とりあえず、笑っとけ。

人生はいろいろある。だから、日々の『ちょっと良かったこと』。

#729 - 2016年8月 Tree Hugger

2016年08月19日 11時32分12秒 | 日記
Tree Hugger(ツリーハガー)




Tree Hugger 直訳すると、木をハグする人、木に抱きつく人。


私です(笑)。


例えば公園で、いきいきと枝を広げ気持ちよさそうにしている木を見ると、抱きつかずにはいられません。その間相方は、生暖かい目で少し離れて見ています。


実は、ツリーハガーになったことにはきっかけがありました。今から11~12年前にイギリスに来た時、現在の相方と一緒にバース(Bath)という街に遊びに行きました。有名なロイヤルクレセントと呼ばれる、半円形に住宅が連な励美しい曲線を描いた集合住宅があるのですが、その近くに大きなラウンドアバウトがあります。そこの中心には大きな木が4~5本植えられており、その幹のあまりの大きさと重心のしっかりした安定感に思わず抱きついたのです。その時に感じた、何とも言えぬ安心感。樹の幹は冷たくも暖かくもなく、ゴツゴツとした樹皮に覆われているのですが、硬いはずなのになぜか優しさを感じる。その時の不思議な感覚が忘れられず、それからはそんな安定感の行を見つける度にハグしてしまいます。特にイギリスは日本よりも木の成長が早く大きな木々を見つけることが容易です。



6月に日本に帰国した時、確かNHKでメンタルヘルスについてのドキュメンタリーが放送されていました。その中で、東京に住む男性の例が紹介されていたのですが、なんと彼はツリーハガー!この20代だったか30代だかの男性は、以前うつ病に悩まされていたそうなのですが、なんとか克服し社会復帰。その後、自分の気持ちを落ち着け、ストレスをリリースする方法を模索していた時に木に触れることで得られる効果を発見し、それ以来人の視線よりも自分の精神安定のために公園で木々を抱きしめているとのこと。


怪しいです(笑)。それは間違いないのですが、この番組を見て「やっぱりそうなのね!」とその効果に納得。


イギリスは、怪しいことをしていても上手に見て見ぬふりをしてくれる、放っておいてくれる文化なので、日本よりはハードル低いです。しかし、それでも1人ではなかなか勇気が入ります(笑)。そんな時は、手のひらで撫でさせてもらいます。それだけでも違う!


ちなみに、ロンドン南にあるリッチモンド・パークは、ハグのしがいのある元気な気がたくさんあります!


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