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おぼえがき

50代の日記。子供のことや自分のこと。書くことで考えをまとめたい。

キリギリス

2021-04-13 15:39:22 | 日記

遠方の母が体調が思わしくないようだ。持病がいくつもあるが良い先生と出会い、親身に診て頂いている。お金には困っていないが市内に住む妹に週に1回ほどショッピングセンターに連れて行ってもらい食事や買い物をしている。最近元気になったと言っていたのだが、やはり、また不調になっている。

厳しい冬が半年も続く地域でいつまで一人暮らしができるのだろう。元気で出歩くのが好きな母も寄る年並みには勝てず思うように出歩けなくなった。ようやく主治医の勧めで介護認定してもらいデイサービスも楽しんでいるし杖も使ってくれるようになった。ご近所が優しい方で、除雪などしてくださっているからまだ何とかなっているけれど。そのうち施設も考えなければならないだろう。祖母の時は何とも思わなかったけれど自分の母親となると、長年住んだ家を捨てさせるのは忍びない。自分としてはもう東京暮らしは疲れたので帰りたい気持ちは強いのだが、吾子が独立してからになるだろうし。吾子も結婚しない限り家を出ないかも。夫を置いて一人で帰るのも、夫がかわいそうではある。ひとりで朝の支度をするのもきついだろう。全く、前の仕事だったならひとりで放っておいても大丈夫だったのに。今は世話を焼いてやらないとひとりで支度は大変だ。そもそも40すぎてから買った中古住宅のローン。どうするの。売って地方に引っ込んだほうが、生活資金もできるし物価も安いので良いのかな?

家を買うまで、夫の仕事も自分の仕事も順調で、不安なく生きてこれた。ただ、アリとキリギリスに例えればアリではない。キリギリス、だよね。収入のあった時にもっと堅実に貯金や投資など積極的にすればよかった。夫の転職というか、離職で人生設計が狂ってしまった。同じ立場でも、もっと賢く立ち回れば、今頃それなりの地位についていたのではないか?自分の仕事もピークが過ぎた感じ。頼りにしていた師匠は亡くなってしまった。収入が1番の不安材料だ。

呑気に生きてきて、この頃現実の厳しさが見えてきて怯えている。日本自体も昔の力がなく、問題が噴出しているように思う。右肩上がりの時代を生きた親を持ちバブル期に就職できた自分たち。もうそれは通用しないことは頭で分かってはいたがこの頃は実感している。閉経して、体力や感性の衰えを感じ、もう自分は盛りを過ぎて過去の人になりつつある、後進に道を譲るべきなのかもしれない。そもそも道の真ん中にいないんですけど。

子供が元気で前向きで頭が良いのが一つの救いか。ただ、コロナ禍の中の就活だし女子なのがネックだ。履歴書的には問題ないのは、私からのプレゼントだと思って欲しい。エントリーシートではねられることはまずない。高校を辞めさせなくて本当によかった。

バブル期のおばかさんな私たち、、、ましてや地方の女子。もっと自分でよく考えて堅実に生きてくればよかった。もっと視野が広い賢い親に育てられていたら?過去は変えられないのだ。今から何とかするしかなかろう。でも意欲が湧かないのがキツい。

後日/ロダンのココロという優しい漫画を描いていた人が、何と家を失い一時期ホームレスになったという朝日の記事を読んで衝撃を受けた。記事を読んでみれば、本人の認識もかなり世間からずれていると思った。やっぱり作品作りに情熱を傾ける人は現世のことは疎かったり後回しにしたり、不器用で、、、うちの母も作品命系だが夫は公務員でメキメキ出世したし財産のある家に嫁いだので年に何回も海外旅行に行けるほど悠々自適だ。病院も買い物も全てタクシーだ。年代的にも主婦が外で仕事につかない世代とは言え、自分は働かないで創作をすることができたという恵まれた人だ。でもその友人や仲間の中には老後に国民年金しかないので生活保護を申請した人が数人いると聞いた。美とか作品とかにこだわるのはやっぱりキリギリスだと思う。環境ってとても大切だな。同じような人とばかり付き合っていると価値観が同じになってしまう。今いる場所はやばい場所かもしれないと気づけない。いろんなクラスタに属しておくのが身を守るためにも良いかもしれない。

