たたかう!?たかちゃん!行動日誌

たかちゃんの小さな小さな行動をはじめとした、様々な活動の記録です。

労大埼玉西部講座②

2005年12月06日 22時01分57秒 | 勉強会
本日のテーマは「小泉改革のめざすこと-構造改革で進行する社会の二極化-」で、
講師は関東労大講師の菅原修一さんだった。

講演の中で菅原さんは、
「失われた10年」の中で行われてきた「構造改革」に名を借りた、
さまざまな合理化や規制緩和の例を出しながら、
何でもありで「不当労働行為」が正々堂々とまかり通る世の中になってきている。

またその「構造の変化」の結果、
労働者の雇用・賃金・所得・貯蓄の全てが削減されたが、企業の黒字は大幅に増えている。
その黒字額は企業救済のために投入された公金と同じ額でもあり、
税金を投入したぶん国の赤字は膨らみ、企業は黒字を抱え込むゆがみを生んだ。
また、その歪んだ競争に駆り立てられた労働者の自殺・離婚率は上がり、
ひいては社会不安を招き凶悪犯罪も増える結果となっている。

これらの事を見る中で、2006年春闘は重要である。
組織された労働者がたたかうのは当然のことであるが、
この間労働者の中にも拡大されてきた「守られるものと守られないものの格差」にも目をむけ、
労働者同士で足を引っ張り合うのではなく、ともにたたかう方法を見出さなければならない。
そのためにも社会の仕組みを学ぶことが重要であるとまとめた。

講演終了後の職場報告は全農林川越分会から受け、
国家公務員改革に名を借りた人減らし・賃金削減攻撃などの実態が報告された。

次回は12月9日(金)18時からの予定です。

古典学習会①

2005年12月06日 11時18分37秒 | 勉強会
LSY埼玉支社ではかねてからの懸案だった、
「古典学習」の取り組みを始めました。

ことは護憲大会の前日に某事務局長と飲みいったときのことで、
「原則の勉強がされていない。それはお前たちの任務だろう。やれ!」
といった先輩の言葉に後押しされたことから具体化しました。

第1回目の12月5日は参加者の自己紹介を行った後、
「『空想より科学へ』から学ぶもの」ということで、
古典学習の意義や今後の学習の進め方を確認しました。

この学習会で講師を務めていただける川村訓史氏(社民党)からは、
民間・自治体職場のおかれている現状や、そこで生まれる労働者の気持ち。
そこを外から見ている多くの労働者の気持ちが、本来向かう方向へとは向いている。
それを拾い仲間の声を集めて整理する能力をつけなければならない。
そのためにも古典学習は大切だが、自らを高めるということを忘れないでほしい。
そして、10年後20年後の自分は何をしているのか、
何をしなければならないのかということも描くために、たくさん考えてほしい。
それを実行するためには小さなことと苦労を積み重ねないと成長はありえない。
と、学習への心構えが話されました。

その後、いくつかの質疑や感想を述べてもらい、
次回日程を2006年1月10日(火)18時30分からとすることとレポーターを確認して、
第1回学習会を終了しました。

第26期労働大学埼玉西部講座①(思い出し日記)

2005年12月06日 10時39分07秒 | 勉強会
26期目を数える労働大学埼玉西部講座が、
東武鉄道労働組合東上支部会館で開かれています。

初日の12月2日は開校式も行われ、
実行委員会を代表して高橋剛実行委員長(社民党・川越市議)から、
取り組みの歴史や意義を含めた挨拶を受け、講座に入りました。

今回は「青年労働者と労働組合」をテーマに、
関東労働大学講師の近藤和樹さんから講演を受けました。
この中で近藤氏は
社会の中での「格差」の強調は、労働者同士の歪んだ対立を産むことを
郵政・宅配・出版で働く仲間の声や実態から示し、
労働者の働かされ方こそ今、議論しなければならないのではないかと問題提起した。

また、今話題の「下流社会」での内容などを参考に、
将来への不安が青年を大きく包み込んでいることを指摘し、
それでも労働組合に対する期待は決して消えていないと
「連合青年意識アンケート」の結果などを出しながら説明しました。

最後に地域での青年同士の交流の中で
「将来ではなく、今の不安と向き合うことが大切だ」とまとめて講演を終了しました。

終了後の職場報告ではJPU川越地方支部から
「郵政民営化に向けた職場の現状」の報告がありました。

たいへん盛況で53人の参加がありました。

今後の日程は
12月6日(水)、12月9日(金)、12月13日(火)
会場は東武東上支部会館、時間は18時からです。