癒しの水辺

ガサガサや釣り、淡水魚飼育のあれこれ。
趣味の車いじりや魚屋の手伝い等の日常も綴ります。

深夜のナマズ釣り

2021-09-22 03:15:54 | 釣り(淡水)
深夜2時、私はとある用水路の脇に立っていた。

目的はそう、ナマズ釣りである。

今年は腰を悪くしてからずっと、ナマズ釣りに来ていなかった。

腰を悪くしたのが5月初めなので、今年は本当に来ていない。

トータル10回も来ていないだろう。

4月になんとか1匹上げているので、ゼロではないが、例年とは比べようも無い。

久しぶりの用水路、こんなに暗かったっけ?と思う程、目が慣れていない。

今日の相棒は



ナマゾンに、この前買ったタトゥーラ。

それに



Tバドのレッドヘッドから始める。


目を凝らしながらキャスト。

対岸のやや上流側に着水。

流れが強く、結構な早さで流されてしまう。

流れに押され、横向きになりながらユラユラ動くルアーにバイト!

惜しくも乗らず、しかし1投目からバイトとは、活性は悪くない。

あまり1か所で追い込まず、移動しながら釣り上がっていく。

ほどなくしてまたバイト!

バフッ!

捕食音が闇夜に響く。

ルアーが引き込まれ、竿に重みが伝わる。

乗った!

しかし掛かり所が悪かったのか、リールを4、5回巻いたトコでバラしてしまった。

その後、少し動けばバイトがあるのだが、ことごとく乗らない。

一体どうした事か…

既に二桁近いバイトがあるというのに…

マズいパターンだ。

帰るに帰れない。

開始から1時間半が経ち、もう3時半過ぎになっている。

気分を変える為、ルアーチェンジ。



頼りたくはなかったが、困った時のジッターバグだ。

頼り過ぎてコイツばかり投げるようになってしまい、使うのを止めていたのだが…

逆にコイツでダメなら諦めもつくというもの。

流れが強い時には適度に水を逃がしてくれて、暴れ過ぎないから使い易い。

対岸に投げたルアーが流れに乗り、扇形を描いて手前岸に差し掛かった時、

バフッ!

バシャバシャ!

!?乗ったのか?

急いでリールを巻き、ファイトに移ろうとすると、わずかな重みは感じるが、すんなり巻けてしまう。

あっという間に足元へ。

う〜ん、ついてはいるが…

ほとんど抵抗なく抜き上げる。



草の上に置くと、スルッとルアーが外れた。

急いでフィシュグリップを取り出し口に掛ける。

なるほど、お前達だったか…

草の上には40センチに満たないであろう可愛いサイズの仔ナマズ。

そういえば秋にはこのサイズが活発に当たってくるんだった。

間が空き過ぎて、そんな事すら忘れてた。

そりゃ乗らないはずだ、口小さいもん。

リリースして、この場を後にする。

もう1時間もすれば夜が明けてしまう。

早く帰って寝なければ…

明日、いや今日も仕事があるのだから。