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谷やんの ”まなブログ”

最近思う事・自動車全般・ムフフ話・など自分の今思う旬なネタを題材に社会派で迫ります。

2009-09-05 | 最近思う事

その少年と出逢ったのは、北海道は道東地区にある街道沿いの、とある滝の下だった。

大学の夏休みを利用してやってきた、ミツバチ族の私はその滝を観ようとオートバイを停めた。

北海道は想像しがたいこんな街道沿いの脇に、大きな滝がゴーゴーと音を立てて流れ落ちている。

その雄大な景色に暫し見入っていると、その滝を別の角度から同じように見入っている青年と目が合った。

同じ旅する仲間のようで、青年の傍らにはキャンピング仕様のランドナー(自転車)が佇んでいた。

青年にこの滝はなんと言う名前なのかを尋ねた。

それから、会話が始まった。

彼は旅に出て1ヶ月程経過している事。

憧れの北海道に自力でやってきた事。

つい一週間前までは、ユースホステルでペアレント(家事手伝いの居候)をしていた事など・・・

実直でパワー漲る青年を観ていると、こちらまで元気を貰ってしまうようだった。

彼のランドナーは綺麗に磨かれ、乞食のような清潔感の無いキャンパーとは一味違った大人びた雰囲気を醸し出していた。

会話も終わり、それぞれが違う目的地へ向かい出発しようとしている時、私は彼に年齢を聞いてみた。

彼の年齢は、なんと16歳だった・・・

当時20歳だった私は彼の事を25歳位の先輩として認識していたのだが・・・

これにはビックリだった。


この時思ったのだ。

高等教育、大学進学・・・

確かにいろんな知識を身につける上で必要な学問を学ぶ施設なんだと思う。

しかし、人間が人間として成長できるのは、学校とは限らない・・・

むしろ、旅先での人との出会い、雄大な景色の中に居る自分の存在意義・・・

少年の延長とでも言える16歳くらいの感性の豊かな年代に、旅をすること・・・

これは今後の人生の価値観や考え方を変えるパワーをもった経験になるのだと思う。


彼は高校を中退して旅に出たと言う。

学校で勉強をする無意味さを遠まわしに言っていた。


そう、若いうちに旅をする事。

とても意味の在ることだと思う。

しかし、今の社会では中々肯定されない環境だ。


あの大人びた目を持った少年、今頃は何をやっているのだろうか・・・・

ふと思い出すのである。
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スポーツ飲料

2009-08-29 | 最近思う事

それは中学生の頃だった。


軟式テニス部に入り、白球を追いかけていた頃の事だ。

当時先輩からは・・・

「いいか?!、夏は喉の渇きとの戦いだ。水を飲んだらバテるんだ。だから練習が終わるまでは一切飲むな・・・」

そう、いい聞かされていた。

当時、熱中症なんて言葉は一般的ではなく、”日射病”と呼ばれていた時代・・・

外でやる運動部の連中は一度は経験した事があるのではないだろうか。

頭が痛くなり、目がチカチカし、体が熱くなる・・・

毎夏、県内で数人の犠牲者が出たという記事を新聞で読んでいたように思う・・・

運動の終わった後は、水洗の前に集まり、蛇口を思いっきり開いて、坊主頭のてっぺんから水浴びをするのが日課だった。


その年の中体連の時の事だった。

一人の女子が、プラスティック容器に入った洒落たボトルを会場に持ち込んでいた。

そのボトルには、”ゲータレード”と英文字が刻まれている。

尚且つ、ボトルの先にはストローより強固なプラスティック製の飲み口が伸びだしていて、なんともプロっぽい・・・

少し飲ませてもらうと、薄いグレープフルーツの味がした。

これは何者だ・・・


大会が終わると、母親からお金をせびり、スポーツ店へ走った。

その頃、スポーツ用の飲料があるなんて存在すら知らなかった。

早速、ボトルと粉末の元を買占め自宅に帰ったのだった。


粉を溶かすジュースなんて、駄菓子屋で買った粉ジュース以来だった。

垢抜けたデザインを施された、質量の多いその粉は、専用のボトルに入れ、規定量まで水を注ぐと、同じ濃度の飲料が何回でも作れるのだった。

効能なんてどうでもよく、新しい飲み物を口にした私は何か最先端の気分だった。


今では、炎天下での水分摂取は当たり前であり、吸収成分の高いスポーツドリンクは当たり前になったこの頃である。

そして、最近は県内の新聞での熱中症の犠牲者の記事も読まなくなった。

スポーツにおいて、炎天下の水分補給は当たり前の事で、無知だったあの頃を思い出すと空恐ろしさを感じてしまう・・・

その後、スポーツ飲料は各社から発売になったが、私はこの文字をみると、あの暑い夏を思い出すのである。

喉の渇いた夏・・・
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変わらないもの

2009-08-24 | 最近思う事

