大奥

観て来た子から”意外と面白かった”と聞いたので、男女逆転『大奥』観てきました。

ネタばれ注意報発令

＜あらすじ＞
男だけがかかる謎の疫病が蔓延し、男の数が女の4分の１に減ってしまった江戸時代。
全ての重要な仕事を女が占め、男が体を売るという男女逆転の浮世と化していた。

その結果、ひとりの女将軍（柴咲コウ）に3,000人の美しき男たちが仕える女人禁制の男の園、
大奥が生まれ、ぜいを極めていたが、そこにひとりの若侍がやって来る。
困窮した旗本の実家を救うため、奥勤めを決意した水野祐之進（二宮和也）だ。



そこで大奥の贅を尽くした煌びやかな表の顔と、才色兼ね備えた男たちが熾烈な争いを繰り広げる
裏の闇を目にし、衝撃を受ける水野。しかし彼自身も、やがて権力闘争の渦中に投げ込まれていく。

男女逆転と言う想定が面白そうとは思っていましたが、ニノくんの演技ってどうよ？
ちょっと貧弱すぎるのでは？？とも思っていましたけれど、なかなか彼もうまいんですね。

また、女将軍・吉宗公を演じる柴咲コウも、財政難を救うため、質素倹約を実行され、
大奥を縮小する頭のキレる将軍様を、歩くのが異様に早いなどの小技を使って、
うまく演じておいででした。

映画の中で、男子だけがかかってしまうと言う”赤面疱瘡”と言うのは架空の病だそうです。
なぜかしら、ニノさまはそれにかからず、きれいなままです。主役だからね～。

で、貧乏な実家を救うため、志願して大奥に入ってしまう。コネもないのに志願すれば、
下級武士でも入れるところなのか？も疑問に残りましたけど。
そのために、ニノさまも子種がほしい貧乏できれいとは言えない女性に身体を預けたりする。
ニノさまの場合は無料なんですが～それで金儲けするお家もあったりなんかして。

吉宗公は、大奥にいるきれいどころさんを集めて”敢えて”クビにします。大量解雇です。
きれいどころだから、お婿の貰い手にも事欠かないから。そうでない者、大奥から出たら生きられない者
だけを大奥に残すと言う政策を取られます。なかなか考えたな～と思いました。

また、新参者として入って来たニノさまを、まんまと吉宗公の目に留まらせ、吉宗公にとっての
初夜を共にする＝吉宗公の身体にキズをつける重要で、かつ、罪深いお役目を仰せつかる事に
なってしまいます。その大役を果たしても、将軍様のお身体にキズを付けたと言う大罪には
変わりなく、打ち首になるって言う設定も、考えたな～と思いました。

で、ニノさまの最後ですが～。これまた、考えたな～な最後だった訳ですが、
それで絶対バレないの？が心配になりました。

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