インド-おかま

　インドにも”おかま”がいる。

私が見たおかまは凄い！

インド人スタッフの赤ちゃんが、病院から退院して自宅に帰った。

その赤ちゃんを改めて見に出かけた。
残念ながら、予定より早めに生まれたため、出産祝いを持たずに
出かけた。

次回の出張時に、何か適当なものを日本から持参しようと
考えているので、今回はただ赤ちゃんの顔を見るだけだ。

母親は、ベッドで眠っていると言うことで会えなかったが、
赤ちゃんは、スタッフの母親に抱かれて、窓際の日がさすところで
日向ぼっこ！

何故かというと、インドでは生まれて直ぐは
”黄疸”（だと思う・・説明が良く理解できなかったが・　多分？）
の症状を取り除くために、太陽に当てると良い・　と　言われているからだ・

よく分からんが、そんなことで冬の柔らかな日差しを浴びながら、すやすやと
腕に抱かれて眠っている。

赤ん坊を見た後、帰るため玄関に出た。

その時である、クラクションを鳴らしながら車が近づいてきた。
中には4人の派手な化粧をした、どう見ても”おかま”がいた。

ヒンディー語で何やら大きな声でこちらに向かって話しかけてきた。
もちろん、私に対してではない。

赤ちゃんの父親に対してである。

すると、彼はその車に近づいていき、何やら話を始めた。
やがて、一枚の名詞を貰ってきた。

話を聞くと、日本人に言っても理解できないだろうが・　と前置きをして。

赤ちゃんが生まれると、この手の連中がやってくる。
そして、おめでとう！　と言いながらお金をせびる・・

これが、彼らのビジネスだ！

関係ないから、無視したら・・　と、言うと。

もし無視すると、毎日やってきて大騒ぎする。
ひどいのは、玄関先に小便や、”うんこ”をする奴がいる。

どうやって、赤ちゃんがいる事を知るのか？

どうも、病院から情報が流れるらしい・・・

ところで、奴らはどの位のお金をせびるのか？

昔は・・　2千ルピー（4000円ー5000円程度）位が相場だったが、
最近は5万ルピーとか言う奴がいる、　しかし、そこは話し合いだ・・　との事。

厄介なのは、この連中にお金をくれたやったあと、別の連中が又やってくる
事がある。

連中も縄張りがあるが、誰がここの縄張りなのか、こちらにはわからない
ため、念のため名詞を貰うのである。

しかし、こんな連中が名詞を持っているとは！
その名詞を見せてもらった、我々が普段使っている名詞の4倍くらい
あり、チラシの小型みたいなものだった。

お金持ちをターゲットにするやからは何処にでもいるものだ！