決戦第１ラウンド－その①

その①１～３回

２－１で阪神の勝利

阪神がランナーを３塁まで２度進めながら相変わらずの拙攻。２回は内野安打・犠打・犠飛・３ゴロの４球で終了。得点できないうちに流れは楽天に。

楽天２回の攻撃は月間ＭＶＰの山崎から。直近は１５打数１安打で調子落ちという。投手が警戒して正直に勝負してこないから強引に手を出してしまう、ボールに手を出さない我慢が必要とのこと。それがしっかり実行され下柳の誘い球に全く手を出さず四球で先頭出塁。最後の球はストライクをボール判定で下柳のイライラが心配。続くリックもボールには全く反応しない。野村監督の授けた下柳攻略法なのか。元々打たせて取る、かわすピッチング主体の下柳にとって本当に苦しい。２者連続四球で無死１・２塁。続くフェルナンデスにもボールツー。併殺が欲しいところだが果たして。苦し紛れの真ん中スライダーが左中間真っ二つで先制許し、尚も無死２・３塁。下手するとここで試合の体勢決してしまう。

次の打者はいい当たりもライト林へのライナー。サードランナーがスタート切らず阪神は助かった。１死は取ったがピンチ継続、バッター鉄平。カウントはワンスリー。ほぼ歩かせて満塁のケースが想定されたが、次の外角低目へのボール球を鉄平が空振り。ボール球に手を出さない方針が徹底されてなかったのか、次の球も同じところを空振りで三振。一気に崩れかねない場面で大助かりのプレーだった。

３回表は金本貫禄の逆転ツーランの後、今岡エラー出塁、鳥谷２打席連続安打で打席にシーツ。一気に若い永井を崩せるか。外角の落ちる球を空振りした次の球ど真ん中高目をスイング一閃。シーツも打球に目を見やっているのでバックスクリーンいったか、と思ったが平凡なセンターフライでがっくり。シーツはやっぱりアカンですわ。

３回裏。２死１塁で山崎を迎えツースリーから見逃し三振。誰が見てもストライク球なのに執拗に審判に文句を垂れる山崎は好感度急落だ。下柳３回を１失点で阪神１点リードで序盤終了。お互い試合を一方的有利にできるチャンスがありながら鉄平とシーツの打席がポイントであった。