浜ちゃん

オヌ＊からフォー＊に引っ越した頃だから、大学院後半頃、当時よく行っていたゲイバー「ま＊が」で素敵な彼に出会う．コンピューター関係の技術者？で東京本社？からこの地方都市へ出張で来ていた彼．歌がうまくて、肌はツルツルで、水泳をしているらしくガタイがいい．即一目ぼれでした．そして、いつものアクションで、彼と関係を持ちました．場所は彼の長期滞在中のホテル．でも、でも、なんと、そのホテル、僕の住んでいるオヌ＊ビルのとなりにあるホテルなのだ！ひゃー．自分のプライベートなことは知られたくない、当然自宅も知られたくない．ここで彼と急接近すると、ご近所同士になる訳でいつかすれ違うかもしれない．僕の自宅もバレバレになるかもしれない．危険だ．諦めようか？？ううううう、でも仕方ない、彼を好きになってしまったのだから．そして彼に接近しようと決心．彼のホテルに入り、そして、咥え、咥えられ、擦り、擦られた．それだけのセックスだったけど、綺麗な体に触れるだけでもこちらは興奮しているのだから、十分満足でした．モチロンお互い発射する．僕が30歳前後で彼は40歳代だったと思うが、成熟した大人同士のセックスだから、お互い淡白？？だったような気もする．
それから僕の方はどんどんエスカレートするが、彼はさほどでもない．セックスが終わっても、特別次の約束を言おうとしない．本当は僕も次の約束は面倒で嫌いだけど．それにしても、優位に立っているのは浜ちゃんの方で、惚れて負けてしまったのは僕の方．いつもとは逆の立場だ．お互いバー「ま＊が」でいつかまた会えばヤリましょう、って感じだったが、それはなかなか辛い．なんとかもう一度とせっせとバーに通ってみるが、浜ちゃんはなかなか現れない．あるいは時間差のすれ違いか．避けられているのか。
それでもたまに会えれば、なんとかセックスまでは持っていけた．でもしんどい．次回の約束が取れないのは．根性で頑張るしかなかった．
しばらくして、彼はホテルを退去して、長期滞在型マンションに引越．
ある夜、バーに行っても彼が来ない．僕を避けているんだろうか？くそーー．バーで軽く飲んで、彼のマンションに行って見る．ピンポーンとチャイムを鳴らすが、出てこない．くそー．エントランスは開かないし、部屋に近づけない．何日も、何時間も（ちょっとオーバーだが）、エントランスのあたりでウロチョロウロチョロ．ある日、あるマンション住民が、エントランスを開けて入っていく．それー、僕も続いて入れーーー．そして、彼の部屋の前までたどり着く．恐る恐るピンポーンしてみる．なんと彼はいるではないか．そして出てきた．居留守を使っていたのだ．僕を避けていたのか、単に一人で居たかったのか？もちろんそれは彼の自由です．尊重しなければならない．でもそんなことお構いなし、無理やり部屋の中に入り、セックスした．
これを書いていると、僕の粘着質・執着心・呆れ返った行動にびっくりです．
彼が僕にエスカレートしてこないことに、腹が立っていたのである．身勝手でした．
その彼も、しばらくして、全くバーに来なくなった．東京へ帰ったとか．彼が東京で行く店を聞いていた．新橋の「＊＊＊＊＊」．新橋なんて行ったことがなかったけど、彼を求めて、何度か飲みに行きました．そこで、浜ちゃんに会うことはなかったが、新橋を知ることができた。以後今日まで会えないまま．でもその新橋の店である中年男性に誘われ、僕の泊まっている京王プラザまで連れ込むことになった．彼はぺろぺろおじさんでした．京王ぺろぺろさん、ゴメンね、其時は失礼して．