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Drinking Again

OYAZI DIARY Ⅱ 断崖絶壁編

野球界の再編とサッカー6/6

2004-08-04 | Soccer
サッカーがプロ化して10年が経ちました。
幸いなことにファンの関心は、サッカーが持つ魅力そのものに集中しています。
サッカーファンは、試合とテレビが違うことを知っています。
サッカーファンにとって試合に行ってナンボです。試合に行かないサポーターはサポーターではありません(あまりにも当たり前なことなので文章に書くとヘンテコです)。
サッカーにおけるゴールシーンは、それだけとってみればたいして面白いものではありませんし、ニュースで結果だけ聞いても、それがサッカー本来の面白さとはなんの関係もないことはみんな知っています。
プロ野球はいつしかメディアのコンテンツに堕してしまいましたが、サッカーファンがこれらことを忘れない限り、野球がたどった道を通ることはありえないでしょう。

そしてサッカーは幸運なことに世界と直接つながっています。
プロ野球が日本という狭い世界で自閉してしまったのに対し、日本のサッカーは世界の中のサッカーでもあるということは、このスポーツがわれわれ皆に共通する物語や伝説を紡いでいく上で、強力な役割を果たします。

ワールドカップやアジアカップにおける外国チームとの戦いは、国民全体の関心となります。そこでの真剣勝負は、たんなる一チームの戦いではなく、「代表」の戦いとして、国全体が共通に経験する戦いとして、偉大な勝利、輝く栄冠、奇跡的なプレー、そして悲惨な敗戦、馬鹿げた失敗、予期しない事故、これらの出来事ひとつひとつが、記憶にとどめられ、物語られ、歴史(伝説)になっていきます。
その中では愚かな指揮官による愚かな戦いですらも、われわれの体験の一齣として蓄積され、これからもことあるごとに取り上げられ吟味され噛みしめられ伝承されていくでしょう。

すでにわれわれはドーハの悲劇とジョホーバルの歓喜という2つの伝説を持っています。
はたして野球にこのような歴史は刻まれているでしょうか。
ワールドカップのベルギー戦、ロシア戦に匹敵する国民的歓喜とトルコ戦における寂寞とした敗戦を経験しているでしょうか。
あるいはこれからそのような機会がめぐってくるでしょうか。

ジャイアンツの勝利の記録はジャイアンツファンだけのものですし、稲尾の西鉄の3連覇、阪神の85年は、それぞれのファンの喜びにとどまります。
かって野球が相撲と並ぶ2代国民的スポーツであった時代、たしかに長嶋茂雄という伝説的人物を産み出しましたが、戦いの場を与えられなかった彼の物語は、国民的スターとしてのそれではあっても、戦いの歴史を彩る英雄伝説とはなりえないのです。
落日のプロ野球がこのことに気がつき、五輪にその舞台を求めようとしても、もはや手遅れでしょう。

わたしが日本のプロ野球に感じる浅薄さ、歴史の長さに比べて真面目に受け取るのに値しないと感じるのは、いつも野球そのものが脇に追いやられ、別の枝葉のことがらばかりが議論されていると感じからです。
古田選手会会長を応援しつつも、野球にかかわる人々が野球を真面目に考え、野球をそのものを大事にしていこうとしないかぎり、日本のプロ野球は滅亡にむかうだけだろうと断言できます。

われわれはサッカーそのものを大事にしたい。
サッカーそのものを観て、歓喜して、ブーイングして、嘆き悲しみたい。
そうしてわれわれがサッカーの魅力を夢中になって喋っているうちに、われわれの歴史や伝説に幼い頃から育まれた若い人々が現れ、サッカーにまつわるさまざまな思いを美しい言葉に結晶させ、海外の先達に負けない作品をわれわれの前に提示してくれる日を待ちたいと思うのです。

野球界の再編とサッカー5/6

2004-08-04 | Soccer
日本の野球は、結局これまで、たいした物語や作品を生み出すことができませんでした。野球ファンの誰もが共通に持つ伝説を生み出すことができませんでした。

