宮城県気仙沼港に冷凍マグロ84トン水揚げされた(2003.6.3)。気仙沼は近海マグロ漁の基地であり、新鮮な生マグロは全国に出荷される。しかし、気仙沼には2年も3年もマグロを保存する超低温冷凍倉庫はない。冷凍マグロが気仙沼に入荷しても、すぐに売り切らないとならない。仲買人に足下を見られて安く買いたたかれるので、気仙沼に冷凍マグロの入荷するのは、せいぜい年に数回、それも少量である。気仙沼に冷凍運搬船が冷凍マグロを積んで入港するのは、気仙沼では大ニュースである。
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気仙沼港所属の遠洋マグロ延縄船が漁獲したマグロやカジキなど84トンを積んだ冷凍運搬船が、気仙沼市朝日町の商港岸壁に入港し、6月3日に水揚げする。冷凍運搬船による地元遠洋マグロ漁船の本格的な母港水揚げは今回が初めてである。地域水産業を取り巻く環境が一層厳しくなる中で、地元関係者は「母港水揚げの新たな推進力になる」とみて、冷凍運搬船による母港水揚げの増進に期待している。
気仙沼市魚市場前の山代水産(畠山昭四郎社長)所有の第18千代丸(409トン、畠山光裕漁労長ら23人乗組)が、2月から5月にかけて太平洋ソロモン諸島沖で漁獲した。メバチマグロ346匹(8トン)、キハダマグロ2809匹(47トン)、ビンナガマグロ1390匹(20トン)とカジキ類174匹(8八トン)などが,第18千代丸の漁獲物である。
漁獲物は、遠洋マグロ漁船に漁具や日用品などを届ける東栄リーファーライン(本社・東京)所有の冷凍運搬船はつかり(2712トン、江田茂船長ら19人乗組)に洋上で積み換えられ、5月31日に気仙沼へ到着。6月2日に入札があり、清水、焼津などと遜色のない色ない価格になった。
気仙沼港では、過去にも転載船による母港水揚げが何度かあったが、静岡県の清水・焼津、神奈川県三崎などへ水揚げした残りがほとんどである。気仙沼への、マグロ類を主力とした本格水揚げは今回が初めてとなった。山代水産の畠山正明専務は「地元関係者からの要請があった。ちょうど漁獲物が転載船の降ろしやすい場所にあり、数量や在庫状況などの面で水揚げしやすい条件がそろった。今後も地元買い受け人の需要があれば、母港水揚げをしたい」と話している。
地元遠洋マグロ漁船の誘致に力を入れている気仙沼漁協は「冷凍運搬船による水揚げを機に、遠洋マグロ漁船の母港水揚げが増えてほしい」と願っている。
気仙沼港への母港水揚げは、2000年(平成12)年度が4隻で364トン(2億3800万円)、2001年度が1隻で2.7トン(145万円)、2002年度が2隻で233トン(1億1500万円)であった。
(三陸河北新報)
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東栄リーファーラインのPR(2007.6)
●冷凍運搬船
当社(東栄)が運航する超低温マグロ専用運搬船の隻数は現在17隻。世界中でも50隻に満たない小さなマーケットですが、ゆるぎないブランドです。7つの海を結んだトビウオマークの年間の運送実績は全体の40%を優に超えます。世界一の集荷力は他社の追従を許しません。お客様の大切な冷凍マグロをいつでも、どこからでも安全に運びます。
●集荷と同時にえさ、資材も提供
東栄リーファーラインは、冷凍マグロの集荷、えさと資材の販売もします。マグロ関連事業のあらゆるニーズにお応えします。東栄リーファーラインはお客様の事業を強力にサポートします。
●交代船員も提供
外国人船員についてはそれぞれの母国で奨学金を賦与し、乗船後も優秀な船員には学校に戻り、中級・上級教育を受講できるように委託契約しています。このように、東栄リーファーラインは、船員の教育と養成により、積荷の品質保持と安全を徹底しています。
●野菜も給油もOK
野菜の託送輸送も安心です。廉価で良質な燃油の洋上補給は遠洋マグロ漁船の必需品です。
●外国漁船から日本へ直送
東栄リーファーラインは、冷凍マグロの委託輸入業務も活発に行っています。各漁船主から冷凍マグロの日本国内への販売委託を受け、当社海運部門と密接に連携し、日本国内港での水揚げ、品質の見極め、価格交渉を行い、通関から代金決済まで責任をもって、終始一貫したきめ細やかなサービスを提供しています。
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気仙沼の近海生マグロは非常においしいが、値段が高い。安いマグロ料理はまずい。まずいマグロは、安い冷凍マグロを清水から陸送し、冷蔵庫で保管して、食材とするからである。
気仙沼の安いマグロは、仙台・東京のスーパーで安売り特売の冷凍マグロと同じものである。
冷凍マグロの7割はまずい、と漁業関係者は断言する。解凍方法とか調理方法の問題ではなく、もともとまずいのが7割である。どこで、どのように漁獲しているのか分からない、便宜置籍船のIUU漁業の安物マグロなので、おいしいマグロは少ない。
