貧乏人・島謙作

ただの貧乏人です

零細貧乏事業者としては「消費税」ってのは重い。

2011-12-29 03:56:13 | 日記
まぁ、ウチは売上は1000万超えることは絶対ないから、消費税は収めなくてもいいのだけれど、売上1000万、仕入れ600万。+経費がかかって300万しか利益がでないラーメン屋みたいな自営業者ってのはある。

それでも、しっかり利益300万から所得税が引かれて、50万の消費税は更に must だ。まぁ青色申告ならいろいろ特典はあるけど、赤字はやっぱりまずい。

まぁ、ワタシのように貧乏人はほとんど仕入れがないから、売上から経費を引いて、実収入xxx万円から所得税から、生命保険、雇用保険なし、年金払って、国民健康保険。そもそもホワイトカラーの自営業には労災もない。労災が適用される自営業は百姓か土方か炭鉱労働者だけだ。コンピュータエンジニアが重たいコンピュータを持ち上げてコケて怪我しても労災はない。

まぁ、国民保険なんてのは、この貧乏人がろくな物食えないから、不健康な毎日をすごしているわけで、当然カラダのどっかがおかしくないほうがおかしい。

よく「自営業は恵まれている、何しろ税金ごまかせるからなぁ」という声がよく聞こえるが、年間1000万の売上のラーメン屋が、原価300万円+経費、アルバイトを雇って全然利益が出なくても、50万円の消費税は must である。税務署は非情だ。そこらのサラ金並に取り立ててくる。

「自営業者は税金のごまかしが効くからなぁ」と嘆くサラリーマン諸君に言う。君たちはバスに乗った事にして歩いてバス代を会社に請求したりするだろ。ついでに時間潰して残業代だってもらえる。それは、自営業者が100円ショップでボールペンと一緒に「自宅兼事務所」の経費としてトイレの洗剤を経費として計上するのとなんの代わりもないのだ。多くの自営業者はそんなセコイ方法で節税するわけですよ。残業代ごまかすサラリーマンの経費ごまかしよりよっぽどカワイイもんだ。

ただ、チェックするのが会社の経理マンなのか税務署なのかの違いだけなのだ。

会社の経理にちょっとズルしても「お叱り」程度で済むかもしれないけれど、税務署相手にはそう簡単にはごまかしは効かない。下手すりゃ実刑だからな。何しろ7年間は経費の記録を残しておく義務があるのだ。

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だから、提案したい。零細事業者なら売上1000万円は消費税免税だから、サラリーマンで1000万円以上収入があれば、ちゃんと消費税50万円を払え、と。ついでに、生命保険だとか労災だとか雇用保険も全部自前にしろ。こんなの「会社折半だ」とか言っているけど、どうせ、そんなのは「従業員が必死に働いた」金から出ているんだ。経営者のポケットマネーじゃない。

たとえサラリーマンだって、それなりに会社に「サービス」を売るのが商売なんだから、1000万円以上の収入があるなら、会社相手に1000万円以上の「売上」をあげたのだから、しっかり消費税の課税対象になるべきなのだ。

それがイヤなら1000万円以上稼ぐなと言いたい。もし1000万円以上稼いで消費税払うのがイヤだというなら、会社の役員として、残額は会社に「出資」しろ。役員として企業運営に責任をもってみれば、いかに自分の収入が世間を動かしているという実感が感じられるだろう。いかに自分が「出資」した事業がいい加減に運用されているか「実感」できるぞ。

サラリーマン(民間)だけじゃなく、特殊法人だとか、ナントカ法人だとかもしっかり1000万以上の収入があれば、そこからしっかり消費税をむしり取るべきなのだ。

問答無用だよ。消費税は。いかに会社が火の車でも、零細事業者は「消費税」は決算の次年度にがっつり請求される。消費税払うために、銀行から借金するなんて、事業者にとってはあたりまえなのだよ。

そんな苦労をしている零細事業者、経営者に文句いう暇があるなら、正社員としての義務をしっかり果たせよな。とくにサラリーマンとして高額所得を得ているヤツだ。

利用者のメリットは産業を活性化させる

2011-12-21 12:37:35 | 日記
Gigazine ネタで申し訳ないのだが

全世界の音楽CD売上やデジタル販売の現状がよくわかるデータまとめ

音楽産業では、流通方法をデジタル化することにより、確かにCDの販売は減ったが、産業全体としてはむしろ売り上げが上がっているということなのである。音楽=CDメディアという公式は完全に崩れてしまっている。

「自炊」代行2社を提訴…人気作家ら7人

まぁ、流通形態の変化の始まりに過ぎないわけですね。若いころはやりましたよ、「レンタルレコード」どこか三鷹あたりの駅前で学生が始めたベンチャービジネス。いまさら、街には貸しビデオがあるわけで、これも時代の変化なのです。それなりのレンタルに対するルールが定まったおかげで、より利用者が簡単に映画やビデオを見ることができるようになった。

このままでは衰退する一方だった映画産業というものがDVDレンタルによって、まだ行き続けているわけですね。

本のページを切断・裁断せずに済む「非破壊自炊」とは?

