今回は7回目で、源平合戦の古戦場跡として知られる屋島です。
歌人吉井勇は昭和11年4月12日にこの屋島を訪れています。
正面が屋島

これより、麓と頂上を結ぶ、約3.7kmの屋島スカイウェイを進みます。途中には瀬戸内の穏やかな景色や源平古戦場の舞台が見下ろせる展望所がありました。
途中にある展望所から



もしもあの日、勇がこの景色を見ていたとしたらどんな歌を詠んだでしょうか…
山頂駐車場着

建物の壁に描かれた源平合戦の絵巻

屋島寺



西尾根展望台


刻々と日が暮れていきます。


穏やかな海と沈む夕日
歌人吉井勇がこの景色を目にしていたら、どんな歌を詠んでいたのでしょうか。
残念ながら屋島を詠んだ歌はありません。
勇が屋島を訪ねたときは視界を閉ざす霧の中だったのでした。
「濃霧四辺を閉ざし、殆ど咫尺を弁せず。徒らに霧のあなたなる壮大なる景色を想像しつつ山を下る」(「歌行脚短信 高松」
―続く―