~樂 GAKU~ 泣くも笑うも人生の肥やし 

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マナブログ181 ねえ、『しゅくだい』ってなあに?

2017年08月24日 | 日記
小学生になって、はじめての夏休み。

のびのびとすごすたからくんに、『えっ?』とおもう出来事があったようです。

近所にすむ、同じ1年生の子とあそんでいたのですが、

泣きべそをかいて帰ってきました。

おやおや?とおもい、理由をきいてみました。


「あのね、ぼくね、〇〇くんとふたりでポケモンのゲームしとったのにね、

 きゅうにね、『宿題せないけんけ、もう遊べん』って、言われたけん、

 ぼくすごく悲しかったとー。」

と、とてもかなしそうに口をとがらせています。

クリクリのあたまをヨシヨシ。

すると、おともだちとのやりとりをおもいだしたのでしょうか。


「ねえ、パパー。『しゅくだい』って何なん?」

と、真顔できくたからくん。

「しゅくだいっていうゲームがあると?ポケモンのゲームよりおもしろいと??」


なるほどナルホド。笑

どうやら、いっしょにゲームをしてたのに、たからくんの知らない『しゅくだい』を選ばれて

「ぼくよりも、しゅくだいのほうが楽しいんだ。」と、よくわからないまま

家にかえってきたようなのです。


「たからくんさ、学校でプリントする時間もあるやろー?」

「うん。やまもんがつくってくれたのするよー」 (やまもんはたからくんの担任)

「しゅくだいはね、プリントとかをもってかえって、家でといて、また、学校にもっていったりするんだよ。」

「えっ!?『しゅくだい』って、ゲームじゃないと??」

「うん。ゲームではないねえ」

「でも、なんでおうちで『しゅくだい』するん?」

「なんでやろうねえ。学校でもするのにねえ。」

「ぼく、わかってるのにおうちでしたくなーい。」

「そうやねー。わかってるのに、おうちでしたくないねえ。」


どうやら、やっと初めて、世間でいう宿題というのがわかったようです。


「でもさー、なんでぼくの学校、『しゅくだい』ないとー??」

「ははは。い~っぱい遊んで、おうちでも自分のしたいことをみつけるのが

 たからくんの学校の『しゅくだい』かなあ。」

「ぼく、ポケモン、ぜんぶ書けるようになりたーい。」

「お~。カタカナがいっぱい書けるようになるねー。」


したいこと、挑戦してみたいことを自分でみつける。

問題にきづいたら、なっとくいくまでやってみる。

いちばんシンプルな『しゅくだい』ではないでしょうか。


だされたものは、だされてこなすものは『しゅくだい』ではなく、

『ノルマ』じゃないでしょうか。


大好きな夏がおわりそうです。

ぼくも自分でみつけた『しゅくだい』がいっぱいたまっています。


ポケモン、802匹。ぜ~んぶ書くぞ~!