麻乃はいつも 風のように走った

引退した競走馬を引き取りました。


脚を壊した麻乃は
もう二度と走れません

ハル君が天馬になりました

2018-10-05 18:59:44 | 馬達
昨日、Mちゃんからの突然の訃報で
ハル君が天馬になった事、知りました。



ハルカゼ号 9歳


Mちゃんの話では
夏に熱中症から脱水症状になり、
上手く水分を吸収する事が出来なくなって
しまったそうです。

その後、何回も獣医さんに診て貰っては
一進一退を繰り返したのですが、
手当ての甲斐もなく一昨日の夜中に
天馬になって虹の橋を渡って行きました。

最後は余り苦しまず
Mちゃんの腕の中で安らかに
旅立ったそうです。


Mちゃんとハル君



まさに人馬一体で6年間を共に過ごした仲。


ハル君とあーちゃんは鹿児島の馬事公苑で
共にひと時を過ごしました。
あーちゃんが疝痛で死の淵をさ迷った時に
この世に引き戻してくれたのは
他ならぬハル君のママでした。
本当に有り難かったです。

でもそのハル君がまさか9歳と言う若さで
旅立ってしまうとは思いもよらず、
誰より気持ちが分かる私は
かける言葉が見つかりません。




馬事公苑でのMちゃんとハル君





桜満開の中を2人で。





余りに美しく絵になるので、、。





写真コンクールに出そうかな。と思った程。





恐々ですが私もあーちゃんと





桜のトンネルを通って厩舎への道を2人で。





お手入れの仕方などをMちゃんに教えて貰ったり
楽しい日々でした。




あーちゃんを引き取った時、私
「乗れもしない足の悪い馬を引き取って
何が楽しいのか理解出来ない。」
と言われました。

ハル君は中央競馬を降りてから
噛む、蹴るが酷くて乗馬に向かず
処分される寸前でMちゃんが引き取りました。

引き取ってからもMちゃんは
何度も色々な人から
「この馬はダメだから、捨てて
もっといい馬に乗り替えろ。」と言われました。

でも私もMちゃんも
足が悪くてもあーちゃんと居られて
噛んだり蹴ったりしてもハル君と居られて
本当に本当に幸せだったんです。

あーちゃんが
ホウキにバトンタッチした様に
ハル君もきっと
誰かにバトンタッチするでしょう。





ハル君とあーちゃん 初対面の日






今頃はあーちゃんが迎えに来て
二頭でこんな風に爆走してるかな?


たかが一頭。 されど一頭。
私もMちゃんも
まだまだ頑張って行くんで


ヨロシクでーす!!