わが家で育った緑のイモ虫三兄弟。
萌えるガチャピン足の長男(性別不明ですが)チョースケが行方不明になったのは、5月30日。
緑の5齢幼虫になってわずか5日のことだったが、でもでもサナギになっていてほしいと願い、
一応、ベランダもあちこちを眺めて確認した。
サナギは見当たらず。
とにかくどこかで生きていてと、願っていた。
次男、三男(両者性別不明)のジスケ、サンスケは、サナギになる前に一悶着あるも、
無事に確保し、サナギとして保護することができた。
二匹の羽化が待たれるある日。
ベランダで洗濯物を取り込み、履物を脱ぐときベランダを振り返ると、バタバタしている虫が。
ゴキブリか。いや、ゴキブリにしてはでかい。
セミではないし、アゲハチョウか。アゲハチョウにしては、小さい…。
よくよく目をこらすと、どう見てもアゲハの縞模様。
でも、明らかに体が不完全。
もがいているようだった。
私が何か危害を与えたのか。
怖くなってしまって…。
とても自分の目では確認できず、ダンナに見てもらった。
アゲハチョウの羽が丸まって、飛べない状態になっているとのこと。
ダンナの誘導でベランダの外に向かう場所に出すと、ベランダにつかまり、しばらく風に揺られていた。
そして、落ちたか、飛んでいった…。
どう考えても、チョースケだ。
もし保護していたとしても、命を数日永らえることができるだけだっただろう。
鳥に見つけられて食べられたら、それが一番、自然に近い結果なのだ。
そう考えて、必死に自分を慰めた。生きていてくれたのは、うれしいことなのだとも。
原因はなんだったのだろうか。
羽化時のトラブル、そもそも奇形として生まれた…とか。
羽化後の私の過失も、可能性としてはある。気づかなかったとはいえ。
数日前。
弟たちの羽化がいよいよとなり、サナギの入った段ボール箱をベランダに出すために、
ベランダの鉢を移動させた。
そのとき、サナギの抜け殻を発見。
チョースケ、わが家のベランダでサナギになっていたのだ。
しかし、なんでこんなところに…。
不用品となって鉢置き場に使っていた棚の、足元部分。
せまい場所とはいえ、羽化には問題ないだろうと思ったのだが。
調べたところによると、羽化の途中、乾く前に落ちてしまうと、羽が丸まって飛べなくなるのだとか。
もしかすると、そんなことがあったのかもしれない。
今回の失敗で、つくづく思った。
自然の状態で生きるなら、淘汰されたとしてもそれは仕方のないことだ。
人が手を差し伸べるのなら、100パーセントをめざさないと意味はない。
今回はいろいろ甘かった面があると、とにかく反省…。
「チョースケ、ごめんね。
できるだけたくさんの蝶を、この世に羽ばたかせるからね」
と、今は誓うのみ…。
弟たちのその後は、また改めて。
できるだけのことをしてあげようという、まきさまのイモ愛に感動します。
ジスケ、サンスケはどうしたかな。
みんなの無事を祈ります。
これからもまきさまのマンションから一匹でも多くのアゲハが飛び立てますように。
ウチもミカンの木でモスラになったイモイモを観察してても、ある日突然見失っちゃうんです。
木の付近をくまなく探しても見つからない。
鳥の餌食かな〜ってあきらめます。
でもね、庭の手入れをしていると、なんでこんな所に!!って場所で、サナギの抜け殻を発見しますよ。
モスラたちも羽ばたくために必死で場所をさがすんですね〜。
チョウスケは羽化しかかってる時に、強い雨にでも当たったのかもしれませんね。
自由の旅に出たチョウスケに関してはまきやんさんに何の責任もないですよー。
手をかけてしまったジスケ、サンスケは気になるところです。
イモ愛…。確かにそうですが、ちょっと異常ですよね。
ジスケ、サンスケは、結論から言うとすでに無事に飛び立ちました。
うちのシークワーサーと新入りのゆず、つんつるてんになった山椒に、卵が産み付けられていないか確認するのが日課になってしまいました…。
ねこばすさん
羽化後の抜けがらが目の届く場所にあって、まだ幸いだったかもしれませんね。
ジスケ、サンスケの抜けがらは、いずれ処分しようと思いますが(まだ捨てられずにいる)、チョースケのは、自然に消えるまでそのままにしておくかもです。私の気持ちの中でしかないけど、生きた証なので…。
イモの生態など、今回も勉強になりました!
しかしイモの緑色って、ほんとにやっかい。目の前にいるのに見つけられないことが。
徘徊のときは、ほうきや網戸などにいると目立つのですけどね〜。