しばらくご無沙汰しておりましたアート・シリーズですが、今回は、母娘で出掛けた、松下電工 汐留ミュージアム(JR新橋駅から徒歩5分)の「ルオーとマティス」展のご紹介です。 毎週、家族で楽しみにしているNHKの新日曜美術館で紹介されて以来、今回は絶対行くぞぉ、と心に誓いながら迎えたゴールデンウィーク。混雑を気にしながら出掛けましたが、上野などの巨大展覧会とは違い、一枚一枚、ゆっくりと観ることができま . . . 本文を読む
週末に、お台場の日本科学未来館で8月19日まで開催中の「モビリティの現在・未来 水素エネルギー展」に娘と出掛けてきました。 あのBMWが、水素と酸素を燃焼することでエネルギーを発生する水素内燃エンジン自動車「BMW Hydrogen 7」を開発し、日本でも発表されたのを機に、「エネルギーを考えることは、地球を、未来を考えること」、といったテーマのもとに、特別展示をしています。 実は、娘は、この4 . . . 本文を読む
六本木ヒルズのアカデミー・ヒルズで会議があり、その帰りに森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで開催中の、ねむの木学園の子どもたちの絵の展覧会に行ってきました。 女優の宮城まり子さんが静岡県掛川市で、身体・精神にハンディキャップ(欧米では最近はチャレンジドchallengedといいます)をかかえた子どもたちの療護施設を始めてから40周年を記念した展覧会です。 感性と感受性を大切にすることで集 . . . 本文を読む
彼が若干20歳で描いた「受胎告知」で見せた天才画家の片鱗に魅了された後、彼の天才の実像、言い換えれば彼の思索の旅路を辿ることにより、自然そして物事の本質を深くとらえようと、幾何学、解剖学なども追求した人間、ダ・ヴィンチの偉大さを、第2展示会場は私たちに見せつけました。 私には美術史の知識もありませんが、あまりに先進的な「受胎告知」の一枚の凄さが当時の芸術の世界で認められなかったことは悲劇ではなく . . . 本文を読む
暖冬の影響で雪が少なく、例年の春休みのキッズのみのスキーキャンプを断念した娘を不憫に思い、何か埋め合わせと思いながら時間が取れずいた。 春休みの終盤の平日、それも小雨降る寒い日の朝9:30の開館に合わせて、上野の東京国立博物館で開催中のレオナルド・ダ・ヴィンチ展に出掛けた。娘も昨年の右脳で描くワークショップにて講師のクリスティンからダ・ヴィンチの秘密の技法を教わって以来興味を持っていたし、フィ . . . 本文を読む
前回に引き続き、5日間ただひたすら絵画と格闘する、「RBR右脳で描く5日間ワークショップ」の体験談Part2です。 最初の2日間で自分の手、足元を輪郭描写し、ネガティブ・スペースを意識しながら椅子をデッサンし、3日目には、部屋の隅っこを写生することにより、右脳と左脳の両方を駆使して角度、比率、遠近法を学びました。 4日目には、2人づつペアになって、横顔を描きます。一般的な顔の部位の位置そして比 . . . 本文を読む
上左は、「右脳で描く5日間ワークショップ」の受講前に鏡に映る自分をドローイングしたもので、右は講習の最終日に6時間かけて描いたものです。小学校以来、ほとんど描いていなかった私が50歳にしての挑戦でした。 ブログの中にも度々登場する絵画関連のイベントを不思議に思っていた方もいらっしゃることでしょう。娘の創造性に役立つかもしれないとの親心もあり、RBRのクリスティン・ニュートン先生のワークショップ . . . 本文を読む
前回ご紹介した、サーカスそしてピエロを30年に渡り描き続ける画家、岡部文明さんは、高校生で国体に出場するラグビー選手でしたが、試合中に頚椎を損傷し、下半身そして手の自由がきかなくなりました。 ラグビーの断念は勿論のこと、将来への絶望感で苛まれる苦闘の入院生活の中で、お父さんが、「絵を描いてみないか」と声を掛けます。2年に及ぶ入院・リハビリ生活を終え帰宅した彼の部屋の本棚に、父親が入院中に買い揃え . . . 本文を読む
