癒しの水辺

ガサガサや釣り、淡水魚飼育のあれこれ。
趣味の車いじりや魚屋の手伝い等の日常も綴ります。

涙の餌捕り

2019-02-25 21:00:29 | 餌捕り
春を感じさせる穏やかな午後。

私は川を見下ろす堤防の上で涙を流していた。

何があったのか?

こういう事である。


その日は土曜日で、いつものように休日出勤をしていたのだが、連日の残業で会社の定める残業時間いっぱいになりそうだったので、通常より早く帰る事になった。

近頃は、随分日も長くなり、日没まではまだ時間がある。

そう言えば、最近はスジエビばかりで、我が家のオヤニラミのチビちゃん達には少しばかり大きかったっけ?

久しぶりにヌマエビでも捕って来ようかな?

そう思った私は、車に道具を積み込み、近所の川を目指した。

ウエーダーを履き、網とバケツを持ち、枯れ草で滑らないように川岸まで下りる。

川の中にはアナカリスが残っているようだが、どうやら全て枯れているようだ。



川に入ると、小魚が群れになって逃げて行く。

行き先目掛けて網を入れてみた。



逃げ遅れたカワムツ?のチビが数匹入った。

少し進むと、流れの弛んだ所に集まっている。

春めいて、暖かくなったとはいえ、やはりこの季節は、流れのない水深のある場所が過ごしやすいのだろう。

ザバっと掬うと



今度はそこそこ入った。

こいつらも餌に頂こう。

次は水深がある場所の付近のボサに狙いを付けてみる。



下側から網を入れ、ガサガサと



大漁とは言えないが、まあまあ入ったのでは?

多分、狙いは間違ってないと思う。

似たような場所に網を入れて行く。

今度は



小さいドンコが入ってきた。

今年初である。

ちょっと飼いたくなってしまいそうな、可愛いサイズだ。

しかし、入れる場所がないので、お帰り願う。

ある程度ボサを探って、まあまあな量のヌマエビを捕ることができた。

次はドジョウかカマツカでもと思い、川底のアナカリスや砂地を掬っていると、

ハッ・・・クション!

くしゃみが・・・

しかも、1度出だしたら止まらない。

その上、目がゴロゴロして痛痒い。

まずいな・・・花粉症だわ・・・

そのうち涙がボロボロ出だして止まらない。

これはタマラン・・・

急ぎ、戻る。

川岸に置いてあるバケツに、胸からぶら下げているバッカンの中の獲物を流し込み、車に戻る。



これだけあれば、ニラミ達には十分だ。

ウエーダーを脱ぎ、涙を流しながらも川を見下ろす。

そう言えば、メダカとタイバラ見てないっけ?

今度はゆっくり見に来よう。

さあ、急いで帰って薬飲まなきゃ。