最近はパッシブセイフティーなんて言葉がある。
万が一の衝突の際に人員の安全が確保されるかどうかの衝突安全性だ。
最近この評価次第では、販売台数にも影響が出てしまうほどの力がある。
そもそも、40年以上前はそんな事を気にするメーカーは国内では殆んど無かった。
私の知っている限りでは富士重工が早期に衝突試験を行った。
まだ、シートベルト付きの車も珍しかった1965年7月、スバル1000を筆頭に在来車との比較も検討するため、社内のテストコースにアメリカの自動車技術会(SAE)の基準に従って幅3m、高さ1.5m、厚さ0.5mの鉄筋コンクリートのバリア(壁)を作成した。
当時は衝突速度にも決まりが無かったので40km/hとし、100m手前からワイヤーで引っ張った。
車体のゼブラ柄は衝突時の車体の変形をわかりやすくするためだ。
比較車として、オースチン・A50、ヒルマンミンクス、パブリカ、P-1、などが用意された。
記載した写真は、”P-1”で、1955年に計画凍結された富士重工の幻の名車の事である。
スバル1000のテスト結果は、衝撃音は軽いものだったが居住空間は他社並みに確保されていたようだ。
それに対し”P-1”は、ズシンと来る重々しい衝撃音で、国産初のフルモノコックボディーは剛性が高かったようだ。
今から比べると原始的な衝突実験だが、40年前に実験を始めたことは意味のあることだ。
それは、富士重工の今の車造りに生きて居るんだと思う。
・・・しかし・・・
車のフロントマスクが人の顔のように見え、衝突による変形で恐ろしい形相に見えてしまうのは私だけだろうか?
衝突は恐ろしい・・・
万が一の衝突の際に人員の安全が確保されるかどうかの衝突安全性だ。
最近この評価次第では、販売台数にも影響が出てしまうほどの力がある。
そもそも、40年以上前はそんな事を気にするメーカーは国内では殆んど無かった。
私の知っている限りでは富士重工が早期に衝突試験を行った。
まだ、シートベルト付きの車も珍しかった1965年7月、スバル1000を筆頭に在来車との比較も検討するため、社内のテストコースにアメリカの自動車技術会(SAE)の基準に従って幅3m、高さ1.5m、厚さ0.5mの鉄筋コンクリートのバリア(壁)を作成した。
当時は衝突速度にも決まりが無かったので40km/hとし、100m手前からワイヤーで引っ張った。
車体のゼブラ柄は衝突時の車体の変形をわかりやすくするためだ。
比較車として、オースチン・A50、ヒルマンミンクス、パブリカ、P-1、などが用意された。
記載した写真は、”P-1”で、1955年に計画凍結された富士重工の幻の名車の事である。
スバル1000のテスト結果は、衝撃音は軽いものだったが居住空間は他社並みに確保されていたようだ。
それに対し”P-1”は、ズシンと来る重々しい衝撃音で、国産初のフルモノコックボディーは剛性が高かったようだ。
今から比べると原始的な衝突実験だが、40年前に実験を始めたことは意味のあることだ。
それは、富士重工の今の車造りに生きて居るんだと思う。
・・・しかし・・・
車のフロントマスクが人の顔のように見え、衝突による変形で恐ろしい形相に見えてしまうのは私だけだろうか?
衝突は恐ろしい・・・