ファンの一人ひとりの精神に刻み込まれた特定のスポーツに関する記憶が、そのうちの誰かによって形を与えられてさまざまな物語を産み、その高度に結晶したものが文学であるとするば、野球はいまだその名に値する結果を生み出していません。
その理由の一端は、この国の野球の隆盛が、本来の野球の魅力を矮小化した小箱の中で踊る芸能に基づくものでしかなかったとことと深い関連があると思えます。

たしかに「江夏の21球」(山際順二)や、「監督」(海老沢泰久)といった優れた作品がありますが、野球の長い歴史を考えれば、不毛といってもいいでしょう。
サッカーはJリーグの10年という短い時間の間に、すでに「決戦前夜」(金子達人)や豊田充穂の数々の著作を生み出しています。両氏の作品だけでも、質において野球界の生み出したどの作品に較べても遜色ないものだと思います(金子達人氏の現状がどうあれ、初期の作品は評価に値します)。

アメリカはなんといっても聖書とベースボールの国です。「老人と海」や「すばらしきアメリカ野球」やロジェー・エンジェルのエッセイに現われるアメリカの野球は、アメリカ人の精神に刻み込まれたこのスポーツへの思いの自然な発露であり、野球がこの国の国技であることを実感させてくれます。

はたしてわれわれの国のスポーツを扱って、これらの作品に匹敵するものがこれから産み出されることがあるでしょうか。

私には、サッカーでは起こりえても、野球には起こりえるとはとうてい思えません。
日本では野球はあいかわらずテレビ番組であり続けるでしょうし、スポーツ新聞はくだらない浪花節のタレ流し続けるでしょうし、そうやって野球そのものも衰退の道をたどることでしょう。

ついでにいうとサッカーを扱うスポース紙の記事は、野球の文脈でサッカーを語ろうとして語るべき言葉を見つけることができないでいます。無謀にもそれをテレビでやろうとしたのが、角澤氏のあの奇怪な実況中継でしょう。

野球界の再編とサッカー4/6

2004-08-04 | Soccer
今回の野球界の騒動は、簡単に言うと、みんなが野球を大事にしてこなかったことのツケがまわってきたのだと思います。

野球そのものは魅力的なゲームです。
やるのも楽しいし観るのも楽しい。
だからこそ、これだけのファンが今日まで野球を支えてきたのでしょう。
ですが、その魅力を誰がきちんと伝えようとしてきたでしょうか。

テレビで観る野球。あれはほんとに野球の魅力を伝えようとしているんでしょうか。
そうだという人がいたら聞きたいのですが、試合の途中からはじまり、ほとんどの時間、画面の中の投手と捕手と打者と主審とバックスタンドの観客と売り子を眺めていなければならないあの画像が、野球の本当の姿なんでしょうか。魅力を伝えようとしているとしても、そのごく一部に過ぎないんではないでしょうか。

スポーツ新聞の記事で読む野球。あそこには安っぽい浪花節とゴシップ以外になにがあるんででしょうか。
身内が亡くなったり、結婚記念日だったり2000本目のヒットを打ったということと野球の魅力とどんな関係があるんでしょうか。

日本のプロ野球の最大の失敗は、野球をテレビで観るものにしてしまった点にあります。

プロ野球の隆盛はテレビの普及と足並みをそろえています。昭和30年代にテレビが普及し始めたとき、野球の持つ魅力を切り取って番組として放送することにより、大量のファン獲得に成功しました。その最良のコンテンツが巨人軍であったことはいうまでもありません。

ただしこの経過の中で、テレビ番組としての魅力と、野球そのものの魅力とを同一視してしまった感があります。
他の番組との競争に際して、目指した方向は野球本来の魅力の追求ではなく、なにかほかのもの(それがなにかは私にもわかりません。野球中継の担当ディレクターなら知っているかもしません)を目指して手を替え品を替えデコレーションし、しまいにはバラエティ番組だか金持アスリートの数字の競争だか引退選手の会話訓練だかわからないものにしてしまい、それでもって視聴率競争にうちかとうと血道をあげることになりました。

