最後の涙の国立大学授業料２６７，９００円！

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我が家には息子が３人いる。


私が３５才、３６才、４２才の時の
子供である。

出産は無計画で、神様の召すままに
授かり物として望んだ。

現在、３０才、２９才、２３才になっている。

すべて東京に住んでいる。


振り返ればこの１０年間、
続きざまに大学に進学した。


そのお陰で大学の授業料の支払いが１０年間続いた。
これって大変な事だったと今更ながらに思う！

お金なんか貯めている暇があるわけがない！


ちょっと計算してみた。

●長男・・・国立大学３年で中退
２６７，９００円×２回（前期・後期分）×３年＝１，６０７，４００円

●次男・・・国立大学　大学＋大学院＋ドクターコース（前半）なので８年
２６７，９００円×２回×８年＝４，２８６，４００円

●三男・・・国立大学　訳あって５年
２６７，９００円×２回×５年＝２，６７９，０００円

合計　８，５７２，８００円になる。

すべて国立大学だからこの金額になるが
私立大学ならばとても行かせることは出来なかった。
（最初から国立大学１本にしか受験しなかった。
すべて背水の陣で戦った。）

これ以外に東京のアパート代や生活費や交通費など
入れたらもっと金額は膨れあがる。


勿論、子供達はすべて奨学金をもらっての生活だが、
私達も息子達も青息吐息の生活だった。


おまけに今年は主人がガンになり、
自営業の私達は仕事も収入もがた落ち！


そんな中、三男の学生生活最後の、
後期の国立大学授業料２７６，９００円の支払いが
去る１１月２０日だった。


最後の授業料２６７，９００円の支払いは
現在、支払いが多い私達にとってかなりきつい
内容だった。


どうしょうか？




そんな時、天の助けが・・・・・・！


三男に電話で授業料の事を話すと

「僕、払うよ！
最後の授業料は僕に払わせて！」

軽い返事だった。



意外な返事でこれまたビックリ仰天！


え～～～～！



「パパやママが今まで、苦労して育ててくれたし、
今年の１年は僕のミスで１年延長したから、
僕の責任だから、僕が支払うよ！

僕に支払わせて！


バイトの支払日が丁度２０の日だから
その給料と合わせると
その日ミミを揃えて支払いできるよ！

だから大丈夫！
安心して！」


と電話口で言ってくれた。


なんて力強い言葉でしょう！

なんて頼りがいのある言葉でしょう！

いつの間にか大きく成長している！


アルバイトをして今までセッセと貯めた
全財産を支払ってくれると言うのだ！


なんて親孝行な息子なの！


涙が溢れた！


１１月２０日、確かに
息子の通帳から２７６，９００円引き落としが
完了した！


残金２００円也！
（支払金額ギリギリだった。）




これが三男のラスト授業料！



そしてこれが我が家の１０年間目の
子供達すべてのラスト授業料だった。



しばらくＡＴＭから離れることが出来なかった。


涙のラスト授業料になった。






今日もありがとう！


感謝です。

　　　　　　　　　








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