iPhoneのバックアップ

8月24日の「iCloud写真の同期トラブル」に記した通り、この問題の解決に当たってはApple Japanの親切なサポートを受けました。
詳細は記しませんでしたが、サポートの初めの段階で、iPhone のバックアップを取ることを勧められました。これは万一のトラブルに備えて今の iPhone の状態を丸ごとバックアップしておくという意味だと思いますから、適切のアドバイスだったと思います。
担当者の指示に沿って、iPhone のバックアップ操作を進め、バックアップ開始から終了まで30分程度時間を要するということでしたので、一旦電話を切りました。バックアップ終了後に電話すると別の担当者に代わりましたが、「問い合わせ番号」を伝えると話はスムーズに引き継がれました。
バックアップしただけで問題が解決する筈もなく、ここからが本番という感じでしたが、24日の記事のように進行し、問題は無事に解決しました。

この作業の途中で Apple から iPhone に①のようなメールが届きました。
無料の iCloud ストレージの容量（5GB）は残り25％を切っているので、月額￥130で50GBの iCloud＋に変えることを勧める内容です。
恐らく、このメールは残り25％を切った段階で、自動送信されるのだと思います。
気にはなりましたが、このときは問題の解決を最優先し、検討は先送りにしました。

問題が片付いてから落ち着いて考えると、私は iPhone の機種変更のときなどはパソコンの iTunes を使用してパソコンにバックアップを取っていることを思い出しました。
最近は iTunes を利用する機会がなく忘れていましたが、iTunes を起動し、iPhone をパソコンに接続すれば自動的に iPhone がバックアップされるように設定しています。

画像の文字が小さくて見難いと思いますが、自動的にバックアップする先は「iCloud」か「このコンピュータ」か選択できます。
また、自動的にバックアップするか否かは選択することができますし、「今すぐバックアップ」することも可能です。
何らかのトラブルが生じた場合や、機種変更した際は「バックアップを復元」でバックアップ時の状態に復元することができます。

そこで、パソコンの iTunes を立ち上げ、iPhone をケーブルでパソコンに接続してパソコンにバックアップデータを保存した後、iPhone を操作して iCloud のバックアップを削除しました。

下図は、iCloud にバックアップしたときと、iTunes（パソコン）にバックアップしたときの iCloud のストレージの使用状況です。

③は iCloud にバックアップしたときの iCloud の使用状況、④はパソコンにバックアップしたときの iCloud の使用状況です。③は残り0.6GBですが、④は残り4GB以上です。

8月初めころに大量の写真を削除したので、今は写真の保存用容量が小さくなっていますが、削除前であれば、 iCloud にバックアップすることはできなかったでしょう。
iPhone をバックアップするために、大容量のバックアップデータを無料の iCloud に保存するのは勿体ないと思います。
一方で個人のパソコンより、Apple の iCloud にバックアップする方が安心・安全であることは事実だと思います。
ただ、①のメールには iTunes 経由でパソコンにバックアップする方法もあることを明記して欲しかったと思っています。