この1ヶ月余り(前のブログを入れるともう少し長いですが)主に
実に厄介な、『いじめ』について書かせていただきました。
当初の目的は、長いいじめ経験の当事者として、現代社会の
子供を取り巻くありがたく無い状況や、低年齢化、陰湿化を遂げた
いじめそのものの実態や、その背景に潜む問題点を 多くの人に
を知っていただきたい、というものでした。
とはいえ、正直、経験を全て書くとす . . . 本文を読む
前回の続きになりますが、まい親子のいじめの経験の詳細の
お話からになります。
カウンセリングから数年もの間、多くの子が時に被害者に、
また別な時には加害者になり、双方が傷つくのを見てきました。
この時に暗躍していたのが、1年の時既に頭角を現していた数名の
子供でした。
彼らは上手く周囲を騙し、子分を使い、影で糸を引く…。
そう『見えない階級』のトップに君臨して . . . 本文を読む
衝撃の?カウンセリングから数年間、残念ながらいじめに
消極的な担任と小学校の姿勢に正直、期待も持てずに諦めていた
まい親子に三村先生の登場は、なんとも明るい兆しに思えました。
新しいクラスにもなれた頃、三村先生とお会いした際に
三村先生『最近、心を開いてくれる時があるんですよ。まだ完全にっていう訳には
いかないみたいだけれど。』
と笑顔で仰ってくださ . . . 本文を読む
見た目には落ち着いたかに見えたと言われた息子でしたが、
正直なところ、他人との関わりに臆病になった様に私の目には
映りました。
そして注意深く見守りながら数年の後、その時の担任の先生に、
『教師を試している』
との指摘を受けたのです。
そう、案じていた通り、彼の心の奥に潜んでいた不信感はその後も
蓄積され続けていたのです。
息子がそこまでに至った経緯を詳しく . . . 本文を読む
息子は、やはりまだ幼かったためか、幼稚園の頃の『理由無き暴力』
の経験からか、とても他人の意地悪にも厳しかったのです。
悪を許せない為いじめっこと戦い、何度もターゲットにもなりました。
(この事だけはまだ良かったのですが。)
その事実を受け止め、しつけの見直しを模索し始めました。
『他人の過ちをを許す』
この大事なことを、まだ小学校2年生の息子に叩き込むのはそんなに
. . . 本文を読む
佐々木先生「そうですか。わかりました。」
カウンセリング無事終了の報告をした際の佐々木先生の反応は、
実にあっさりとしたもので、少し気負っていたまいは拍子抜けし、
そのまま特に詳しくお話しする事も無くお別れしていました。
『(息子には)何処にも異常がない。』
その言葉を受け、安心した反面、
『壊れそうな彼女を追い詰めたくない』
そんな気持ちが湧いてきました。 . . . 本文を読む
気が付けば、カウンセリングも終了となり、ほっとする反面、
さて、佐々木先生とどう接しよう・・・。
という思いが胸の奥にふつふつと沸いてきました。
『息子には何の問題も無い。』
そのお墨付きを頂き安心したものの、正直それをどう担任の先生に
報告すればいいのかとの思いが過ぎりました。
多動児や暴力を振るう子供の荒れたクラスで、孤軍奮闘している
担任の佐々木先生。
. . . 本文を読む
高原先生「息子さんは全く問題が無いという結果を、担任の先生に伝えて
宜しければ今後の事を含めて、直接私の方からお話しを
しようと思いますが、どうしますか?」
高原先生の言葉の端はしから、それが担任の先生に対する苦情とに
なるかも知れないのが読んで取れました。
『関係が悪化するかもしれない』
心に浮かんだこの思いを消す事が出来ず . . . 本文を読む
高原先生「一応、最後に精神科の先生の簡単なテストを受けて
いただきたいのですが。」
そして2週間ほどしたある日、テストの当日を迎えました。
少し早めにカウンセリング室に到着すると、もう既にお医者さんは
到着されていて、直ぐにテストとなりました。
紹介されたお医者さんは これまた優しそうな、まいと同世代くらいの
男性でした。
肝心のテストの内容ですが、 . . . 本文を読む
「楽しかったねあの先生、たくさんお話聞いてくれたよ」
と無邪気に喜ぶ息子と相対的に、『心配は無いでしょう』といわれたものの、
今後の子育てに少し不安を感じて家路につきました。
そして、その後2回のカウンセリングを受けたある日の事・・・。
高原先生「これで一応終わりになるのですが、一応、最後に精神科の先生の
簡単なテストみたいなものを受けていただきたいのですが . . . 本文を読む
高原先生「確かに頭の良いお子さんですが、それはまだ早かったかなあ。」
と、声を上げて笑う高原先生の言葉に、
【そうか、息子はまだ2年生だったんだ】
という当たり前の事に、まるで初めて聞いたような衝撃を受け、少しの間
言葉を失いました。
ま い 「自分の意思をしっかり持った子なので、今までそれが特別な事とは
考えたていなかったかもしれません . . . 本文を読む
高原先生「・・・(担任の先生は)未婚の先生でしょうか?」
高原先生の予想外の質問に戸惑いながらも、担任の佐々木先生の
普段の様子を思い浮かべながら感じていた事を正直にお話しました。
まだ若くて一途で、ゆとりの無い様子。
色々な場面を見て自然と感じた、既婚かどうか定かではないけれど、
お子さんはまだ居ないかもしれないと思った事な . . . 本文を読む
高原先生「ただ、少し気になることが・・・。」
まい「気になること、ですか?」
1回目のカウセリングが問題なく終わると内心ほっとしていたまいは、
高原先生の言葉に少し不安を覚えました。
笑顔の消えたお顔で先生は言葉を続けます。
高原先生「息子さんとお話して気が付いたのですが、精神年齢が少し
高いと思い様ですね。
大体、普通の2歳くらい上をいって . . . 本文を読む
高原先生「そうですか。お話は良く分かりました。今から息子さんと二人で
お話させていただきますので、暫くお待ちいただけますか?」
そして息子は少し心細そうに、高原先生に促されるまま、少し奥にある
小さなお部屋へと消えていきました。
残された私は 下の子と2人、いくつかの玩具と共に大きな会議室で
待たせていただきました。
だだっ広い会議室に取り残され、なんとも落ち . . . 本文を読む
高原先生の優しい笑顔に、何だか場違いな気がして肩身の狭さを
感じていたまいは心底ほっとしました。(笑顔だけでもこの効果。流石です。)
高原先生「初めまして。高原です。先ず、お母さんからお話を聞かせて頂いても良いですか?」
簡単な挨拶の後、直ぐに高原先生とまいの面会になりました。
高原先生「それで、今日はどうされましたか?」
にこにこ笑顔の高原先生の言葉に、てっきり詳細が学校から報 . . . 本文を読む