まんだの読書日記

小説の感想メイン。た~まにビーズやペパクラも。
放置しっぱなしで申し訳ありませんでした。ただいま再開準備中です。

「真夏の島の夢」竹内真

2006-08-23 12:07:22 | 和書
◆『真夏の島の夢』竹内真 / 角川春樹事務所

▽あらすじ

瀬戸内海に浮かぶ小さな島・鹿爪島。
島で開催されるアートフェスティバルに参加するため、コント劇団コカペプシのメンバー男4人は夏合宿にやってきた。
そこへ、小説執筆のため缶詰め旅行に来た作家とそのアシスタントの女性2人に、島の産廃問題に奮闘するご老人たちも加わって…
互いに巻き込み巻き込まれながら、暑い熱い一夏が駆け抜けていきます。

▽コメント

絶海の孤島で夏合宿。
これがミス研なら殺人事件が起こらないはずはない!というところですが、そこはコント劇団コカペプシ。
どんな方向に話が転がっていくかわかりません。

以前に紹介した『カレーライフ』もそうでしたが、この作者さんは一気に読ませる勢いがすごいですね。
現実の中でどんどん絡み合ってくるエピソード、そして現実と劇中劇のリンク、更に劇中劇の中でも…と幾重にも重なっていくのに複雑になり過ぎないのはお見事。
勢いがある分、それぞれの問題の掘り下げはもう一つといったところですが、それを気にさせない爽快なラストです。

そして、劇中のコントもちゃんと面白い!!
コントのネタ作りの場面なんかは、それぞれタイプの異なる4人からぽんぽんアイデアが飛び出してきて、とっても楽しいです。

コカペプシの練習風景や、ラストに演じられる劇中劇。
島をあげて行なわれる、美術・演劇様々なアートが島と一体となったアートフェスティバルの様子。
産廃業者に立ち向かっていく血気盛んな老人+若者たちの闘いっぷり。
どれもこれも想像するだけで、胸がわくわくしてきます。
実際に劇や映画で観ることができたら、楽しいでしょうね。

ペパクラ☆びーとる

2006-08-09 09:00:14 | 日々のいろいろ

昆虫ペーパークラフト第2弾はカブトムシくんです。

私は知らなかったのですが、このシリーズは「サトウナオコ」さんという有名な作家さんのものだったんですね。
素敵なオフィシャルサイトもありますので、気になる方は検索してみてください!

今回はせっかくなのでロケに出てみました♪
野外の木に半分のリンゴ…シュールですか?シュールですね。
それにしてもさすがは昆虫(?)、周囲と同化してよく見えません…。
なので今回も写真クリックでビックリ拡大版が出ます。

ちなみに次回はミツバチを作る予定です☆