いまはこういったことも出来るわけなんですが、ここにひとつの問題があるわけです。

「出たばっかりの新刊を買う」>非破壊自炊をする>古本屋に売る。

この流れの中で作家さんだとか流通業者は全くマージンを得ることが出来ません。利益は全て中古本屋に行ってしまうわけなんですね。

つまり、もう出版物は作者だとか出版社だとかの手ではコントロール不可能なところまで流通形態が進んでいるわけです。これがメリットと出るかデメリットと出るか。それは問題なのでしょうが、こうして中古市場に流通してしまった「出版物」という商品から、利益が上がらない以上、作家、出版社側としては、別な商売の方法を考えざるを得ないということになります。

例えば、作家さんを引きずりまわして「サイン会」で本を売るとか、作家さんの講演活動をするとか。

作家/出版社=本を作って売る人々

という公式はもう成り立たなくなるのですね。

もう「本を作って売る」という事業がビジネスとして成り立たず、ビジネスのひとつの手段としてしか存在しないという現実があるわけです。あくまでも、著作物というのは「文化の副産物」に過ぎなくて、「文化をどうビジネス化するか」ということが課題になります。

いまや音楽産業はCDなどのメディアの販売では成立できないことをはっきり自覚しているわけなんです。

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ちなみに「著書がある」ということは、その「作者」にとってはひとつのシンボルなんです。たとえ、ワタクシが「貧乏人・島謙作」のブログをいかに工夫しても、何のアイコンにもなりません。しかし、このブログを「著作物」としたい、というごく奇特な編集者がいて、間違って1万部でも刷ってしまったら、ワタクシのアイコンのレベルは確実に上がるということなのです。

だから、素人が簡単に「デジタル出版ができる」からと言って、作者のレベルが上がるわけではないのですよ。

システム屋とゼネコンと

2011-12-14 15:44:41 | 日記
以前、東京駅の近くで日曜日に仕事していたら、担当営業が顔を出してきた。高島屋のカミブクロを下げている。これから配線の手伝いだとかで、何故かカミブクロの中身は一升瓶だ。

新築のビルというのはオーナー(大家)に引き渡すまではゼネコンの持ち物なのだそうだ。もちろん大家としては引渡しの翌日から店子(ユーザ企業)に入居してもらいたいわけなので、必然的にケーブル屋だとか内装屋は引渡し(引渡し)の前から仕事をしなければ、引渡し翌日の引越しに間に合わないのですね。

つまり、これら「ユーザ企業」のオーダーは大家の監督の下で動くわけではなく、引渡し前のゼネコンの管理の下で動かなければならないわけですね。

ということで、ここに色々とゼネコンさんの無理難題というのが押し付けられてくるのです。

例えば、システム屋の担当者が千葉の端っこに住んでいても、現場が神奈川の奥地にあったりすると、

「8時の集合時間で朝礼に出てラジオ体操しないと現場に入ることはまかりならず」

なんてことがあって、担当者は泣く泣く始発電車で神奈川の奥地に出かける羽目になるわけです。まぁ件のセールスマン君もゼネコンに「ご挨拶もなく来た」ということで「親方さん」の逆鱗に触れたそうで、一升瓶一本もって行く羽目になるわけです。

もっとも、現場には元受のゼネコンのプロパーなんてのは若い兄ちゃんが数人プレハブに詰めているだけで、進捗管理をしているだけで、本当に現場を管理しているのは、この手の「親方さん」達なんですね。

まぁどこかの業界と全く同じ構造。

ディスクがオッバイです。

2011-12-14 11:16:10 | 日記
昔まだパソコンと言えばPC9801しかなかった時分、command.com にバイナリエディタを使ってパッチを当てるということが職場で流行った。

中には「名古屋DOS」なんてのを開発するやつも現れて多いにみんなにコピーして歩いていたのもいたくらいだ。ご丁寧にもMSDOS.SYS なんかにもパッチが当たっているから、このディスクで作ったシステムは全部名古屋弁をしゃべる。

バイナリパッチは結構難しいもので、あらかじめメッセージのポインタアドレスが決まっているから、文字数をピッタリ合わせなければならない。

もっともこれが流行ったのは客先であり、「名古屋DOS」を開発しはたのも客先のプロパーだった。プロパーじゃなくて派遣プログラマーとしてはそこまで暇じゃないから、仕方がないので手軽なパッチを当てることにした。

「ディスクがおっぱいです」

文章を書くのにどのデバイスがよいか。

2011-12-14 11:13:49 | 日記
じつはこの文章はiPod にBluetoothのキーボード使って原稿を書いているんですね。
本当はキングジムのポメラでも買おうかって時に見つけたデバイスなんですが、非常に小型でそこそこ使えるのです。
ってことでいつも出かける時に持ち歩く習慣ができたのです。しかし、まぁ
Mac キーボードだからすごく使いづらい。まぁ慣れのせいなのであまりきにしませんがね。
ところで、文章をキーボードで書くときに随分文体が違ったりするものなのです。不思議ですね。絶対にこういったチッコイデバイス使う場合は、文章全体が
非常に短い。だから、必ずこういうデバイスで書いた文章はシンプルでいいのですが、なんとなく物足りない。ということで、結局はノートPCで推敲なんかしてしまうわけです。

なぜかデスクトップ用のキーボードは画面とキーボードとの間が広いので長文を書くのはあまり好きではありません。なんとなくですけど、ノートブックの方がタッチタイピングに自分では向いているような気がします。

それから、こういうチッコイデバイスの場合、頭がいいのか悪いのか、勝手に予想変換してくれるので、ひどくウザイ思いをします。

理想の入力デバイスってなんなんでしょうね。まぁそこそここのキーボードも使いやすいから気に入ってはいるんですが。

(遭えてPCでの推敲なし)