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谷やんの ”まなブログ”

最近思う事・自動車全般・ムフフ話・など自分の今思う旬なネタを題材に社会派で迫ります。

甲類と乙類

2009-12-05 | 最近思う事

別に通信簿の評定を語りたい訳ではない。

甲と乙で分類されるものの中に焼酎がある。


12月といえば忘年会のシーズンだ。

我らが業界でも早速3日に口火を切り毎週の忘年会が企画されている。

なんで年末の忙しい時に、年忘れと称して大勢集まって酒を飲まなければいけないのか、良く解らないが日本の風習ではそのようになっているから仕方が無い・・・

忘年会を企画する側から言えば、3000円前後の料理に飲み放題2000円を追加してしまうコースが楽だ。
ある意味、幹事には好評なこのコース・・・

とんだ落とし穴がある。

2000円の飲み放題はビールであり、焼酎であり、カクテル少々・・・

多くのバリエーションで構成されているメニューは、非常に企業努力を感じる。

しかし、コストダウンの為には、やはり高コストの酒を選択する余地は無い・・・

殆んどの焼酎やカクテルの元となるアルコールは、”焼酎甲類”なのだ。


甲類とは、簡単に言えばエチルアルコールを水で薄めたもの・・・

企業が大量生産することが可能で低コストが魅力だ。

原料は糖蜜、言わば砂糖を精製した後の副産物を蒸留し純度の高いアルコールを精製する。

臭みも無く女性には評判がいいのもこの類だ。


でも、私の体には合わない・・・

これを飲みすぎると大概は潰れる・

先日の忘年会でも何年振りかで・・・

恥ずかしくも・・・・

潰れてしまった


いつもは乙類、麦焼酎が好きで飲んでいる。

相当飲む日もあるが・・・

次の日もスッキリしているし、潰れた事は無い。

乙類とは、簡単に言えば日本酒などの醸造酒を蒸留したもので、その原料となる、芋、麦、米、黒糖、蕎麦などを醗酵させてから蒸留するため、原材料の風味が残る。
これが好みの別れる所ではあるが、その癖も”美味しさ”のひとつだとも思う。


安い”飲み放題”は、飲みすぎてはいけないのだ。

散々苦しんだ挙句、その日は一次会で退散した。


あぁ、あの頭痛は二度と経験したくない・・・・・


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お早よう

2009-11-28 | 最近思う事
ozu-ohayou



父は昭和8年生まれであ。

幼少期には戦争と言う苛酷な環境の中で過ごし、少年期に終戦・・・

娯楽なんて殆んど無い時代に育っている。

勿論テレビなんて無い時代だ。

旧制中学の頃は、学校をサボっては映画館に通ったという。


終戦を迎え、何も無い時代から少しづつ活気を取り戻していた映画界・・・

ニューフェイスやらの俳優達が戦前とは違う自由な空気を民衆に運んできた頃でもある。

当時の巨匠監督・・・

黒澤明  成瀬巳喜男  市川崑 小津安二郎 ・・・・・

彼らの作品は今観ても色褪せない。

勿論、現代娯楽のアクションに多大な予算を掛けたものとは異なり、至ってヒューマンチックなストーリーが多い。


実は最近、この頃の映画に嵌まっている。

旬は、小津安二郎作品・・・

何の変哲もない、ありふれた生活の営みに起こる、ちょっとした出来事。

それをローアングルの視線に捕らえ、俳優のちょっとした表情に出る表現力は、観るものを魅了する。言わば”いぶし銀の演技”というに相応しい・・・


昨日観た作品は、「お早よう」である。

1959年の作品で、上が中学生、下が小学生の兄弟が、テレビを買って欲しいが為に色々な手段を使って、親を取り込んでいくという内容。

何の変哲も無い、ホームドラマではあるのだが。

小津監督の独特の表現力は、人の心を和ませてくれる。

主演、佐田啓二、久我美子

往年の俳優達の名演技も見逃せない。

そういえば、佐田啓二は38歳と言う若さで、交通事故にて他界・・・

俳優、中井貴一の父親でもある。

中々味のある俳優だ。


今の時代の予算をタップリ掛けた見ごたえのある映像も面白い・・・

しかし、予算を掛けなくっても、人に感動を与えるストーリーを作ることは可能なのだ。

懐古趣味ではないが、昔の映画には昔の映画にしかない崇高な世界を持っている。

当時の作品のプライドをもう少し鑑賞してみたいと思っている。

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パッションネイト・レッド

2009-11-21 | 最近思う事

以前に見た「NHKドキュメンタリー」だったと思う。

そこでは野鳥の生態観察を特集していた。

鳥の巣の中には、孵化したばかりのひな鳥達が、親鳥の運んで来る餌を待ち遠しく待っている。

親鳥が巣に近づくまでは大人しくしてきたひな鳥達も、餌を咥えた親を見ては、大騒ぎの各々の自己アピールが始まる。

自分の体の半分以上が口ばしで出来ているような、アンバランスな体型のひな鳥はここぞとばかりに大きな口を広げ、餌を落として貰おうと必死なのだ。

親鳥は、冷静にお腹の空いているひな鳥を認識し、その口ばしに餌を落とす。

自然の摂理とはいえ、その判断力は的確なのだ。

学者の解説によると、お腹の空いているひな鳥は見分けられるのだと言う。

空腹のひなは、口ばしの中や周りが一際赤い色で染まるのだそうだ。

それを親鳥は判断し、色の濃い順に餌を落としていく・・・

実に明解な自然の摂理なのだ。


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女性の化粧が一般的になったにはいつ頃だったのだろうか・・・

