旅の途中で

絵のこと音楽のこと本のことetc・・・趣味全開でスケッチスケッチ!

シャガール展

2006年05月05日 22時47分22秒 | アート
天保山のサントリーミュージアムで開催されている、「シャガール展」に行ってきた。なんで今日行ったのかと言うと、5月5日は無料公開の日だったから・・・!

連休前に、友達に「連休中にサントリーミュージアム行きたいと思ってるんだ~」と報告すると、「5日は無料らしいよ?」との返事が!!
良い情報をありがとうKさん!おかげで助かりました~

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シャガールの絵は素晴しく愛情に溢れていて、見るたび幸せな気持ちにさせてくれる。
描く題材も、自分と愛妻が幸せそうに寄り添っているものが多く、画家人生を通じて「恋人達」を描き続けてきた画家でもある。

シャガールの絵には常識なんて通用しない。恋人達はふわふわと宙を漂い、木々や町並みは時に斜めや逆向きに描かれ、牛やにわとりがダンスを踊る、幻想的な光景がキャンバスいっぱいに広がっている。

彼の絵を見ていると、絵を描く技術ってなんだろうと思う(もちろん、確かな技術を持っている上で、それを崩した絵が描ける訳だけども)。
愛情を素直に絵筆に乗せるだけで、こんなに詩的で美しい世界が描けるんだなぁと。

今回の展覧会では、かなり大きな油絵から版画の挿絵集まで、幅広い作品が楽しめる。
挿絵では、イソップ童話や聖書、ゴーゴリ作の「死せる魂」等につけた作品があった。
量も多すぎず少なすぎず、ちょうど良い感じで楽しむことができた。


ナルニア国物語

2006年05月05日 01時11分12秒 | 映画
今日・・・じゃない、昨日の夜、レイトショーで「ナルニア国物語」をてけてけちゃんと見てきた~~★

実は私、子供の頃にこの原作を読んで、それ以来のファンなのよ・・・それから3回読み直しちゃったくらい好きで。

原作者は英国人のC・S・ルイスという作家で、他にも幻想的な物語を書いているけど、SFでも活躍した人で、「マラカンドラ」「ペレランドラ」「サルカンドラ」という火星、金星、地球を舞台にした3部作がとってもおもしろい。

この人は宗教にも深く通じている人で、そういう目で見るとナルニア国物語りもキリスト教の色が濃く出ていると思う(詳しく書くと内容に触れてしまうので書けないけども~~)。


初めてこの本を読んだ子供の頃、とにかく衝撃的な内容で(やっぱり詳しくはネタばれになるので書けないけども~~)、それまでに読んだファンタジー物とは、リアル感が全然違うと思った。

現実世界から異世界に行くための方法がね・・・衣装ダンスの中を通り抜けて、ナルニア国に入るの。
しかも、こっちの世界とナルニアと行ったり来たりできるの!
不可抗力で異世界に行くんじゃなくて、自分の意思と足で異世界に行く。

この設定が、現実世界と異世界との境界線を消してくれて、私も読みながらナルニアを近くに感じてドキドキした。


それだけに、今回の映画化には期待と同時にとまどいもあった・・・
あの世界を映画化できるのか?映画化にありがちな、原作とは違うものになってしまったりしていないか??って。

だけどだけど!全然原作の色を消してなかった。本を読んだ時のイメージそのままの世界を視覚化できてると思って、嬉しかった!

原作は全7巻まであるんだけど、映画も7作作るのかなぁ。
何年かかるのかはわからないけど、楽しみだなぁ。