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黒鯛のキモチ Team BlackFighter OFFICIAL BLOG

こんなに想いを寄せても、、、釣れない黒鯛を追い続けている釣りバカ『TAGO』の独り言。

講釈5 離岸流を探せ!

2005年06月15日 | 講釈
「潮が沖に払い出していることが条件だよ。」「当て潮だから釣れないねぇ。」とかよく耳にします。
『潮の払い出し』とは海水浴で注意が促されている『離岸流』の場合もあるようです。

離岸流(リップカレント)とは、波打ち際で沖に潮が出している流れで、漁師さんの間では 『だし』と呼ばれている潮の流れのことです。
この離岸流に巻き込まれると 泳ぎのかなり上手な人でも溺れるおそれのある危険な流れです。

水は波によって岸に運ばれてます。このままでは水は岸に貯まってしまうので、水は沖に戻らなくてはなりません。
大きい波と大きい波の間にある小さい波のところは、海面が低くなっているためそこに向かって流れが生じます。
この水の沖へ戻る通り道が『離岸流』です。

『発生しやすい場所』
①波が海岸線に対して直角か直角に近い角度で入る場所
リップカレントは常時同じ場所に存在する物ではなく、風・波浪・海底地形などのある一定条件が揃った時・所に発生し、条件が破れれば消滅します。
②砂浜海岸で他の場所と較べて粒の粗い小石が目立つところ
浜を洗い流す強い流れがあることを示し、リップカレントがしばしば発生している可能性が高いところです。
③海水が濁って帯のようになっているところ
④木や海藻などの漂流物がまわりより多いところ
⑤海岸の一部だけ水や泡が濁っているところへゴミや浮遊物が集まっている場所

『幅と速さ』
幅は10~30メートルで流速2m/s以上といわている。
水泳100m自由形の世界記録が2m/s位なのでオリンピック選手でさえ逆らって泳ぐことは難しい。

『見分け方』
波が陸へ向かってくる時、まわりの波より小さいところに発生し、海面が周りの海面よりザワついている(さざ波がたっている)様な感じ。
(風がなく凪のよい状態でなければ見分けることは難しい)

とにかく、こいつに出会えればクロダイとも出会えるでしょう、、、。

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