そもそも結婚の決心は

そもそも結婚の決心はAIDS騒動である。３０歳まで本当に男と楽しんだ（辛いこともあったが）。が、３０歳を越える頃から、明らかに性欲が一段階下がってきて、そして男へのこだわりが、なぜかトーンダウンしてきた。もちろん男は大好きで、いつでもセックスOKだったが、なぜか、落ち着いてきてしまった。そんな頃世間ではAIDS騒動が起こっていた。１９８８年頃だったと思う。このまま男に走っているといつかはAIDSになる、と僕を悩ませた。できるものなら男を断ち切りたかった。そして悩んだ挙句、運良くいい方向であるある結論に達した。それは性欲を満たしてくれる結婚相手を真剣に探すぞ、そして、どうせ結婚するなら、楽しめるいい女を捜すぞ、と考えたのである。AIDSの心配がないセックスライフを楽しめる結婚を真剣に考えた。今まで女を真剣に観察したことがなかったが、女を真剣に見直してみた。・・・・・・それから何度か女性と出会いがあって、最終的に今の妻が最高だと確信でき、結婚した。でも男を見る目はあっても、女を見る目は経験が浅いせいが弱い。付き合いは短い間だったし、もっと女と経験してみるべきだったかなと思うが、ゲイとしては十分であろうと納得させている。
・・・・・結婚で男を断ち切れるかなと思ったが、やはり無理で、結婚前から付き合っていたケーリーグラント君と結婚後も少し続いた。でも結局終わり、おまけにその後海外赴任となった。これで男とは物理的に隔絶されることになり、いよいよ、妻オンリーになっていた。これで本当に男を断ち切れるか？？？だが時代がまた僕を狂わせることになった。そう１９９５年赴任先ではすでに当たり前になっていたインターネットを覚えてしまったのである。ゲイサイトにはまったのである。そして、僕の尻の穴を舐め回したプロに出合うことになってしまったのである。