しかし第一番目に重要なのは、テレビ番組を好きになってもらうことではなく、野球を好きになってもらうことであったはずです。
そのためにはまず球場に来てもらうこと、それが最初に考えるべき策であったはずです。
関係者がどれだけそのことを自覚し努力してきたか。
放送媒体を持たないために人気の点で圧倒的不利な立場に立たされたパ・リーグでは、特にその自覚と努力が必要だったはずですが、はたしてその点どうだったのか。
読売のおこぼれを物欲しげに眺めているオーナー連の姿を見れば、そういう自覚や努力があったとはとうてい思えません。
いまだに続けている観客数のいい加減な出し方や、野球好きをスタジアムから遠ざかる原因であるあの騒音(応援)に無感覚であり続けられるというのも、その点の自覚のなさのあらわれでしょう。

野球界の再編とサッカー3/6

2004-08-04 | Soccer
ただし、現実問題としては、ストは起こりえません。

ストの実現性がすこしでも出てきた途端、反ストライキ・キャンペーンがスタートして選手会を圧迫するでしょうし、経営側も試合中止による目の前の経営的ダメージを考えれば放置するわけにはいきませんので、スト直前に、双方とも妥協せざるをえないでしょう。

妥協点は、選手の年俸上限枠の設定と1リーグ制の1年又は数年の延期、それと新規参入会社の条件緩和あたりでしょうか。

近鉄とオリックスの合併は、近鉄側が手放したがっている以上、止めようがないと思います。
ライブドアによる近鉄買収がどうなるかは判断できませんが、おそらくどこかのタイミングで身を引くような気がします。

それにしても赤字を恥じることなく、逆に吹聴したがる社長はどういう人間でしょうか。40億もの赤字を出しながらどうにもできないというのは、自らの経営能力のなさの証左ですが、そんな人間に経営をまかせている会社に将来性はありません。近鉄が球団を手放すことは、それ自体としては、野球界にとっても悪いことではないはずです。

ただ不思議なのは、一連の議論の中で、経営に苦しむはずの球団各社の経営改善の努力が(巨人に擦り寄るという情けない方法以外)まったく報じられないことです。
必要ならば高額年棒の選手を全部放出して経費を大幅に圧縮し、年俸1千万台の選手だけのチームにしたっていいじゃないですか。改善の意欲も能力もない経営者たちが、球団再編は経営の問題だなんて言っているのを聞くと、ちゃんちゃらおかしいと思ってしまいます。

野球界の再編とサッカー2/6

2004-08-04 | Soccer
球団やリーグの再編阻止のためには、ファンの声だけではダメで、最終的な手段として選手会がストに訴えるしかないと思います。
その場合、私は古田選手会会長を断固支持しますが、残念ながらそれによってもたらされるものは、せいぜい再編の一時阻止、数年間の延期にすぎないでしょう。そしてそのことによって負う傷は、選手会、オーナー、ファンにとって甚大なものになると思われます。

日本では権利の行使としてストを行うことは(ことの当否はともかく)マスコミが嫌いますので、ストが始まった途端、猛烈な反ストライキ・キャンペーンが展開されるでしょう。報道パターンは容易に想像がつきます。
観客のいないガランとした球場、商売にならないと嘆く周辺の商店主、子どもの夢を台無しにしたと慨嘆する評論家、ナイターがなくなって退屈だとクダを巻く酔っぱらいのサラリ-マン。

メジャーのストの弊害(青天井の選手の年俸・人気の低下)を大々的に報道しながら、所詮は数億の年俸を稼ぐ選手たちのわがままにすぎないという論調にもっていくでしょう。

経営側は、こうしたキャンペーンに加えて、球団経営の厳しさを訴えつつ、一方で選手会の切り崩しを図ります。立場の弱い新人や2軍選手、アジア系外国人選手を使ったスト破りと試合の強行をちらつかせ、選手会を揺さぶるでしょう。