ある金曜日の夜、銀座のみゆき画廊で、30年に渡ってサーカスそしてピエロを描き続ける、BOKABE、岡部文明(ぶんめい)氏、の個展に家族で出掛けました。 朝日の文芸欄で「世界各地のサーカスを訪れ、そこでみたイメージを鮮やかな色彩と大胆な構図で表現する。どんな状況にあっても人を楽しませるピエロの姿を通して、人生におけるユーモアの大切さを伝えたい。」という紹介文を読んで、カミサンと娘を誘い出しました . . . 本文を読む
11月24日まで上野の東京都美術館で開催中の第38回日展で、親子鑑賞教室の彫刻部門に参加しました。夏に受講した一日アート体験教室に引き続き、今回は、毎年秋に行われる日展会場で実施されました。 夏はテラコッタ彫刻を創ることが目的でしたが、今回は作品を楽しく鑑賞することに主眼が置かれていました。 日展には、日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門で、日本を代表する巨匠から中堅、新鋭の作家による、1 . . . 本文を読む
娘の小学校が入学試験で1週間休み。普通の日に休みが取れたとき、皆さんなら何をしますか?この時ばかりはと、土日には混雑するディズニーランド? 私たちは、先日、長蛇の列を見て断念した、上野の森美術館で開催中のダリ回顧展に行きました。娘の同級生も親娘で数組、観に来ていました。 10時5分前に到着、今日は空いているであろうと思いきや、すでに20mほどの行列。皆さん開場前から期待を膨らませ静かに並んで待 . . . 本文を読む
ダリ回顧展を観ようと上野の森美術館に開館時刻の10時過ぎに着いたのですが、すでに30分待ち。やはり日曜日は避けるべきなのです。 我慢が足らない私たち親子ですが、娘は、看板・チラシでみていたP・ゴーギャンがいいというので、東京都美術館で開催中のエルミタージュ美術館展に乗り換えることにしました。切符売り場に列はなし、それに、たまたま今日に当たった第3日曜日には、子ども連れの親は料金半額とかで(但し東 . . . 本文を読む
日展の彫刻ワークショップに娘と参加したことを書きましたが、9月27日付け朝日新聞におもしろい記事を見つけたので紹介します。 朝日陶芸展は、器からオブジェまで、土から自由な造形を創りだす現代陶芸の登竜門であり、今年で44回目を迎えるそうです。ここ2年連続で20歳代の女性が最高賞を受賞。今年は、入賞者10人中7人が女性と、女性の活躍がめざましいアートの分野です。 グランプリ受賞者を出した京都市立芸術 . . . 本文を読む
日展って何?日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書などの作品を広範に3000点余りを集め、毎年秋に行われる美術展といったところでしょうか。今年は38回目で、11月2日から24日まで上野の東京都美術館で開催されます。 勿論、私たちの作品が日展に出るなんていう話ではありません。芸術家たちの団体としては美術展が最大のイベントなのですが、いわゆるPR・社会貢献活動とでもいいましょうか、彼らが主催する、子ど . . . 本文を読む
大雨の降りしきる中、世田谷美術館にアンリ・ルソー展(12月10日まで、その後は愛知、島根に巡回)を観にいってきました。一般公開に先立つ内覧会は娘にとって始めての経験。美術専門家や報道関係者など限られた人数で美術館を独占し、じっくりと鑑賞できる、との私の誘いに、いつもの混んだ美術館とは少し違った雰囲気を味わえるのでは、とでも思ったのでしょうか。 アンリ・ルソーは誰からも絵画の手ほどきを受けること . . . 本文を読む