冷凍運搬船「はつかり」はどういう素性のマグロ運船であれ、気仙沼のマグロ漁船の漁獲したマグロが気仙沼に入荷するのは喜ばしいことではある。
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気仙沼港所属の遠洋マグロ延縄船が漁獲したマグロやカジキなど84トンを積んだ冷凍運搬船が、気仙沼市朝日町の商港岸壁に入港し、6月3日に水揚げする。冷凍運搬船による地元遠洋マグロ漁船の本格的な母港水揚げは今回が初めてである。地域水産業を取り巻く環境が一層厳しくなる中で、地元関係者は「母港水揚げの新たな推進力になる」とみて、冷凍運搬船による母港水揚げの増進に期待している。
気仙沼市魚市場前の山代水産(畠山昭四郎社長)所有の第18千代丸(409トン、畠山光裕漁労長ら23人乗組)が、2月から5月にかけて太平洋ソロモン諸島沖で漁獲した。メバチマグロ346匹(8トン)、キハダマグロ2809匹(47トン)、ビンナガマグロ1390匹(20トン)とカジキ類174匹(8八トン)などが,第18千代丸の漁獲物である。
漁獲物は、遠洋マグロ漁船に漁具や日用品などを届ける東栄リーファーライン(本社・東京)所有の冷凍運搬船はつかり(2712トン、江田茂船長ら19人乗組)に洋上で積み換えられ、5月31日に気仙沼へ到着。6月2日に入札があり、清水、焼津などと遜色のない色ない価格になった。
気仙沼港では、過去にも転載船による母港水揚げが何度かあったが、静岡県の清水・焼津、神奈川県三崎などへ水揚げした残りがほとんどである。気仙沼への、マグロ類を主力とした本格水揚げは今回が初めてとなった。山代水産の畠山正明専務は「地元関係者からの要請があった。ちょうど漁獲物が転載船の降ろしやすい場所にあり、数量や在庫状況などの面で水揚げしやすい条件がそろった。今後も地元買い受け人の需要があれば、母港水揚げをしたい」と話している。
地元遠洋マグロ漁船の誘致に力を入れている気仙沼漁協は「冷凍運搬船による水揚げを機に、遠洋マグロ漁船の母港水揚げが増えてほしい」と願っている。
気仙沼港への母港水揚げは、2000年(平成12)年度が4隻で364トン(2億3800万円)、2001年度が1隻で2.7トン(145万円)、2002年度が2隻で233トン(1億1500万円)であった。
(三陸河北新報)
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東栄リーファーラインのPR(2007.6)
●冷凍運搬船
当社(東栄)が運航する超低温マグロ専用運搬船の隻数は現在17隻。世界中でも50隻に満たない小さなマーケットですが、ゆるぎないブランドです。7つの海を結んだトビウオマークの年間の運送実績は全体の40%を優に超えます。世界一の集荷力は他社の追従を許しません。お客様の大切な冷凍マグロをいつでも、どこからでも安全に運びます。
●集荷と同時にえさ、資材も提供
東栄リーファーラインは、冷凍マグロの集荷、えさと資材の販売もします。マグロ関連事業のあらゆるニーズにお応えします。東栄リーファーラインはお客様の事業を強力にサポートします。
●交代船員も提供
外国人船員についてはそれぞれの母国で奨学金を賦与し、乗船後も優秀な船員には学校に戻り、中級・上級教育を受講できるように委託契約しています。このように、東栄リーファーラインは、船員の教育と養成により、積荷の品質保持と安全を徹底しています。
●野菜も給油もOK
野菜の託送輸送も安心です。廉価で良質な燃油の洋上補給は遠洋マグロ漁船の必需品です。
●外国漁船から日本へ直送
東栄リーファーラインは、冷凍マグロの委託輸入業務も活発に行っています。各漁船主から冷凍マグロの日本国内への販売委託を受け、当社海運部門と密接に連携し、日本国内港での水揚げ、品質の見極め、価格交渉を行い、通関から代金決済まで責任をもって、終始一貫したきめ細やかなサービスを提供しています。
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気仙沼の近海生マグロは非常においしいが、値段が高い。安いマグロ料理はまずい。まずいマグロは、安い冷凍マグロを清水から陸送し、冷蔵庫で保管して、食材とするからである。
気仙沼の安いマグロは、仙台・東京のスーパーで安売り特売の冷凍マグロと同じものである。
冷凍マグロの7割はまずい、と漁業関係者は断言する。解凍方法とか調理方法の問題ではなく、もともとまずいのが7割である。どこで、どのように漁獲しているのか分からない、便宜置籍船のIUU漁業の安物マグロなので、おいしいマグロは少ない。
冷凍運搬船「はつかり」はどういう素性のマグロ運船であれ、気仙沼のマグロ漁船の漁獲したマグロが気仙沼に入荷するのは喜ばしいことではある。