米国の場合は組合の強固な結束で最初のストを成功させ、以後強力な組合を築き上げることに成功しましたが、はたして日本でそれが実現可能かどうか。

いずれにしろ、ストをやった途端、大量のファンが野球を見放すのは避けがたいと思います。
ファンは選手と経営陣のいがみ合いを見たいわけではないので、もっと別の楽しみを見つけるでしょう。

真のファンはそんなことはしないというかもしれませんが、たいていの人はたちまちウンザリしてどうでもよくなってきます。どんなに人気がある歌手でも、歌うのをやめてプロダクションと裁判闘争をやっていては、長くは人気が続かないのと同様です。

野球界の再編とサッカー1/6

2004-08-04 | Soccer
私は野球はまったく見ませんが、阪神とダイエーのそこはかとないファンではあります。

福岡にいてダイエーを知らずに済ますことは不可能ですから、野手では松中、城島、川崎、投手では和田、新垣、山田、斉藤ぐらいは知っています。酒の場で、相手の話に相づちを打てるぐらいのレベルですね。

セ・リーグファンの方は、これでもよく知っている方じゃないかと思われるかもしれませんが、福岡の人ならこれぐらいは常識です。普通の女の子でも知っています。

福岡ドームには一度も行ったことはありません(7,8年前にアビスパ対ガンバのプレシーズンマッチを見に行ったことはあるけど(笑))。

阪神は野村監督になって以降は見てません。
監督がどうのこうのというのではなく、野球そのものに関心がなくなってしまいました。選手といえば井川ぐらいしか知らない。金本は、やっぱりカープのイメージだなあ。

そういえば去年の日本シリーズはダイエー対阪神でしたね。どっちが勝ったか印象に残っていません(ダイエーの4-3でしたね)。

プロ野球の再編が話題になっていますが、どうやらダイエーも当事者の一人になりかけているようです。これもあんまり関心がわきません。

あまりに経営側の論理で動き過ぎているということもありますが、そうでなかった時というのは、かってあったんでしょうか。話があまりにも浅はかで馬鹿馬鹿しいという感想しか出てこない。

日本のプロ野球は、ファンの声に応えて何かを変えるということをこれまでやってこなかったし、それが可能な仕組みも作ってこなかったし、これからもそういうことはやらないでしょう。

アビスパ勝利! 対横浜FC戦 (Away1-0) 

2004-08-02 | Soccer
アビスパ勝ちました。久しぶりです。5位浮上。
次は2位甲府と博多の森で決戦。
日曜夜7:00から。
行けるかなあ。
行きたいなあ。

今週はアジアカップ準決勝(もう明日だ!)と決勝。
来週は男女の五輪代表の予選リーグがはじまる。

いやめまぐるしいこと。
仕事もしないといかんのだけど。

ついでに拙い選手評を

2004-08-01 | Soccer
川口
観客を黙らせた! ザマーミロ
ついでにこれまでさんざん揶揄してきた日本人もなあ。
五輪代表で見たい!代表は楢崎でいいじゃん。
そうすると曽ヶ端がまた控えか。それは少し可哀想ではある。

田中
足首を負傷した模様。なんだかやつれたな。
お疲れさま。もう休んでくれ。  

田中→松田(115分-)
久々の登場。松山千春風。精力満々。次からスタメンで。

宮本
なんだかやつれたな。
インパール作戦従軍中の青年将校のたたずまい。悽愴。

中澤
縦横無尽

遠藤
「右の親指の爪が剥げた。それもあるけど、もうハーフタイムで交代しようかとも思った。 加地からボールが来た時、シュートを打ったけど、もうあれが限界だった。」
お疲れさま。もう休んでください。

遠藤→中田浩(56分-)
次からはスタメンで。それはそれで心配。

福西
なんだかやつれたな。ヒールの本領を発揮して省エネで相手を倒していくしかあるまい。

サントス
パス成功率がほとんどゼロではなかったか?
動きがないのでパスコースが限定されカットされやすいのは分かるけど。
それよりアリバイデイフェンスは止めてくれ。タックルしたのを見たことがないぞ。

