今回は、ちょっと、字の多い記事です。
木曜日(2月21日)の夜、玉出中学校で、
第五回目の西成区長タウンミーティングが行われました。
まず、西成区役所の方が、平成25年度の西成区の予算や運営方針などを説明。
その後、テーマごとに、区民と区役所の意見交換が行われました。
テーマは、
1)福祉・健康
2)子育て・教育
3)安全・安心
4)その他
です。
開催場所は玉出中学校ですが、区役所が西成区民に広く呼びかけているので、
参加者はよその地区からも来ています。
意見交換:
福祉・健康)
1.住吉市民病院の存続を希望。区長の説明会を望みます。
2.西成区の高齢者の割合が多いのはわかっているが、その中で就労人口はどれくらいか?
3.生活保護受給者の割合の5年後の目標数値は?
など。
答え)
1. 6回のタウンミーティングを終えた段階で、タウンミーティングからいただいた意見から深化させた論議する問題について、もう一度、会を開く予定であり、その中で住吉市民病院の話もさせてもらう。ただ、限られた時間内で他の問題もあるので、住吉病院の話だけをするわけにはいかない事をわかってほしい。
2.そのデータは、いまはない。
3.生活保護受給者は、高齢者が増えている現状では、5年後にその数が減るということは考えにくい(生活保護者の多くは、高齢者であるので)ので、あえて、5年後の数値目標の設定はしていない。 ただ、就労支援などの成果が上がっていて、毎年新規の数(約3000件)とほぼ同数の生活保護の廃止件数となっている。
福祉・教育)
1.生徒数減少のため、中学校のクラブ数が減っている。中学時期は体を鍛えなくてはいけない時期なのに入りたいクラブがないのは困る。
2.区の基礎学力アップ事業について知りたい。
3.幼・保育園が民営化へ移行とのことだが、民間で買うところがないと、どうなるのか。幼稚園の保護者との間に意見交換の会はできないのか。
4. 子育て(親側からみた)支援だけではなく子育ち(こども側からみた)支援が必要である。子どもが自由に遊べるプレイパークのような子どもの居場所を考えてほしい。
5.こういうミーティングをするときに、子育て世代が参加しやすい日時にしてほしい。
など。
1.中学校のクラブ活動については、元気アップ事業で補完している。教育委員会のHPでチェックして欲しい。
2.西成区内でモデル校を決め、夜間に学校で塾をし、ほぼ無料(バウチャー利用)で利用できるようにする、、というモデルケースが進行中である。
中学校でしっかり学力をつけておかないと高校中退になり、その後の人生がやりにくくなるという状況があるので、しっかり取り組みたい。
3.幼稚園の問題は、いまは区長会議で、それぞれの区の現状報告をしあっている状況である。民間が運営するようになると、たとえば手のかかる障害児を預かるところがなくなる(たとえ補助金がついても)などの課題があり、そう簡単にはいかないという認識である。
4.こどもたちが生まれ育った地域に愛着を持ち、笑顔で過ごせるような町にする施策が必要である。取組むべき問題と思っている。
5.第一回目の天下茶屋中学校のタウンミーティングでもそのような声があり、天下茶屋小学校の保護者の会を保護者の方が来やすい時間にする予定である。
安全・安心) と その他
1.玉出商店街西出口のところにある横断歩道、商店街のなかも自転車が乱暴に通行しており、高齢者に危険である。
2.商店街のなかに公設市場あとがあり、長年放置されている。衛生面でも建物の老朽化の面でも問題がある。
3.公園の遊具のサイズが子どもには大きく、危ない気がする。鉄棒も欲しい。
4.区の運営方針に経済のパートがないようですが、市税収入増に向けての施策があれば教えてほしい。
5.ツイッター、Facebookの活用について
1.横断歩道の安全については、警察や建設局、国道事務局など各方面に関係しますが、現場を確かめるなどして考えていきたい。
2.西成区長が大阪市の家屋の老朽化問題についての担当者である。大阪市に言っておく。
3.公園のことは大阪市の公園局の管轄なので、公園局に連絡をとる。
4.直接的な施策はない。西成区のイメージアップをしていく中で、税収入の増加もあるかと思う。
5. 区長がツイッターとFacebookをしている。民間よりは、速度が遅いのは承知している。
などなど、、でした。
西成区全体の問題では、生活保護の問題や住吉市民病院の問題などありますが、
玉出の問題では、玉出商店街でアンケートをとったときに、「自転車の乗り方と不法駐輪」について関心が高かったですし、
商店街の中の公設市場跡も、いい利用の仕方があればいいなぁと思います。
全部のタウンミーティングが終わったあとに、
もう一度、おさらいのミーティングを開催されるそうですよ。