 


我が家の太陽 そして老後不安

2021-04-12 07:27:36 | 日記

先週より吾子の大学は新学年。対面授業がほとんどだ。1週間、授業、ゼミ、バイトとフルコース。ゼミの友達とお茶もしたようだ。こんなことをしているんだって、と大学でできた友達の話をしてくれるようになった。自立に向けて自分なりに考えている様子も伝わってくるし、平均から平均以下だったGPAは3,3も取ったし一安心だ。成績はメンタルを測る一つの目安になる(こうなってくると真面目に取り組んだ前期が平均以下だったのはおかしいような気もしてくるがもう今更異議申し立てもできない)。悪いルートに入ると「自分は悪くない」「授業の内容が/先生のやり方が 悪い」とぶうぶう言ったりサボったりするので。これで皆が受験勉強に入る高3はパー。受験勉強はほぼしかなかった。しないでセンターで9割以上取っているのだから、半年でもちゃんと受験勉強してくれれば、、、、今更だが。でも前向きの良いルートに戻ってくれればそれで良い。彼女が笑顔で幸せでいてくれれば。吾子は我が家の太陽なので雨になると家中水浸し。ようやく長い梅雨が終わったように思える。(春のチャンスは逃したが。進展のないまま、彼は大学のある街に戻ってしまった。ああもったいない。)

自分の方は、続いていた仕事が一つ終わった。1年通しての仕事がいくつか決まってはいるが、やはり不安定な人気商売で先行きが不安だ。3月下旬から新規の仕事が入っていないので、今は良いが三ヶ月後にお金が入らなくて困るのが目に見えている。待っているだけではダメだとわかり(良いものなのに売れないのは世間に知られていないからというよくあるパターンらしい)HPなどやっているが、世の中には新しい人がどんどん出てくるし。怖いのは下流老人になること。「ノマ◯ランド」という映画の原作を読んでいるが自ら選んでの自由な生活者の話かと思ったら正反対で、思わぬ転落で家を失い車上生活を送る羽目になった高齢者の話でとても他人事に思えなかった。会社の重役だったりそれなりの地位にあった人や教養ある人たちが何らかのきっかけで人生が暗転してしまう。今、コロナのために収入激減したり仕事自体がなくなったりしている人がたくさんいるではないか。そうでなくても、コロナの後遺症で働けなくなる人もいるそうだ。怖い。真剣に怖い。夫の自由すぎる転職で貯金もできない。自分が持っている株も航空会社だし増える要素なし。個人年金は続けているがあれももらうのは75歳まで。そのあとは?Idecoもやっているが小額だし。老後が不安で、長生きしたくないとこの頃思う。寂しいことだ。「楽しくて幸せで長生きしたいよ」と思いたい。

 

 


進級おめでとう

2021-04-01 18:10:37 | 日記

今日から新年度。自分は昨日で2年通ったバイトが終わった。とても良い職場で、1年のつもりが2年に延びた。最後は職員の皆さんからお花やプレゼントや言葉をいただき、子供たちからの手紙も、とても嬉しかった。バイトでしかないのに、とてもよくしてもらって。様々な悩みが頭を離れなかった一昨年、この仕事でどれだけ救われたろう。裏表のない真摯な人たち。直球しか投げない子供という存在。人を信用できなくなっていた自分が、元気を取り戻す2年間となった。

吾子も無事進級。とても成績が良くて、驚いた。まあ元々の彼女的には当然と言える、かな?