加持
なんだかやつれたような。いや気のせいかも。
キミのことはよく知らないんで…。

中村
個人技で戦う試合になると本領発揮。最後まで一人で動いていた。でもほんとにやつれてるぞ。
「左足は痛くないことはない」って、それは痛いってことじゃないか。

鈴木
試合の終盤は幽鬼の形相。タフで真面目な選手だけに、誰か止めてやらないと…。

玉田
「左ヒザを痛めて、もうプレーしきれなかった。やっていくうちにどんどん腫れが出てきて、力が入らなくなった」
FWが一人欠けた…。

→本山(72分-) あんまり機能していないように見えたけど。

さて次のバーレーン戦、スタメンはどうなるんでしょうか。
FWは疲労困憊の鈴木を罰ゲーム(何のだよ)として出すんでしょうか。西との2トップ?
中村の左足や選手の蓄積された疲労は?
なんだか恐ろしいことになってきました。

アジア杯 日本1 ( 4PK3 ) 1ヨルダン

2004-08-01 | Soccer
アジアカップはじめて見ました。
日本代表はひどいひどいといわれていますが、その通りでした。
動けてないし、足下へのパスばっかり。
機能美も躍動感もない面白くないサッカーですね。
J2の1年目のアビスパみたいだ。
ヨルダンのサッカーの方が上でした。

でもサッカーは面白いもので、これでも勝ったり負けたりになるんですね。選手の経験や技術は日本の方が上のようですし。

暑さの影響は双方にあって、ヨルダンの選手もかなりきつそうでした。日本選手は前半からつらそうな表情の選手がいましたが(気のせいかな)。

こういう場合でも、チームに機能性があれば、最低限の動きを効率的にやって体力の消耗を少しでも防ぐことができ、チームの力もそれほど落ちないんでしょうが、個人で戦っている日本の場合は、連動性がないので無駄な動きが多く、消耗度とチーム力低下が余計に大きいような気がします。
セットプレーでしか得点が期待できないチームは面白くないですね。

ヨルダンとは、試合に負けて勝負に勝った試合でした。たぶんヨルダンは、あのワールドカッブ開催国で、ベスト16まで行った国に勝てると浮かれすぎたのが敗因でしょう。新興の国が、名前の通った強豪国(日本も少なくともアジアではそうでしょう)に、最後の最後で足下をすくわれるパターンで、よくある話です(もちろん川口のPK戦でのパフォーマンスは、まさしく彼だけが引き起こしうるサッカーの奇跡なんですが)。
ヨルダンが知らなかったのは、名前に負けてしまい、実は自分たちのサッカーの方が上だということ。オマーンにしても同じで、次にあたるときは、彼等はここで実感したこちらのレベルを踏まえた対策をとってくるでしょう。

問題は、その間、日本のサッカ-レベル向上が見込めないということです。なぜかは理由を挙げるまでもありません。
監督の馬鹿な選手起用のおかげで怪我人がもっと増え、さらにチーム力が低下することだって考えられます(Jのチームもこれからはいっそう選手を出すことに抵抗するでしょう。久保や柳沢が出なくてホントによかった)。

今回の試合を見て確信できたことは、次のオマーン戦は、相手を格上と思って引き分け狙いでいくしかないということ(U23に対して情け無いけど)。
運良く一次予選を突破できたとしても、2次予選はかなり難しい。
なんだか加茂ジャパンの末路を連想させます。
監督交代はしばらくないでしょうから、2次予選の最終局面で、交替できるかどうかの最後のチャンスがやってくるのではないでしょうか。前回はそれによって、かろうじてワールドカップ出場にこぎつけましたが…。
「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」という言葉がありますが、われわれはどうやらその喜劇モードに入ってしまったようです。


J2 後半戦展望8 モンテディオ山形(続き)

