<!-- 大口純一郎トリオ -->
去年の話になりますが、長崎県波佐見町のジャズ喫茶「Doug」で大口純一郎トリオの
ライブがありました。
その日、少し遅れて行ったのですが、入って暫く聴いていると、頭の中に「インテリジ
ェンス」という言葉がぐるぐる周りだしました。普通はインテリジェンスを感じた後に来
るのは「クール」だったり「エレガント」だったりするのですが、その日 その後に来た
のは説明が難しいほどの「言いようのない 温かさ」。
日本を代表するジャズミュージシャンの三人で技術はもちろんの事ですが。あの日
のライブ終了後には、すべての観衆に美しい感動という矢が刺さっていました。
その後の打ち上げは過去最高の楽しいものに。長年ジャズ喫茶をやっているマスタ
ーもこんな事は滅多にないという位。自然とセッションが始まって私もトリオでデュオ
でといっぱい歌わせて貰いました。深夜2時までの大セッション大会です。
大口さんのピアノは憎いほどお洒落で、でも何処か少年のような「イノセントさ」も感じ
て一緒にやっていると、先に先に「こう歌うといいよ」って言うヒントを旋律でいっぱいく
れるのです。今までとは全く違う歌い方ができました。
原さんのドラムはIQの高いドラム。バランスコントロールが素晴らしくて ラサール出
身とお聞きしてるけど、リズムにもその知性が溢れていました。アフター時の笑顔と
おしゃべりも忘れられません。
米木さんのベースは、あのベース音は何なのでしょう!もう説明も出来ないほどの、
あれは米木さんの音。他の誰にも真似できないと思う。私は男の人をここまでカッコ
イイと思ったのは10年ぶり位でした。
その日、私にはしっかり二本の矢が刺さってました(笑)
最高にカッコイイ三人をこれからもずっと応援します。
誰か、ライブ見学ツアー組みませんか?
今だ、興奮冷めやらぬ私
今年は、まだ一緒にやってませんねー
楽しみにしてます