午前中のこと
1号の同級生のお母様がなくなられたという連絡が入った
お婆様でなく、お母様
一瞬耳を疑った
そっかぁ…
どんな事にも順番があるんだから
親は子供より先に逝くんだな
そんな事を考えながら
午前中はPTAの方からの連絡のやり取りがいくつかあった
夕方
クラスから連絡網が回ってきた
ママ友達と話しているうちに、だんだん悲しくなってきた
1号のお友達、悲しいだろうな、寂しいだろうな、心細いだろうな
自分も既に父親がいないから、肉親を失くす事がどんなに辛い事か
それはよくわかる
全ての光を奪われた様な寂しさ
全ての希望をなくしたようなむなしさ
言いようのない不安
それでも日はまた昇る
どんなに今が暗くても、また日は昇ってくる
いつか
自分の足で立ち上がって歩き出さなくてはならない
残された者は、どんなに悲しくても、生きていかなくてはならない
それより
幼い子供達を残して逝かなくてはならなかった母の気持ちはいかばかりだったか
今
自分の命を
神様に返さなくてはいけないとしたら
あと5年、
いや、10年、20年待ってくださいとお願いするだろう
子供達にはまだまだ教えてあげたい事がある
もっともっと一緒にいてあげたい
もっともっと、愛してあげたい
もっともっと色んな事をしてあげたい
自分はずっと生きていられるだろうと、当然の様に思っている
しかし
家族を残して逝かなくてはならない人生も
現実にある
それはどんなに心残りで、どんなに無念であったことだろう
夫や幼い子供達を残して逝く事が、どんなに無念であっただろうか
自分と同年代で亡くなった知人の知らせに
言葉に表せない
心が引きちぎられる様な衝撃を受けた