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谷やんの ”まなブログ”

最近思う事・自動車全般・ムフフ話・など自分の今思う旬なネタを題材に社会派で迫ります。

ペット

2009-05-23 | 最近思う事

人間の傍で飼われている愛玩動物のペットたち・・・

人間の傍に住み着いてからどれくらいの年月が経つのだろう。

元々は、自然界に居る”ハイエナ”のように人間の生活圏から出るゴミを食料にしていたのだという。

自然界で狩をするより、おこぼれ頂戴する方が効率がよく、割と頭の良い動物たちだったに違いない・・・

最近ではペットブームに拍車をかけるようにペットを擬人化し、あたかも人間の感情があるかのごとく接する人たちを目にする。


例えば犬だが、2歳児ぐらいの知能はあるという。


以前、親戚のヨチヨチ歩きの2歳児とウチの柴犬が遊ぶ機会があったのだが・・・

これが面白かった。

掴まり立ちしながら、赤ん坊がテニスボールを投げる・・・

すると柴犬は、ヤレヤレという仕草でボールを取りにいく・・・

我々と接する時のボール遊びとは、テンションが全然違うのだ。

咥えたボールを赤ん坊の手の上でゆっくり口から離す・・・

それを掴んだ赤ん坊はまた投げる・・・

その雰囲気は、柴犬が赤ん坊のお守をしているようなのだ。

知能年齢の近い動物同士だと意思疎通できているのかもしれない・・・


しかし、犬や猫には人間のような深い感情は無い。

でも、人間は傍にいるペットをあたかも人間のように接している。

まぁ、それもいいかも知れないのだが・・・


以前、猫を溺愛している人と逢ったときの話だ。

機嫌が良いと、猫様に大好物のマグロの刺身をあげる・・・

私の方が食べたい・・・なんてことは言えないのだが・・・

見ていると、その刺身に醤油とわさびをつけて猫様に差し上げている・・・


・・・それは違うだろう・・・・


と思った。


またある時、その猫様が、春の訪れと共にやってくる恋の季節で、戦いに敗れてご帰還された。

首には深い傷があり、飼い主は・・・

可哀相!!

手当てしなきゃ!!

といい、首の傷にヨードチンキを垂らしたのだ。


・・・それも違うだろっ・・・

と思ったのだが・・・・


猫は、烈火のごとく叫んだ。

たまたま手当てしていたその場所が和室の床の間の前であったため、思い切り身震いした猫の首からは、溢れたヨードチンキが飛び散り、うん十万もする床の間の掛け軸には、猫様から飛び散ったヨードチンキが霧吹き模様を描いたのだった。

飼い主は怯むこともなく、一段と掛け軸の風格が上がったなぁ・・・

と呟いていたそうな・・・

まぁ、ここまでくれば王道という事なんだろう。
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心意気

2009-05-15 | 最近思う事

最近の量販店だかディスカウントショップなどの大型店舗では、昔では有り得ない価格で品物を提供している。

家電などは、「この値段より安いチラシをお持ちの方には、更に値引きします」とか、正に価格破壊の戦争なのだ。


それとは裏腹に、昔には有り得ない見積もりがある。


例えば搬入・・・

「当日の午後に持ってきて」と言えば、「時間指定料金を頂きます」と言われるし・・・

冷蔵庫を搬入するのに、カウンターを乗り越えないと設置できない場合、「カウンター越え料金を頂きます」など・・・

エアコンの設置たるもの、カバーの有無、長さ、曲がりの位置など事細かに単価が決められていて実にシステマチックなのだ。

これは今まで不透明だった標準工賃の明確化を具体化したものであり、ある意味分かり易くなった。


一方で、植木のメンテナンスのお話もある。

昔は植木屋さんの見積もりは一式計上が多く、素人には分り難いものだった。

そこで最近では、高さ何m、目通り何cmだと1本いくら、生垣剪定は高さとm単価で素人でも見積もりができるシステムが走り始めた。


どちらも今までの常識を覆し、見積もりの根拠を明確化することにより納得できる料金システムを取り入れたことは画期的だったのかもしれない・・・

しかしここで疑問が残るのだ・・・

そのシステムが絶対に良いのだろうかと・・・


例えば冷蔵庫・・・

街の電気屋さんが待ちに待った冷蔵庫を我が家に持ってきた。

しかし、間口が狭く台所に搬入できない・・・

でも、職人の感と技術で上手く間口を交わし、設置する事ができた。

お客さんも大層喜んで、「こんなに苦労してくれたんじゃ、ご祝儀ね」なんてチップを渡せば、電気屋さんは施主の満足感を感じることも出来るし、お客も感謝の気持ちを表す事ができる。