2004-07-31 | Soccer
過去の戦績
1999年 7位 勝点48 36試合15勝4分17敗 得点47 失点53 差-6
2000年 10位 勝点33 40試合11勝2分27敗 得点40 失点61 差-21
2001年 3位 勝点80 44試合27勝6分11敗 得点61 失点39 差22
2002年 11位 勝点35 44試合6勝17分21敗 得点29 失点57 差-28
2003年 8位 勝点55 44試合15勝10分19敗 得点52 失点60 差-8

山形といえば2001年の3位。
柱谷幸一監督(現京都)のもと、最後の最後まで昇格を争った年である。

最終戦で夢は潰え、仙台の劇的な逆転昇格となったが、あのときはほんとにどっちが昇格してもおかしくない状況だった。
この年は最後まで6チームが昇格を争う大混戦。いずれその時の記録をたしかめてみたい。

2002年は主力選手がいなくなり、下位に低迷。
2003年はスキャンダルに巻き込まれた監督を交替。
貢献者に対する仕打ちとしては?だったので、低迷が続くかと思ったら、今年は意外に持ち直してきました。

山形のユニフォームは黄色(アウェイ用かな)で、夜の試合では金色に輝いて見える。
はじめて見たのはアビスパがJ2に落ちた2002年の4月10日の博多の森。第8節。
J2なんて圧勝だぜと思ってスタートしたものの、3勝2分2敗と予想外の苦戦に、サポーターも不満が募り、不穏な空気が漂う中での試合だった(あのときはホント、ファンも選手も過信してたなあ。この2年半でずいぶんいろんなことを学びました)。

試合は開始早々先行され、追いつき、また先行されるというパターン。あきらかに山形の金色の方が躍動している。
1-2の状態で後半38分、アビスパがPK獲得。
あろうことかこのPKを盧廷潤(ノジュンユン)がはずしてしまう(!)。
直後のCKからの混戦で服部浩紀がシュートを決め、2-2に追いついたものの引き分け。
試合後、選手がサポーター席に挨拶に来たとき、韓国代表の赤いユニフォームが投げ込まれる。
選手達とサポ・グループとの言い合い。
怒った盧廷潤は退団表明。

戦力の落ちたアビスパで孤軍奮闘を続ける盧廷潤へのこの仕打ちはあんまりだったし、サポーターの醜い振る舞いは、落ち目のチームの常とはいえ、なんともいえず悲しいものだった。

幸い盧廷潤は怪我の治療後に復帰。
そのあとも監督の迷采配のもと、アビスパは迷走を続けるのだが、
思えばアビスパファンにとってこの頃が一番暗い時代だったように思う。

J2 後半戦展望7 モンテディオ山形

2004-07-31 | Soccer
監督 鈴木 淳
試合   24  
勝点   36
勝数   9
引分   9
敗戦   6
得失   0
得点   28
失点   28

最近5試合
○ 2 - 1 湘南
△ 0 - 0 甲府
× 1 - 3 大宮
○ 2 - 0 鳥栖
△ 1 - 1 川崎

上位の甲府、川崎に引き分け。大宮に敗れるも、下位の湘南、鳥栖にはしっかり勝っている。まあまあというところか。
得点13で大島秀夫がランキング4位。まだ24歳の若さ。

今後5試合
第25節  札幌(A)
第26節  京都(H)
第27節  仙台(H)
第28節  湘南(A)
第29節  甲府(H)

今日行われた札幌戦は勝ち(2-1)。
下位の札幌、湘南できちんと勝ち、上位グループの京都、仙台、甲府には負けないという粘り強い戦いを引き続きやっていくんだろうな。意外と大穴かもしれない。油断できない。

これでホームが4勝4分4敗、アウェイが6勝5分2敗。アウェイの方が得意というのは相手にとっては嫌なチームだ。

J2 後半戦展望6 大宮アルディージャ(続き)

