC12-3HBVの#11を使用してきました。
さらに、C12-3HBVが比較的高額なので、探し当てたのが、ルアー用のオーナーばり社のSBL-55Mシングル55バーブレス(ミノー用)の#10です。
釣果に影響がないかと云うと微妙な所ですが、テペットの結びやすさ、安価が気に入っています。



左 C12-3HBV#11  中央 TMC 2487BL#10  右 SBL-55M#10


左 C12-3HBV#11  右 SBL-55M#10


重ね合わせ   SBL-55Mの方が環がより大きく、C12-3HBVの方が環の造りは良いです。