ことばと学びと学校図書館etc.をめぐる足立正治の気まぐれなブログ

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あけましておめでとうございます

2019年01月03日 | マミム・メモ

 

 

実り多い年になりそうな予感がします

新年の抱負

あけましておめでとうございます。 
昨年、12月31日の朝、いつものように眼鏡のレンズを拭こうとしたら、突然、チタンの針金でできたフレームがホロホロとくずれてしまった。前夜まで普段のとおりに使用し、つい先日も手入れと調整をしてもらったばかりだというのに、なんともあっけないこわれ方だ。しかも、よりによって大晦日の朝に…。
行きつけの眼鏡屋に駆け込んで新しいフレームをつくってもらったが、こんなふうにこわれたのは金属疲労によるのだという。そのとき、ふと心をよぎった思いは、自分の人生もこんな終わり方ができたらいいだろうなということだった。さっきまで元気にしていたのに、ふとしたきっかけでホロホロと崩れるように人生を終われれば最高だ。
一夜明けて、新年の抱負はおのずからはっきりとしてきた。いつか、いのちの火が消える、その瞬間まで、日々の仕事も学びも、出会いも別れも、友人や愛しい人との交わりも、そして異質な隣人や敵意ある人と関わるときも…、自分の想いを大切にしながら、ひたすら生きる。これまでにやってきたことに、つねに新鮮な気持ちで取り組む。

当面は、これまでにご縁のあった人たちと一緒に、以下のことに集中することにします。
朗読(朗読を始めて2年になりますが、今年も、いろんなジャンルの作品にチャレンジして、声による表現の可能性を追及します。活字になった文章を声に出して表現しようとするときに、黙読するだけでは得られない新たな発見があり、読みが深まっていきます)
読書会(ジョン・デューイの著作を読み進めています。昨年末に『民主主義と教育』を読み終えたので、今年は『経験としての芸術』を読み始めます)
学校図書館勉強会「探究的な学びと学校図書館」(アメリカ・スクールライブラリアン協会(AASL)が2007年に発表した「21世紀の学習者の基準」*をわが国の学校現場で実践する方策を考えています。とりわけ、探究の基盤となるクリティカル・シンキングの指導と、探究の過程と成果を共有するための論文の指導について検討します)
*「21世紀の学習者の基準」
1.疑問をもって調べ、批判的に考えて、知識を得る。2.結論を導き出し、情報にもとづいて意思決定をし、知識を新しい場面に適用して、新たな知識を生み出す。3.知識を共有し、倫理的・生産的に民主主義社会に参加する。4.人間的で美的な成長を追求する。

 

コメント (1)
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HERE COMES EVERYBODY (HCE From Finnegans Wake by James Joyce)

いま、ここに生きているあなたと私は、これまでに生きたすべての人、いま生きているすべての人、これまでに起きたすべての事象、いま起きているすべての事象とつながっていることを忘れずにいたいと思います。そんな私が気まぐれに書き綴ったメッセージをお読みくださって、何かを感じたり、考えたり、行動してみようと思われたら、コメントを書いてくださるか、個人的にメッセージを送ってくだされば嬉しいです。

正気に生きる知恵

すべてがつながり、複雑に絡み合った世界(環境)にあって、できるだけ混乱を避け、問題状況を適切に打開し、思考の袋小路に迷い込まずに正気で生きていくためには、問題の背景や文脈に目を向け、新たな情報を取り入れながら、結果が及ぼす影響にも想像力を働かせて、考え、行動することが大切です。そのために私は、世界(環境)を認識し、価値判断をし、世界(環境)に働きかけるための拠り所(媒介)としている言葉や記号、感じたり考えたりしていることを「現地の位置関係を表す地図」にたとえて、次の3つの基本を忘れないように心がけています。 ・地図は現地ではない。 (言葉や記号やモデルはそれが表わそうとしている、そのものではない。私が感じたり考えたりしているのは世界そのものではない。私が見ている世界は私の心の内にあるものの反映ではないか。) ・地図は現地のすべてを表すわけではない。 (地図や記号やモデルでは表わされていないものがある。私が感じたり考えたりしていることから漏れ落ちているものがある。) ・地図の地図を作ることができる。 (言葉や記号やモデルについて、私が感じたり考えたりしていることについて考えたり語ったりできる。)