遺伝子の突然変異などが原因で発症する病気も中にはあるのかもしれませんが
遺伝性疾患の多くが「常染色体劣性遺伝」なんだそうです。
つまり隠れてしまう可能性もある遺伝子に病気が関係していると
見た目では決して判らず、それ故に検査しない繁殖により
多くのキャリアの仔犬たちを世に送り出しちゃう危険性がある訳です。
セミナーでは犬種特有の遺伝病 と オーストラリアにおける検査データ
つまりアフェクテッドとキャリアとクリアの割合が様々な事例で紹介発表されていました。
例えば・・
フォン・ウィルブランド病(vWD)って病気をご存知ですか?
遺伝性血小板機能減退症と言われることもある出血性疾患だそうです。
つまり。。血液の凝固因子(フォンウイルブランド因子)が上手く働かず
出血しやすく、止血しにくい病気です。
フォン・ウィルブランド病 vWD は「偽血友病」と言われる事もあるようで
症状は似ていますがヒトの血友病は性染色体に関与して遺伝するのに対し
フォン・ウィルブランド病は血友病とは違い性差は無いそうです。
また同じ病気でも type I、 type II 、 type III、 とあり、
type II と type III の場合は病状が重篤になるのです。
すなわち・・ちょっとした怪我が元で命を落とす危険性が高いのです。
色々なサイトで調べたんですが。。
仔犬さんの乳歯が抜けただけで重篤になってしまうケースもあるそうです。
ドーベルマンでは
クリア26% キャリア50% アフェクテッド24%
遺伝子レベルで健康だと判断されるのは4分の1という
悲しい数値になっているそうです。
ちなみに。。スンダードプードルでは
クリア90% キャリア10% アフェクテッド0
ブリーダーさん達の努力の甲斐あって現在アフェクテッドは無いそうです。
素晴らしいですね☆
またPRA(進行性網膜萎縮症)と言う病気の場合
病状が進行すると失明してしまうのですが
発症時期に差があって2歳~12歳なんだそうです。
だから。。生後2年くらい経って問題の無い健康体だから。。と
繁殖に用いるのが正しいとは限らないのです。
キャリアであるかもしれず。。
もしかしたら発症の遅いアフェクテッドかもしれず。。
それに12歳で発症したらこの病気の症例とは思わず
年齢的なもので仕方ないと判断してしまうかもしれません。
眼の専門医じゃないと安易に老齢によるもの。。と
診断される可能性も大です。
☆病気の説明部分はコチラのサイトを参考にさせて頂きました。
「Phoebe's Poodle Freak World」
遺伝性疾患のページは大変詳しく勉強になります。
Phoebeさん 快くリンクを承諾下さりありがとうございます。
【まだ続くよ~】
遺伝性疾患の多くが「常染色体劣性遺伝」なんだそうです。
つまり隠れてしまう可能性もある遺伝子に病気が関係していると
見た目では決して判らず、それ故に検査しない繁殖により
多くのキャリアの仔犬たちを世に送り出しちゃう危険性がある訳です。
セミナーでは犬種特有の遺伝病 と オーストラリアにおける検査データ
つまりアフェクテッドとキャリアとクリアの割合が様々な事例で紹介発表されていました。
例えば・・
フォン・ウィルブランド病(vWD)って病気をご存知ですか?
遺伝性血小板機能減退症と言われることもある出血性疾患だそうです。
つまり。。血液の凝固因子(フォンウイルブランド因子)が上手く働かず
出血しやすく、止血しにくい病気です。
フォン・ウィルブランド病 vWD は「偽血友病」と言われる事もあるようで
症状は似ていますがヒトの血友病は性染色体に関与して遺伝するのに対し
フォン・ウィルブランド病は血友病とは違い性差は無いそうです。
また同じ病気でも type I、 type II 、 type III、 とあり、
type II と type III の場合は病状が重篤になるのです。
すなわち・・ちょっとした怪我が元で命を落とす危険性が高いのです。
色々なサイトで調べたんですが。。
仔犬さんの乳歯が抜けただけで重篤になってしまうケースもあるそうです。
ドーベルマンでは
クリア26% キャリア50% アフェクテッド24%
遺伝子レベルで健康だと判断されるのは4分の1という
悲しい数値になっているそうです。
ちなみに。。スンダードプードルでは
クリア90% キャリア10% アフェクテッド0
ブリーダーさん達の努力の甲斐あって現在アフェクテッドは無いそうです。
素晴らしいですね☆
またPRA(進行性網膜萎縮症)と言う病気の場合
病状が進行すると失明してしまうのですが
発症時期に差があって2歳~12歳なんだそうです。
だから。。生後2年くらい経って問題の無い健康体だから。。と
繁殖に用いるのが正しいとは限らないのです。
キャリアであるかもしれず。。
もしかしたら発症の遅いアフェクテッドかもしれず。。
それに12歳で発症したらこの病気の症例とは思わず
年齢的なもので仕方ないと判断してしまうかもしれません。
眼の専門医じゃないと安易に老齢によるもの。。と
診断される可能性も大です。
☆病気の説明部分はコチラのサイトを参考にさせて頂きました。
「Phoebe's Poodle Freak World」
遺伝性疾患のページは大変詳しく勉強になります。
Phoebeさん 快くリンクを承諾下さりありがとうございます。
【まだ続くよ~】
毎度ありー。
ついでに(ついでって失礼)ブログリンクもさせてくださーい。
vWD病は、その原因遺伝子がはっきりとわかりやすいもので、
たくさんの犬種で遺伝性疾患として解明されているようです。
で、検査のほうも対象の犬種が多いものと感じます。
vWDはある意味「わかりやすい」病気なのですが
同じような症状でも原因遺伝子が違う他の病気も結構あるため
そう診断される犬はとても少ない・・
これはもう獣医さんたちにがんばってもらうしかないわけですが
私たち飼い主もこういう遺伝病の病名や簡単な症状を話題にする機会が多ければ
別に繁殖を考えていない飼い主さんでも、
「うちの子、一度怪我したらいつまでも血が出てるのよね、
きっと気にして舐めすぎるからだわ。エリカラしましょ」
みたいな適切ではない処置を正すことにつながるかもしれないですよね。
症状が軽い個体はこんな感じが多分ものすごく多いはずです。
「症状が軽い」のは軽い病気だということではなくて、
たまたまその個体がいろんな要因でもって軽く済んでいるだけで
配慮されずに子に伝えてしまうと・・生まれた瞬間に出血多量で死亡、
なんて、非常にやるせないことにもなっちゃうわけです。
繁殖を考えないから、そんな難しい遺伝病なんぞ
知らなくてもいいや~ ・・じゃなく
タイプⅠの初期の病状でも、注意して観察すれば
もしかしたら。。気付くかもしれないですもんね。
必要以上に不安になる事はないと思いますが
ん?と思ったらワクチンや定期検査で病院へ
行った際に獣医さんに相談出来ますもんね。
blogリンクの件 こちらこそ宜しくお願いします。