10月の短歌教室へ出席しました。
その前に提出しておいた それぞれの宿題に先生の評が下されます。
私も、ノリが悪かったとか、うまく出来なかったとか
言い訳だらだらの五首を送り、先生からの鉄槌(?)を頂きました。
①原作・青空を映し豊かな水辺なり白さぎ立ちて水面を見つむ
添削・青空を映し豊けき水辺なり白鷺立ちて水面を見つむ
《和名がある場合は漢字を使うこと。ほかの花や樹木なども…》
②原作・涼し風背に受けながらビール飲む明日の事など誰も解らぬ
添削・涼風を背に受けながらビール飲む明日の事など誰も解らぬ
《明日は明日の風が吹く。思い患うことなかれ、ですね。
一杯のビールは格別ですね》と分かって下さいました。
③原作・音高く大きく羽を広げたり水辺のさぎがふいに飛び立つ
添削・音たてて大きく羽を広げたり鷺は水辺をふいに飛び立つ
④原作・「来年は楽しく来てよ」つぶやきつカレンダー広げ真白き日を見る
添削・来年は佳き日多かれ願いつつまだ新しきカレンダー広ぐ
《穏やかで幸せ多くありますようにと願ったことを、強調しましょう》
⑤原作・黄金の稲穂が風になびくとき幾万の祖先苦労を偲ぶ
添削・黄金の稲穂が風になびくとき田仕事をせし母を憶へり
田圃を眺めていたら、田仕事をしていた若い母を思い出しました。
そうしたら、母だけではない沢山の年寄りたちの顔を思い浮かべました。
《母のみにあらず、苦労は万民に、機械なき頃さぞ辛かりし…》
先生は分かって下さいました。
今月は以上です。
散歩をすることが多かったので、外を詠んだ歌が多かったです。
もっと、自然をたくさん詠みなさい、そうしたら心も詠めるようになります。
とのこと…はい、精進いたします。