2004-07-31 | Soccer
大宮といえばやはり2000年の失速が思い浮かぶ。
あの時上がっていればいまごろは…
いまごろはやっぱりJ2で再昇格を目指して戦っていたかのも知れないが、どうもあのとき上がれなかったことで、チームの勢いが年々失われ、J2の強豪チームがおとなしい中位のチームにランクダウンしたイメージがある。

過去の戦績は以下の通り。
1999年 6位 勝点51 36試合18勝1分17敗 得点47 失点44 差3
2000年 4位 勝点68 40試合23勝1分16敗 得点55 失点49 差6
2001年 5位 勝点78 44試合26勝6分12敗 得点73 失点43 差30
2002年 6位 勝点59 44試合14勝17分13敗 得点52 失点42 差10
2003年 6位 勝点61 44試合18勝7分19敗 得点52 失点61 差-9

失速の翌年の2001年も引き続き昇格争いに参加したものの、02年、03年は無縁に終わり、去年は、はじめて負数が勝数を上回った。また順位や観客動員数も甲府に抜かれている。退潮傾向にあるのはたしかだ。

今年は久々に巡ってきたチャンス。
浦和との埼玉ダービー実現をめざして、そこそこに頑張ってもらいたい。

(データはすべて甲府の公式から。とても便利)

J2 後半戦展望5 大宮アルディージャ

2004-07-31 | Soccer
大宮アルディージャ
監督 三浦 俊也
試合   24  
勝点   39
勝数   11
引分   6
敗戦   7
得失   8
得点   33
失点   25

最近5試合
○ 1 - 0 横浜FC
○ 2 - 0 湘南
○ 3 - 1 山形
△ 2 - 2 仙台
○ 3 - 0 福岡

前節福岡をボコりやがって2位浮上。
引分け一つをはさみ5連勝中。ここ5試合で平均2点以上の得点。
好調である。
バレーが11点で得点ランキング5位。
トゥットも加わりさらに強力に。

第7節に博多の森で大宮を撃破したときは(2-1 ロスタイムで逆転勝ちだ)、バレーが前線で孤立して負ける気はしなかったんだけどなあ。いったいアビスパはどうしたんだろう。

今後5試合
第25節  甲府(A)
第26節  鳥栖(H)
第27節  水戸(A)
第28節  横浜(H)
第29節  湘南(A)

次節の甲府戦(8/1)が大一番だ。
それを乗り切れば下位チームとの対戦が続く(順に9、10、8、11位 7/31現在)。一気に2位グループから抜け出す可能性も。
ううむガンバレ甲府、じゃなかった引き分けてくれ甲府と大宮。

DF 6 仲田 建二

2004-07-31 | Soccer
番号 6
ポジション DF
生年月日 1973年10月4日
身長/体重 180cm/77kg
血液型 O型
出身地 山梨県
経歴 韮崎高-青山学院大
VF甲府在籍 9年目
出場記録
(出場/得点) 2003年J2:20/0
J通算:142/5
ナビスコ・カップ通算:5/0
天皇杯通算:12/1

J2創設以来、ほとんどの期間を通じ、ヴァンフォーレ甲府の主将を務める。

20代半ばの選手としての最盛期を惨憺たる負けの続く最下位甲府で過ごし、昇格のきざしが見えてきた昨年、30歳を迎えた。

強くなりつつあるヴァンフォーレ甲府で、この選手はどんなことを考えているんだろうか。

だれかインタビューしてくれないかなあ。
もしそんな記事があったら教えてください。

ああ山梨県出身、地元の選手なのか。
ファンサイトとかないのかな。





まだまだ続く甲府の記事

2004-07-31 | Soccer
いや、私はアビスパ・ファンなんですが(笑)

後半戦展望というか、J2各チームについてコメントしよう思っているうち、試合がどんどん進んでしまいますね。まあいいや。

バロンが鹿島に移籍してしまいました。契約は前半だけだったとか。
うーん。大丈夫なんだろうか。おっとアビスパ戦にいなくなったんで喜ばなくちゃ。