あれは小学生の頃だったのだろう。

父親が東京出張の帰りにお土産を買ってきたのだ。

それは取りたて特別のものではなく、折りに包まれた食べ物だった。

以前にもそれを食べた記憶があり、嬉しくてすぐに調理をお願いするのだった。

その名は、”崎陽軒のシュウマイ”・・・

当時、家には電子レンジのような気の効いた調理器具が無く、当時一般家庭が冷や飯を温める要領で、蒸し器にかけるのだった。

出来上がるにはさほど時間は懸からない・・・

そして、もうひとつの楽しみである、”醤油差し”を開ける事。

当時、蓋はコルクだった気がする。

美味しいシュウマイを食べ終わった後、この陶器で出来た醤油差しを洗ってもらい、自分のコレクションにひとつ加わる事。

小学生の私には、これが意味のあることだった。

これは食玩の元祖なのかも知れない。

けっして”おもちゃ”ではなく、使用用途のある器ではあるのだが・・・

ある時は、お弁当のお供として参加することもあるし・・・

子供の玩具として、おもちゃ箱に納まる事もあった。


先日、東京出張の帰りに、サービスエリアで、例の”崎陽軒のシューマイ”を買ってみた。

待ちきれない私は、「温められますか?!」

と、お願いし。

それを持って車に戻ると、早速箱を開けてみた。

最近は、電子レンジ調理を前提とした、真空パックに納まっており、随分と納まり荷姿は風変わりしたものだ。

しかし箱の中から出てきた、例の小瓶は昔と同じ形でお出ましになった。

あ~、これこれ・・・

蓋こそは樹脂製に変わったものの、陶器の雰囲気は当時のまま・・・

久々に懐かしい記憶が走った。

あれから30年余り・・・

変わらずに存在し続けるこの醤油差し・・・

製造業に襲い掛かるコストダウンの風にもメゲルことなく、存在し続けた愛着のある小瓶に、私は当時の思いを馳せるのだった。
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本日休刊

2009-08-15 | 最近思う事
お盆休み明けで、頭はボケてるし、記事を書く程テンション高くないし・・・

まぁ~、もうちょっとのほほんとさせてください・・・

さぁ~自転車乗って来るぞ~

納車後約4年・・・

現在、積算距離、8000km

ちょっとしたバイク並みの走行距離に満足してます。

燃料は体に蓄えた脂肪だし・・・

エロ・・・

もとい・・・

エコにはうってつけです。

では、まった来週~




・・・・・・・・  




これでいいのか・・・
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ドラッグ

2009-08-08 | 最近思う事
Steppenwolf - Born To Be Wild


1969年のロードショウである”イージーライダー”

主演:ピーター・フォンダ  デニス・ホッパー

当時の世相とは相反し、ドラッグ、オートバイ、SEX、を題材にしたこの映画・・・

当時は反感も多く、色々な圧力が配給を遅らせたなどの話もある。

この映画、今観ても古臭さを感じず、ハーレー乗りには今だにバイブルとされる映画である。

ストーリーは・・・

ヒッピー扮する若造がドラッグを流通させる事により得た多額の富を元手にオートバイを手に入れ、旅に出る。というもの・・・

この映画、実はかなりのリアル路線なのだ。

オープニングで、2人の主役がメキシカンの連中からコカインを仕入れる。

確かめるため、ミラーの上に白いコカインを乗せ、吸引する・・・

実はこの撮影に使用した”コカイン”本物だったそうだ。

リアルな画像を撮りたい為、本物を吸引してしまった、ピーター・フォンダは本当に本物の芝居、いや通常の反応をしていたことになる。

また、”グラス”と言われている大麻も本物で、一部ラリっている映像は本物だった。


今話題の覚せい剤、実はほんの少し手を伸ばせばすぐそこにある・・・

我々が学生時代に観に行った、売れないバンドのライブ会場のトイレでは、特殊の匂いのする煙草が横行していたし・・・

チャらい先輩達は、”葉っぱ”あるよと5cm角のジッパーの付いたビニール袋に押し花のような茶色に枯れ上がった草を持ち歩いていた。

今、学生達ちの間では、”大麻”の栽培が流行っていたり・・・

多分、我々が若い頃より、もっと身近になっているんだと思う・・・

しかし、危険な事を誘発させるこの手の”品”・・・

やっぱり、手を出してはいけない・・・

大麻は体には害を及ぼさないとか・・・

確かに医学的には煙草より害が少ないのだそうだが・・・

覚醒しているときの行動が危ない・・・

それで事故を起こしたり、意識錯乱してとんでもない事をする輩は多い・・・

コカインなどは、確実に体を蝕む・・・・

一瞬の快楽のために人生を狂わしてはいけない・・・

薬物は薬物なのだ・・・

そして、違法な物であることもお忘れなく・・・
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