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役者・御縁あやののぶろぐ。

ロッキー・ホラー・ショー

2011-12-22 01:18:12 | 芝居・芸事
観てきましたよ~古田新太版!!


本当に本当に本っっっっっ当に!!!!
大大大大大好っきな映画で。
(私は映画版から入ったので)ティム・カリーも本当に大好きで。
以前にROLLY様が舞台やってたのを聞いて知ってて、ROLLY様の観たかったなあと今でも歯噛みしてて、
そんな中、古田新太氏版ってどうなんだ?と正直半信半疑で劇場に向かいました。
だって、ティム・カリーの色気ったらほんと凄いのですよ!毒気も!
SM女王様ルックが世界一美しく似合う人だと思ってやまない。
で、ROLLY様の女王様ルックは容易に想像ついたし、美しさも申し分ない。
それが、古田新太氏!?
古田氏好きだけど、違うの、違うのよ違うじゃない!!
美しさはどこおおおお
と。

まあそもそもあの作品を観て、ティム・カリーのあの格好みて美しいとか言ってる時点で
あの作品に毒されてイカれちまった証拠なんですがwww

実際劇場に行ったら楽しくて終始きゃーきゃー言って大興奮でしたが
ティム・カリーとはやっぱり違ったかなあ…
パンフの対談でROLLY様は
「ティム・カリー大好きだけど、自分がやったときは30代であのネッチョリ感は出せなかった」
と仰ってて。
古田氏もそれを受けて、
「ROLLYは可愛いフランクを作ってくれた。俺はティム・カリーのあの感じを目指す!」
と意気込んでて。
それを考えたら、ネッチョリ感てとこでは古田氏版に軍配が上がるのかな?
また、今回ナレーターをやった藤木孝さんは日本版初演でフランクをやられた方で、
本公演はまさに、日本版でフランクを演じた歴代の3人が同じ舞台に立つと言う、
ファンにはたまらない公演だったわけです。
古田氏も、やっぱり映画好きなんだなあずっとやりたかったんだなあって
そういう気持ちが良くわかる芝居でした。
だから、ティム・カリーと違っても、
体のラインが本家より丸くても、
ティム・カリーほどハイヒール使いこなせて無くても、
色々な違うのよ、てのがあっても最後までノリノリで楽しめました。
生バンドも嬉しいし、岡本健一氏やROLLY様が劇中で生演奏したり、
もうもうもう!!!!(≧∇≦)


演出のいのうえ氏も映画から入ったそうなんですが、
映画好きなのがわかる、愛の溢れる演出でした。
動き、振り付けや言い回し、映画がそのまま飛び出してきた感じで。
もう私大喜びwww
序盤の辺り、場面つか場所がころころ変わるのですが、
その見せ方もとても巧かったです。
遮幕に場所の映像を映して転換を見せたり、
その間から実際の小道具を見せたり。
ちゃんと映画に沿ってやってくれてるのが嬉しくてたまらなかったです。
日本版のサントラCDも初めて発売されまして、
訳詞をROLLY様がやってらっしゃるのですが、
いのうえ氏の依頼が
「空耳みたいな感じで」
だったそうで、まるで英語の詞そのまま歌ってるみたいな日本語の歌詞になってました。
これもファンにはたまらない!!
特に、『Damn It,Janet』の
「Damn It」→「駄目っ」

『スウィートトランスヴェスタイト』の
「バッドマン ダイジョブだいん~」

『Hot Patootie』の
「完全なバックシート」
にはほんとにやられました。
完璧過ぎるwww流石ROLLY様!!!!
(Hot Patootie~では、エディはサックス吹くのですが、
エディ役のROLLY様がサックスの形のギター弾いてて、
これも嬉しい拘りだったなあ)


お客様もロッキー・ホラー・ショー好きが多かったように見受けられました。
仲間たくさんでたぎる…!!
私の両隣のお客様は映画知らないひとみたいでしたが(右隣のひとは確実に知らなかった)
一階のお客様はコスプレしてる方もいらして、
『Over At The Frankenstein Place』ではペンライトを振り、
『タイムワープ』の曲がかかり出したら立ち上がってまあ、踊る踊る踊る!!
私は3階席、両隣は映画知らない人達…
い、いいなあいいなあ私も踊りたいのにー!!
振り付け覚えてるのにー!!!!!!
悔しいから思い切り手拍子したった。
どの曲かかっても解るから、両隣さんが静かでも、
1階のお客様たちのようにうきゃー!!と狂喜乱舞。
だってタイムワープからのスウィートトランスヴェスタイトは流石に我慢できないwwwファンなら絶対!!
あの、フランクの登場シーンの、ヒールの靴音(ドラム)が鳴り出したらもうさ!!
手拍子止めたくないし、周りのひとを煽る形で高らかに手を叩き、
もう3階席の盛り上げは私に任せろ状態www
(私の他にも3階席で盛り上がってるひと勿論居たけどね)
ごめんなさいと思いながらも、でも演者に感謝を送らずには居られないのです。


しかし、そんな私にも報われる時がやって来る。
カーテンコールでのタイムワープアゲイン!!!!
古田氏の
「皆でこの劇場壊しちゃうかー!!!!」
コールで、タイムワープのイントロどん!!
一階席はオールスタンディング。
私ももう周り気にしてられん!と、立ち上がる!!
右隣の二人も立った!!
あとはもう、踊り狂いました。
だってねえ…もうさあ、この時ほど、この映画好きで良かったと、
タイムワープが踊れる私で良かったと思ったことはなかった。
嬉しすぎてハイでした。
まさに、
「グルグル回ってサイケでバラ色♪」(@劇中歌『フロアショウ』)
でした。
劇場出た瞬間に親父に電話したくらいです(親父に叩き込まれた作品だからね)


とにかく!!
とてもとても楽しみました!!!!
もう何度でも観たい。
そして今度は一階席で観て踊りたい!!!!
映画好きを唸らせる出来。
作り手が作品を好きなのが良くわかる舞台でした。
それが何より嬉しかった。
いいもの見た。ほんとに。


お土産は、日本版CDとパンフ、当日パンフに挟まってた数々のチラシ。
特にブルーレイ版ロッキー・ホラー・ショーのチラシは最高です。部屋に貼った。(画像)


あ、映画でナレーターやってる役者さんて、インディ3でドノヴァンやった人じゃね?
今気づいた。