大学に進学しても授業を落としたり切ったりテキトーだったり、成績今までは散々だった。最初こそ平均だったが、その後は平均以下。第一志望に未練がなさそうなのは良かったが、意欲の減退とともに授業が悪い、教授が悪い、と他人のせいばかりで、黙って見ていたが内心ハラハラしていた。1年間のオンラインは彼女にとっては良い目となり、前期はダメだったが(クーラーもない帰省先でレポートとか土台無理)後期はびっくりの好成績で、とてもとても、嬉しい。吾子が投げ出さずに頑張れた結果だと思うので。受験からずっと投げやりでどれだけどれだけ心配したろう。やりたくない、逃げる、授業の内容が悪いとか人のせいにする。もう終わったと思って良いのだろうか。(友達も誰もいないかと思っていたが、中高の仲良しとは電話やSNSでやりとりもあるそうで、ゼミのメンバーともちゃんとうまくやっている模様。良かった、、、、)

吾子本人は成績が良くて喜んでいたのだが、来週からの新学期はほぼ対面になるようで、家でやりたいことがたくさんある彼女にとっては登校が面倒であるらしい。こちらとしてはぜひ大学で議論を交わすなどリアルでの付き合いを作って欲しい。1年間一緒にたくさん過ごし、朝食昼食を一緒にとり、よく話した。自粛生活、コロナのおかげだ。

だんだんと、手を離す日が近づいてくる。


春が来るか

2021-03-17 09:23:01 | 日記

BFが出来そうな気配。話を聞くと、相手は仲良くなりたくて話しかけてくるのだが、その内容はいかにも男子校育ちらしい、そんな話題女子にふるか!?というもので。休日は何してるの、とか、映画とか漫画とか小説とかどんなの好きかな、とか、中高の部活なんだった?とか、共通点を探る的なもっと答えやすい軽い話題をふれば良いのに。何を話したら良いのかわからないのだろう。

吾子は男子全般にガードが固く、相手にしていない模様。彼は大学は申し分なしだし、まずは友達になってみれば良いのに!せっかくのチャンス、無駄にしないで欲しい!30代以降の(中高の教師くらいの)年齢だと平気なのに、、、もどかしい。あまり固くしていると、変なチャラいのが寄ってくるじゃないか。

吾子にも春が来ますように。


努力が好きじゃないから

2021-03-12 11:28:52 | 日記

そろそろ予備校たちが新聞に合格者を誇らしく掲載して、新しい生徒を勧誘する時期だ。今年は流石にもう同級生が掲載されることもないからか冷静に新聞を開くことができた。週刊誌も○大✖️大合格ランキングだ。事前にネット記事で読んでしまったので、吾子の高校があまり振るわなかったことは事前に知っていたのも気分的に楽だった。高校に対してはちょっとザマーミロと思わなくもない。あの冷たい対応には泣かされたな。◯大に受からなければ人じゃない的な。まあ多分優秀な生徒は今年も医学部に行ったのだとは思うが。

吾子は地頭はすこぶる良いのだが、努力が嫌いな子で二言目には「勉強したくない」だった。家庭学習をしなくとも、成績はよかったのだが。数年経ってみて、語学のみ成績が振るわなかったのもコツコツ単語を覚えなかったからだと思う(本人もそう思っている)。成績的には国立医学部も狙えたろうがコツコツ勉強が嫌いなのだから強い動機づけがなければ国家試験に受からないだろう。大学の成績があまりよくないのも、レポートを推敲してもっと良いものを仕上げるのが面倒だからだろう。ノンサーなので先輩に聞くこともできないし、、、コロナでそもそも難しいことだけど、、、

事前に調べ上げてたくさんの候補を用意し、AがダメならB、Cということをしない。多分面倒なのだろうがはじめから決め打ちして、他のものを視野に入れない。結局それで自分の首を締めているのだが、自分で気づかなければ改善しないだろう。

就職に向けて準備していかなければならないが、地頭のよさだけでどうにかなるのだろうか、、、要領も悪いし視野を広げたいとも思っていないのだ。必要に迫られなければ改善できないだろう。

地頭の良い子だったので末は博士か大臣か的に期待していたけれど、それこそ学のない馬鹿な母親丸出し。自分の愚かぶりに反吐が出そう。彼女の人生は彼女のものなのだから、見守るしかない。いくら言っても、本人が希望しなければ物事は動かないのだから。

でも、どうか茨の道は選ばないで。幸せになってほしい。あなたの能力を世のために発揮できる環境にご縁がありますように。