植木屋さんだって、「どうしても気になる木があるんで、料金は要らないけど剪定しといたよ」なんて事になれば、「それはありがたい、少しだけど取っておいて」なんてやり取りになれば、職人だって悪い気はしない・・・

ここで言いたいのは、心意気なのだ。

あまりにシステマチックすぎると、果たして仕事に対するモチベーションは上がるのだろうか・・・

事細かに単価を決めることにより、「それをすれば追加になります」「それは別途料金です」と言われるのは、お客の身でもあまり嬉しくない。

植木職人だって、樹木を言われた寸法にさえ剪定すれば良いで終わってしまったら、良い仕事なんてできない気がする。

日本人の昔から持っている「粋な心意気」・・・

そんなことを最近は感じる機会が少なくなった。

寂しいことである。
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仏壇の供物

2009-05-09 | 最近思う事

夕食が完成間近の頃になると、祖母の儀式が始まる。


出来立てのご飯を小さな器によそって仏壇の前に座る。

手には長めの数珠・・・

それを擦り合わせ、ジャラジャラいわせながら「南無阿弥陀仏・・・」と始まるのだ。

時間は5分から10分の間であろうか・・・

5分で終わる時は、「手抜きだな」と感じるし、10分を越えると「うるさいなぁ」と、罰当たりな事を感じていた。

今思うと、拝むのが長い時は先祖に報告事項がたくさん有ったんだなぁ・・・

と感じたりもする。


儀式が終わると夕食が始まり、観たいテレビをつけてご飯もそぞろに画面に見入っていた。

仏壇には夕食前のご飯もそうだが、お客様から頂いたお土産や果物なども捧げられる。

実は、その後に起こる”現象”が子供心にも不思議だったのだ。


お盆や彼岸には親戚達がお供え物を仏壇に上げる。

そして、一日でもいいのだが仏壇に上げたものを下ろし、頂くとどうしても味が変わっているのだ。

大概は、味が薄くなっている。

食材は、イチゴ、りんご、メロンなどの果物はてき面だし、お菓子類も味が薄くなる。

とっても不思議な現象なのだ。

科学的には、お線香の成分が消臭してしまうとか、そんな事もあるのかもしれないが、私的には、”仏様が口にした”のだと思い込んでいた。

そう、ご飯と一緒に供えた、水の蒸発量も他と比べて非常に大きかった気がする。


科学では立証できない事・・・・

私はそちらの方を信じたい・・・・
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わいせつ

2009-04-25 | 最近思う事
わいせつとは・・・

辞書で引くと・・・

「男女の性に関する事柄を健全な社会風俗に反する態度・方法で取り扱う事」とある。


私が小学生の頃の事だ。

土曜日、授業が終わって自宅に帰り、番組「独占女の60分」を見ながらお昼を食べていると、既に友人が玄関に遊びに来ていた。

今日は、先日入れ替えた自転車の新品のタイヤが嬉しくて、友達と走りに行くことになっている。

昼食もそぞろに川原に向かうのだった。

土曜日の昼下がりは、何処かのんびりしたムードがある。

眩しい日差しの中、キラキラ輝く水面を眺めつつ、川原の玉石の上を全速力で友人と競争するのだった。

川原の向こう岸にはモトクロスバイクが飛び跳ねている。

我々もそれを真似ようと、くぼ地で勢いをつけて小山でジャンプ!!

