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バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1999年7月14日 北海道ツーリング 16日目

2025年03月30日 | 1999年 北海道ツーリング
7月14日(水)
天塩川リバーサイドキャンプ場(連泊)動かず。

 午前6時起床。薄曇り。道東、道南は大雨とのこと。
 今日あたり南に下るつもりだったが、のんびりタイムに予定変便。インスタントスパゲティ、トマト2ヶで朝食。CB750、サンダーエース、それにMさんが出発。残りのものは連泊。ただし網走に向かう予定のMさんは、天気が悪かったら引き返してくるかもしれないと言っている。
「2日酔いです」
 と言っているのはY倉クン。なんかげっそりしている。本来はあまり飲めないたちなのだが、昨夜は楽しくてつい飲み過ぎたという。普段はビール1杯も飲まないらしい。
「Mさん、引き返してくるそうですよ」
 と、Hさんの携帯にMさんから連絡がきたのは、まだ午前中のこと。
枝幸から南はやっぱり雨らしい。
「カニ、買ってくるそうです」
 今日、ここに連泊する人数に合わせて買ってくるという。
「今日はカニですよぉ」
Hさんがカップルのテントに向かって大声で知らせる。
「やったあ」
「割り勘ですけど、OKですねぇ」
「はあい」
 などと、テント間でやり取り。どうやら、今日もまた宴会のようだ。

 あまり出かけるものはなく、ペアライダーはテントの前でダベリングタイムに突入して、Hさん、チャリのI沢クンは「ここはウグイしか釣れないんですよ」などと言いつつ、2人とも持参してきた釣り道具をもってでかける。キャンプ場から手塩川までは歩いて10分くらいのものだ。――釣果は2人で4~5匹ほどだったらしい。Y倉クンのみ、枝幸方面に遠出。自分はテントにごろんとして、文庫本を読み続ける。午後から霧雨。バイクにカバーなどかける。

 結局、Mさんは毛ガニを大箱にどんと、9杯買ってくる。めちゃくちゃ安い。もちろん冷凍物などではない。3杯で1380円。安く手に入れられるところを地元の人に訊いて、市内のスーパーまで買いにいったらしい。ご苦労様でした。
 霧雨の中、今日はバイク5台で買い出し。炭、ヤキトリ、ピーマン、ネギ。個人用に500ミリリットル缶ビール6本、ワイン1本。日本酒に目がないという京都の女性ライダーとMさん、Hさんらは、共同で純米酒を一本買っている。
 昨日もバイクで風呂にいったが、さすがに今日は霧雨、歩いていく。傘など持ってきていないのでレインウェアの上だけ着ていくが、やはり今度から折り畳み傘をもってきたほうがいいかな、などと心にメモ。

 夜になっても、絹のような雨は止む気配はない。
 なにはともあれ、カニを食べる。Mさんの毛カニはどうやって食べるかといレクチャーも無事にすみ、それぞれ無言タイムに突入。ときおり「美味いねえ」などというつぶやきが聞こえるが、炊事場の屋根に音もなく雨が降り続く中、全員の全神経はカニほじほじに集中。身を食べ終わると、甲羅に酒を注ぎ、網の上でしばらくあぶる。これで甲羅酒のできあがり。自分1杯だけ日本酒を注いでもらう。

 そのあと、今夜は飲めませんといっていたバリオスのY倉クンが焼鳥屋のオヤジと化して、焼き物関係を一手に引き受ける。その立ち姿がなかなか様になっていて、すぐさまみんなに「オヤジ、ヤキトリ1本」などと冷やかされるが、まんざらでもないようだ。彼は人と話をするときには1回1回「はい」とはっきり返事をして、自分がなにかを言うときには「自分は……」としゃべりはじめる。彼としゃべっていると、ふと上下関係を意識させられる瞬間もあるが、ちっともイヤな感じではない。警察か自衛隊にでもいたのかなと、ちらりと脳裏を掠める。

 カニが1匹余ったので、カニメシをつくることにする。カニの殻でダシを取り、4カップほど炊いてみる。ツマミ程度にしかならない量だが、なかなか好評。いつのまにか雨もあがり、全員、ブルーシートの上に移動して飲み会。今日、ここにテントを張ったチャリダーとオフ車の女性ライダーも誘ったので、自分がきたときから居続けているファミリーキャンパーの1組を除き、昨夜に続き今夜もキャンプ場にいる全員参加の宴会。ほかに迷惑はかけそうにないので、12時近くまでワヤワヤやる。




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