イル・ヴォーロの歌「誰も寝てはならぬ(トゥーランドット)」

2017-11-21 22:08:07 | 音楽(音楽動画・コンサート・オペラ) 

 

  こんにちは

  いよいよ秋も終わりに近づいてきました。

  銀杏などの黄葉した葉が落ちる今頃の季節を黄落期(こうらくき)と言って、俳句では秋の季語

  になるのだそうです。先日、テレビのプレバトランキングの俳句でやっていました。

  黄落期、いい言葉ですね。

   

  装飾吊り看板をブログに載せる予定で写真を選んだりの準備をしていたのですけど間に合い

  そうにありませんので、せっかくいらして下さったかた、よろしかったらイタリアの男声トリオ、

  イル・ヴォーロが歌う「誰も寝てはならぬ」を聴いていらしてください。

 

  この曲は、プッチーニが作曲したオペラ「トゥーランドット」の中で、主人公のカラフ王子が歌う

  アリア(詠唱・そのオペラでいちばん花形の歌)「誰も寝てはならぬ」です。

  でも日本では、フィギュアースケートの荒川静香選手が金メダルを取った時の曲名「トゥーラン

  ドット」のほうが定着してしまって、「トゥーランドット」は知っているけれど「誰も寝てはならぬ」

  は知らないという人が少なくありません。

 

  今年も宇野昌磨選手と本田真凛選手がやはりフリーでこの曲を使っていますね。

  宇野昌磨選手は、きっと平昌オリンピックでもこの曲で踊ることになるでしょう。

 

  このイル・ヴォーロも、羽生結弦選手がエキシビジョンで踊った「ノッテ・ステラータ」を歌っている

  グループということで、日本でも注目されるようになりました。

  フィギュアースケート効果ですね。  

  そしてついに、この11月末に初来日です。

 

             
                      イル・ヴォーロ(イタリア)

 

  最近(関東エリアだけでしょうか)テレビで、↓下に載せた歌動画とまったく同じ動画が初来日

  コンサート、及びイル・ヴォーロのCMのために時々流れています。

  この曲を三人のポピュラー歌手で歌うというのは珍しいと思います。

  ↓以前ブログに載せた動画「グラナダ」と同じフィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂の前。

 

          

 

                    

              
                               荒川静香選手 トリノオリンピックでの「トゥーランドット」

 

  荒川選手はこの「誰も寝てはならぬ」を使ってトゥーランドット姫を演技したのでした。

   荒川選手のトゥーランドット姫は、当時クールビューティーと騒がれたものです。

 

  トゥーランドットは古代中国の絶世の美女、北京のお姫様。

  男たちが命がけで求婚して、約束の難問が解けずに死刑にされてゆく、それでも求婚者が後

  を絶ちません。

  次々に男たちを抹殺する氷のような心を持ったトゥーランドット姫って、どんな人だったの

  でしょう。

                  

 

  ↓下は、永遠の歌姫と呼ばれる今は亡きオペラ歌手マリア・カラスのトゥーランドット姫です。

             

 

  カラフ王子はトゥーランドット姫の出した難問を見事に解くことができ、その時勝利を確信して

  歌う歌がこの「誰も寝てはならぬ」です。

  カラフ王子はついに姫の氷の心も解かして、めでたく愛で結ばれるというハッピーエンド。

 

  もし、DVDでも観てオペラ初体験をしてみようかと思うかたがいらしたら、「トゥーランドット」

  はお奨めです。舞台も衣装も絢爛豪華ですし、物語もドラマティック。

 

                   

  ↑荒川選手とは違って、宇野昌磨選手はこの曲でカラフ王子のほうを演技します。

 

  平昌オリンピックのフィギュアースケートは、日本勢は特に女子選手が厳しい戦いになりそう。

  出場枠が二枠しか取れなかった上に、ロシア勢が台頭してきて世界のレベルが異常に高くなって

  いるためです。

 

  そして何よりも、羽生結弦選手の怪我が完全に治って復帰できますように。

  日本選手の皆さん、頑張ってくださいね。応援しています。

  「トゥーランドット」あれこれ、でした。

  (使用した写真はYahoo画像より引用しました)

 

   

                               

 

  

 

   

               


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