平安美人と言われたその絵姿にも化粧が施されていたように見える。


女性の唇・・・

それを化粧する、”口紅”・・・

唇を赤く染める事によって、女性は劇的に、そして魅力的に変身する。

それは眠っていた男性の本能に火をつける・・・

鮮やかで品の良い赤の口紅は、その人を数倍にも美人に変身させるのだ。


「パッションネイト・レッド」

フラッパーを感じさせる派手な色である。


そこには、夫の浮気に苦しんだ挙句、余儀なく離婚を迫られた女性がいた。

彼女は気晴らしにと、女性の友人を捕まえて食事に出かけた。

他愛も無い話題で盛上がったものの、友人は離婚の話を触れてこない・・・

本当は離婚の話をしてしまいたい、思い切り話してしまいたい・・・

そう思っても、まどろっこしい気遣いにかえって気を使っていた。

そんな友人は、帰り際にひとつのプレゼントを渡した。

それは、「パッションネイト・レッドの口紅」だった。

この色の意味・・・

それは、「別れた旦那の事なんか忘れてしまいなさい、この色の口紅をつければ振り返らない男なんて居ないのよ、過去になんか縛られていないで、思い切り人生を楽しむの。」

口紅の色はそれほど雄弁だった。


この友人のプレゼントのセンス、なかなか良いと思う。

化粧は身だしなみと言うけれど、その色は自分のためのおしゃれを越えてしまう。

正に情熱の女の唇なのだ。

それは、異性へアピールを続ける唇へと変身する。


唇を赤くする事、それは太古の昔、いや自然の摂理として、欲求を表現する手段なのかも知れない・・・・

唇の色、それは男性には、雄弁な意思表示のように思える。

(パッションネイト・レッドは写真の色とは異なります。また文中の話は、書籍、”愛の暗闇の中へ”より抜粋)
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松田美智子

2009-11-07 | 最近思う事

1949年生まれ

山口県岩国市出身

学習院女子短期大学卒

ノンフィクション作家、シナリオライターの肩書きを持つ。

主な著書。

女子高校生誘拐飼育事件
美人銀行員オンライン横領事件
カプセル-新潟少女監禁事件 密室の3364日
福田和子はなぜ男を魅了するのか<松山ホステス殺人事件全軌跡>

最近、彼女の著書に嵌まっている。

綿密な下調査を元に作り上げられる彼女の作品は、事実を淡々と述べるに留まらず、状況観察などもリアルで、読んでいて面白い。


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彼女との出会いは、先月亡くなった女優、南田洋子の報道番組を観たのがきっかけであった。

邦画に興味のあった私は、1950年代から60年代の映画を好んでみていた時期がある。

当時の日活ものにはとりわけ興味を持ち、長門裕之、岡田真澄、石原裕次郎などの作品は欠かさずに観ていた。

その中でも南田洋子は、とても可愛らしく独特の声のトーンのアンバランスさも意外性があり、私には魅力的に見えていた。

そんな彼女は晩年、痴呆症に犯され、長門の介護の元で余生を送り、そして旅立っていった。

彼女の記事をネットで見ようと、当時の画像から日活、長門夫婦の友人である石原裕次郎の記事やらを見ていると、私もリアルタイムで見ていた”太陽にほえろ”の記事に辿り着いたのだった。

テレビドラマ時代の裕次郎は貫禄がつき、日活アクション時代の彼とは異なる魅力を醸し出している。

そうこうしている内に”ジーパン刑事殉職”の画像を見つけた。

有名な”なんじゃこりゃ”の台詞は当時一世を風靡し、若者男子は、レイバンのサングラス、ベルボトムのジーンズにGジャン、アフロ気味の長髪は当時のトレンドとなっていた。

前回の記事でも書いたが、ジーパン刑事役の松田優作は私の憧れでもあった。

ドラマの”探偵物語”なども熱中して見ていた。

その後あたりから話題になった、松田優作の不倫騒動、熊谷美由紀との熱愛発覚、離婚とのシナリオを何となく覚えていた。


松田美智子という女性、実は松田優作の前妻である。


短大を卒業した彼女は、俳優を目指し、劇団の研究生として歩き始めた。

その頃、松田優作と出会っている。

詳しい事は、著書”越境者・松田優作”に述べられているので割愛するが、彼女の作家としての目線は、夫であった松田優作の過去にぶら下がることなく、彼女独自の思い、当時の経過などがドキュメンタリータッチで描かれており、好感を持って読むことが出来る。

この本を読んでひとつ言える事・・・

それは・・・

晩年連れ添った、美由紀婦人は女性的で魅力のある女性と思えるが、優作にとって彼女は愛玩妻である。

前妻の美智子は松田優作という俳優を作り出した事ではないかと思う。

よく良い男は、それを作り上げたパートナーが存在すると言われている。

正に美智子はそんな事を感じさせる女性だ。

私の興味のあるタイプの女性でもあり、彼女の著書へは、まだ暫らくは傾倒していそうである。

さぁ、次は何を読もうか・・・
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松田優作

2009-10-31 | 最近思う事
松田優作 最後のトーク番組 1


没後20年・・・

この空気感、それが松田優作・・・

多くは語らない事にする。

(1・2・3・4まであり・・・)
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