しかし上下逆さまのまま着地し、スネは擦過傷で血が滲むのだった。


そこへ、何処からともなく、浮浪者が現れた。

私を助けるのかと思いきや、そんな様子はない・・・

それどころか、その浮浪者は私を見るなり、チャックを下ろし、中から一物を引っ張り出すと、それを上下に動かしている。

我々が恐怖の面持ちで見ていると、奴は更に嬉しそうに「気持ちいいなぁ~」と呟くのだった。

さすがに小学生の私にも、危機感を感じ友人と大急ぎで自転車に乗って逃げた・・・


こういう輩が起こした事態を「公然わいせつ」というのだと思う。


先日、タレントの草剛が逮捕された。

酔った勢いで全裸になり、大声を上げ周り近所には迷惑をかけたようだ。

彼は、警察官の制止を無視し暴れたため逮捕劇となってしまったようだが・・・

その後のマスコミ報道といい、彼に携わるCM各社の対応といい、行き過ぎていると感じている。

タレント業に過大なるストレスを感じた青年が、羽目を外しすぎ近所に迷惑をかけたのはいただけない事だが、逮捕だの書類送検だのという話なのだろうか・・・

酔い過ぎている人間であれば、警察の対応としてはまず保護する事が大切であり、
一晩留置所で寒い思いでもすれば十分に反省できることだと思うのだが・・・

検挙した警察官も草逮捕に話題性を感じていたような気もするし、家宅捜索は行き過ぎ・・・

現職大臣もあんな暴言を吐いてしまうなんて、どうかしている。


男なら人生に1回や2回、意識が無くなるほど飲んでしまいたい時があるはずだ。

全裸になりたい時だってある。

裸一貫からやり直した気持ちの時もある・・・


しかし、酔った勢いでの行き過ぎの行為ではあっても、間違いなく「公然わいせつ」ではないと断言したい。

今の時代、判断基準がなにか間違っている。

これからの青年を、もっと大目に見てあげたい。

彼は変質者ではないのだから・・・
コメント (13)
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社員旅行

2009-04-12 | 最近思う事

社員旅行が無くなってから一体どれくらいが経つのだろう。
 
昭和を代表する年に一度の会社の大イベント”社員旅行”・・・

毎回何かしら事件が起こっていた。

朝、集合場所にバスが到着する。

気の早い輩は、バスガイドの「おはようございます」の挨拶もそぞろに一番の後部座席へ陣取る。

しかし、自分より目上の上司が来ると、努力して獲得した後部座席もあっさりと譲り渡してしまうのだ。

さて、出発時間になると・・・

必ず遅れてくる輩がいる。

携帯電話なんて無い時代、公衆電話へ駆け寄り自宅へ電話を掛ける。

そうこうしている内にひょっこり本人が現れたりする・・・

そして、「出発進行!」の号令と共に缶ビールの栓が開けられるのだ。

途中のサービスエリアへは、ビールで近くなったトイレの用足しのため、かなりマメに停車する事になる・・・


そして、1日の観光メニューを消化し、宿での夕食が始まる・・・

100以上の膳が並ぶとその風景たるや壮観なものがある。

そして、総務の課長が司会となり、挨拶~乾杯へと進行すると・・・

後はご自由にご歓談タイムとなるのだ。

ここで幾つかの事件は必ず起こる。

ある年は、新入社員が脱がされる・・・・

またある年は、上司への下克上・・・

カップルで消えてしまった2人や・・・

噂の2人はやっぱり本物だったのかとの確信を得たり・・・

宴会の奏でを振り切り、夜の風俗街へ消えていく輩・・・

まぁ、色々だ。

そんな馬鹿な事ばかりでなくても、普段話した事の無い違う営業所の人間と話す事は新鮮であり、「何処も悩みどころは一緒だよなぁ」、とか、仕事関係の苦労話には話が尽きない。

そこで英気を養えるかどうかは別だが、何か刺激を感じ帰って来ることが多かった。

そこで得た交友関係は、意外な所で人間関係を潤滑にさせたりもした。


最近では、社員旅行など計画する会社など少ないのだそうだ。

第一に経費節減、それに今は死語となってしまった「新人類」にとって社員旅行は苦痛でしかなく、煩わしいものだったようだ。


最近にして思う。

あの社員旅行、実は意味があったのではないか・・・

会社全体の雰囲気を掴める機会でもあったり、あの名物所長を直に目にすることが出来たり・・・

そんな事が、前記のように人間関係を潤滑にする。


社員旅行が無くなった事によって、顔を知らない社員が増えた。

「全社一丸となって」なるスローガンも今はチャンチャラ可笑しなフレーズに聞こえてしまう。

正に会社の「核家族化」なのだろうか・・・

すると「崩壊」も時間の問題なのだろうか・・・

その前に社員旅行は復活させたいですね~、総務課長?!
コメント (11)
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